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川口ちゃんの衣装計画#105 透明感の研究

【2023年7月上旬の自問自答】


透明感、足すよりも邪魔しない方向で


こちらのカラー診断を受けてから自分の透明感についてめっちゃ考えている。

私、どうやったら持ち前の透明感が出るんだろう。

自分で自分の透明感がよくわからないからつい足し算的な思考になってしまうんだけど、すでに持っているのだとしたら、それを引き立てるとか、邪魔しないという考え方のほうがきっと良いんだろう。

透明感という言葉から、安直に清涼感のある素材や色合いを想像してしまうけど、そういうものを選べばいいってものでもない。

イエベ秋の人の中には、木々の紅葉のような色で透明感が出る人がいるだろうし、ブルベ冬の人の中には、蛍光カラーで透明感が出る人がいるんだろう。

要するに、私が身に着けて透明感を損なわないかが肝心なわけよね。まあ私はブルベ夏組なので、透明感というワードから連想する色味と、実際透明感が出る色は近いのかもしれないけど。

でも、なにもかも馴染む色にすればいいってものでもないよね。

例えばまつげや眉毛のメイク。ブルベ夏に合いそうなモーブとかブルー系のカラーマスカラってあるけど、それで本当に目元に透明感が出るのかというと
私はそうじゃない気がする。

私の毛の色は黒だから、黒以外を重ねてしまうとどうしても人工的に体毛を加工していることによる暑苦しさ、不自然さのほうが上回ってしまう気がする。乗せる色がいくら寒色でも、そこに涼しさや潤いは無いのではないか。

カラー診断レポの記事で触れたカラコンのことも、これと似ている話な気がする。色味自体は馴染む色でも、人工感が透明感を台無しにしちゃう。

なので私、まつ毛はアンミックスのツヤ黒マスカラをスタメンとして使おうと思う。(ちなみにネイビーのマスカラは白目がより白く見える効果があるらしいけど、どうだろう、違和感と透明感どちらが上回るのか。プチプラのマスカラでやってみようかな。)

アイライナーも同様に、まつ毛の延長線上でいたいのでアンミックスの黒をメインに使おう。

まあこれらは透明感メイクのときの話だけどね。印象チェンジしたい時は他の色も楽しみます。

黒い毛には黒、そうなると毛髪もやっぱり地毛くらいのトーンがいいよねえ。ブリーチハイライトとかかましてたけど、やってみてひとまず満足したし、また暗く染めるか。

ヘアメイクはなんとなくイメージできたけど、服と透明感の関係は、まだ全然ピンとこないなあ。邪魔しないという方向性でいくと、トレンド感のあるスタイルより、ベーシックでシンプルな方がいいのかしらね。清潔感があって。


透明感の湧きどころ


ところで先日、母と出かける機会があり、その際なんと私には透明感があるらしい!!と伝えたところ、「もしかして(透明感は)お腹の赤ちゃんからきてるんじゃない?」と言われた。

私は心底びっくりした。
え、てっきり私の魅力だと思っていたけど、私の魅力じゃない可能性があるんか?!?!

まあ人間は妊娠すると雰囲気や顔つきが変わる(それで子供の性別がわかるなんていう説もあるくらい)とは言われているけど、そんなことってあるんかいなと思った。

高校生の頃は友達から"死んだ魚の目をしている"と言われていた私にも透明感あるんだ〜!とちょっとテンションが上がっていたのに…まさかの他者由来の可能性が浮上してしまった。たしかに、赤ちゃんなんて透明感の塊だもんね…。でもそれがどうやって私に影響するというの?!

そういう非科学的なものはいまいち受け入れられない私だけど、ただ正直、納得の行く部分もある。なぜなら今は妊娠前と比べてホルモンバランスがかなり変わっているからだ。

妊娠すると、女性ホルモンの一つであるエストロゲンがめちゃ増える。

妊娠中期・後期(妊娠5~10カ月)の女性ホルモン
妊娠後期になると、エストロゲンとプロゲステロンがさらに増えます。どのくらい増えるのかというと、エストロゲンの数値は妊娠前の50〜1100倍ほどとなります。

ヒロクリニック妊婦さんコラムより


そしてそのエストロゲンというのは、肌の治安と大変関係がある。

エストロゲンは主に美肌作用があり、分泌量が増えるほどお肌の調子が良くなります。

アクセーヌライブラリーより


素人の知識なので外れてる可能性も大だけど、私の見立てではおそらくこのエストロゲン大分泌祭りのおかげで、安定期に入ってからの肌の調子が良い。ものっっすごく良い(※当社比)。大袈裟でなく、毎日スキンケアで自分の肌に触れるたびに、調子の良い肌ってこんなに柔らかくてふわふわ、もちもち、つるつるなんだなあと感動する。

妊娠前は自然光の下で写真を撮ると肌表面の細かいぶつぶつざらざらが見えたし、当然触れた時につるつるはしていなかったし、皮脂も出たしニキビもたくさんできていた。産毛も剃ってもすぐ生えてきた。

だけど今は全体的にふにょんとつるんとしている。産毛もほぼない。フェイスラインのニキビ痕の色素沈着も、新しくニキビができないおかげで再生が捗るのか、心なしか薄くなっている。あと、以前は日中、頬を触るといつも肌が熱を持っていたけど、今はいつさわってもひんやりしている。エストロゲン不足だと火照るらしい。

妊娠前から肌のために始めたアレコレはある。かいまり先生の5000円化粧水、スキンケアの際のリンパマッサージ、シャンプーの際にukaのケンザンバリカタを使うなどなど。

どれも効果があったのは間違いない。肌状態は確実に前より良くなった。しかし、安定期に入って、その段階からさらにとんでもなく肌質が向上したので、この変化はエストロゲン祭りの為せる業としか思えない。もう知らない人の肌になっちゃってるんだもん。毎日これ誰の肌やねんて本気で思う。

正直、この祭りはデメリットもある。
エストロゲンは美肌効果以外にメラニン色素の生成を促進する作用もあるんだけど(なのでくすみはあまり改善してない)、恥ずかしながら今の私のワキの下、ガチで泥でも塗りこみました?ってくらい茶色い。乳首も真っ黒だし。

この色素沈着は産後に元に戻るらしいけど本当かな。でも一緒に肌質も戻っちゃうくらいなら乳首とワキはこのままでも良いから生涯美肌でいさせてくれ…とも思う。

ということで、長くなってしまったが、とにかく今私は肌の調子が良いのである。

杉崎さんは私の透明感の要は白目だと言って下さったけど、肌も透明感と密接な関係にあると思う。

出産したらホルモンバランスは元に戻るから、当然この祭りも終わってしまう。またいつものニキビ肌に戻る。なんならストレスで妊娠前より大荒れするかもしれない。そうしたら、せっかく見つけてもらった私の透明感、無くなっちゃう、もしくは大幅減なのかな、と思って少し悲しくなった。


…でも!!でもね!!!!


やっぱり透明感って、肌…というか見た目だけじゃないよなって思う。心も顔に出るよね。

毎日の電車通勤で、妊婦の私に席を譲ってくれる人たちの、あの優しい、潤ってキラキラした眼差しを思い出して、そう思う。

そういう人たちの肌が必ずしも綺麗なわけじゃないし、服だってごく普通のものを着ている。でも、伝わる心の温かさ。

私もあの人たちのように、本当の意味で透明感のある人であれるように、毎日気をつけて生きようと思う。創るぞ、小さな浄土〜!!

(とはいえ、肌のこと考えてたら、早速フェイスラインにニキビが続々復活する夢を見て、ぎゃ〜んとなった。透明感の要因は肌だけじゃないけど、肌は綺麗でありたいよーー!)

信じないことが信条🍤