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パッケージに包まれたなら(後編)

”きっと 目にうつる 全てのことは パッケージ”

1930~50年代は、パッケージや広告デザインも国家の強力な思想統制の下にありましたが、その中で独自の進化も遂げています。

また、この頃の食料品は、多くの場合は量り売り。適当な紙や新聞紙に包み、液体物は客が持参した容器に入れてもらう事が多かった時代です。

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キャラメルの包み紙も随分と物々しい。これは1949年の、革命32周年記念包装。

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左下は、革命35周年記念包装。

この時期のパッケージには、国家のシンボルが高い頻度で登場します。赤い星、鎌と槌、指導者たちの肖像、モスクワの大建築など。

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