阪神が優勝した。

そう阪神タイガースがARE、いや優勝したのだ。

名前ばかり有名な球団であるが、
優勝という栄誉にありつくのは実に18年ぶりの快挙。

ファン皆が待ちに待った瞬間だった。

かくいうせごも根っからの阪神ファンであり、
いまだに現実味がない悦びに浸っている。

せっかくなのでせごと阪神タイガースの歴史から話そう。

まずプロ野球の球団は東北の楽天、
福岡のソフトバンクのようにそれぞれホームがある。
ファンになるきっかけとしてゆかりのある地元球団だから
というのが最もオーソドックスである。
故に東京生まれ育ちの西郷が阪神ファンなのは少し驚かれたりする。

ファンになったきっかけはいくつかあって。
体格に恵まれないなか走力で一世を風靡した赤星憲広というスターが
野球を始めたての自分と重なって憧れの存在になったり、

家族がアンチ巨人だったり
(父が中日、兄がヤクルト、母はこのタイミングで阪神に)、
純粋に阪神が当時強かったり、虎のエンブレムがかっこよかったり、
寅年生まれだったり、、(母とせごが寅年)

そんなこんなでファンになったのは幼稚園の頃2003年あたりだ。
冒頭の18年ぶりの18年前というのが2005年でその優勝の記憶は
小学生のせごくんは家で発熱に襲われ朦朧とする意識のなかで
実家のソファーで見たものだった。
優勝を決めた瞬間に母親に抱えられ病院に連れて行かれるなか、
胴上げが走馬灯のようだったのをいまだに覚えている。

そこから物心がつくにつれて野球の知識や阪神愛も育っていった。
会報が家に届き応援歌を覚え、自分のお金でユニフォームやチケットを買うまでになった。

だがどうだ。
せごくんの成長に反比例するかのように阪神は優勝から遠ざかっていた。2010年、2021年と今年こそはという年も見事に優勝を逃した。
いわゆるV逸。
2022年には父親からの誕生日プレゼントでデイリースポーツが開幕から家に届いた。そんな時に限って前人未到の開幕9連敗の球団新記録を樹立。
毎日まけほーが届くサプライズ。
それでも「弱い時こそ応援するのが本物のファン」と心に刻みくる日も声援を送っていた。
Kpopオタクだった友達がひょんなことから虎党となり球場に足を運ぶ機会もさらに増えていった。

そして迎えた2023年、前回優勝監督の岡田彰布氏が監督に就任。
優勝をAREと称してシーズンがスタート。前任たちが育てた選手を活かし、勝つ野球を徹底した。その勝負勘と適材適所で水を得た魚状態の選手たちも力を発揮していった。

みるみる勝ちを重ねてAREまであと一勝。

阪神ファンである母親とせごはなんと大ファンの"のんちゃん"(能年玲奈)出演のあまちゃん10周年コンサートの公演日。 まじかよ。
苦し紛れにチケットを売りに出すも沈黙。
覚悟を決して我々は会場を後にし、HUBへと向かった。

試合の回を重ねるごとにフロア全体が活気だち、息を飲み、その時を待っていた。
球界を担う若手のスター"てる"(佐藤輝明)がホームランを放ち、試合は阪神優位にすすむ。
ついに守護神"岩崎"がマウンドに上がる。そして時はきた。ウイニングボールを"中野拓夢"が掴む。

やっとだ。やっと「ARE」、いや「優勝」したんだ。

母親とはもちろん、周りの阪神ファンとも歓喜の瞬間を分かち合った。
そこから監督インタビュー、胴上げと勝利者にのみ与えられた栄光を享受する。
4番としてチームを支えてきた"大山悠輔"の涙を見た瞬間に耐えられずせごくんと母は涙を流した。

嬉しくて泣いたのはいつぶりだろう。本当にこの瞬間のために応援してきて良かった。
もちろん優勝を経験できなかった世代の選手やスタッフたちにも最大の愛と敬意を贈る。

いわゆる推し活の中でも勝ち負けのある世界。
悔しい思いをしてきたからこそこみ上げるものがあった。本当におめでとう。感動をありがとう。

よぉやったでほんま、おーん。次はSORE?、日本一や。まだまだ夢の続きや。

オウ オウ オウオウ 阪神タイガースフレ フレフレフレ🐯


#野球が好き
#阪神タイガース
#野球 #ARE #阪神

この記事が参加している募集

野球が好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?