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《エッセイ》13日の金曜日

明日は13日の金曜日、ということで、
昨年別サイトで書いていたものを再掲します。


13日の金曜日。何やら不吉な日として有名だが、そうではない人たちがいる。

「Friday the 13th THE GAME」というゲームをご存知だろうか。タイトルの映画をモチーフに作られたもののようで、舞台となるのはキャンプ場。突如現れた一人のジェイソンから、逃げ惑うセラピーたち。これは、セラピーが舞台から脱出またはジェイソン討伐(ジェイソンキルという)を目指してプレイするゲームである。

プレイヤーはオンラインで参加でき、同じグループになった人の中でジェイソンとセラピーに割り当てられる。ジェイソンはもちろん、セラピー全員を殺す使命が与えられる。セラピーはジェイソンから逃げながら、キャンプ場に散らばったアイテムを集め、

①車やボートを動かしてキャンプ場のマップ外に逃げる、

②警察を呼んで、警察の待っているポイントまで逃げる、

③または、ある一定の方法でジェイソンを倒すしかない(トミーというお助けキャラの召喚が必要だ)

④?(または、もしかしたらタイムリミットまで生き残れば、OKかもしれない)。


4年ほど前に出たらしいこのゲーム、ゲームプレイヤーたちは、13日の金曜日にこのゲームの実況をYouTubeでするようになった。そう、ファンはこの日の実況ムービーを楽しみにしているのである。

私はつい先日、YouTubeを通してこのゲームを知ったばかりだ。だが、はまりにはまって毎日観ている。

断っておくが、実際の殺人はよくない(ダメです)。けれどもこのゲームは、とても面白いのである。

簡単にいうと猟奇的鬼ごっこ&かくれんぼだが、アイテムや車やボートの場所も毎回ランダムだし、セラピー同士が協力しないと簡単には逃げられない。ジェイソンはワープ機能が使えるが走れなかったり、家のドアを壊さないとすぐには入ってこれない。もちろん、グループ内の個々のレベルにも応じて、クリアする難易度も変化する。

私は、近づいてきたジェイソンからセラピーがなんとか逃げるシーンが好きなようだ。ジェイソンがセラピーに近づくと、そのセラピーには「フッフッフ、ハッハッハ」というジェイソンの息遣いが聞こえてくる。また、画面にノイズが入るようになる。


セラピーはジェイソンから逃げるために、家に罠(踏んだら痛いやつ)を仕掛けたり、いい感じのところに隠れたりしてジェイソンからひとまず逃げる。だが、ジェイソンはセラピーが家にいるのがわかるので、隠れすぎもよくない。ジェイソンにロッカーやベッドの下(外だけどテントの中)を探られたら終わり。でも気づかれなかったら万々歳。

セラピーが車にガソリンを入れたりエンジンをかけたりしているときに、「フッフッフ、ハッハッハ」と聞こえてくると、ああ急いで―!ってなるし、ベッドの下に隠れてるときにジェイソンの足が見えたときは、見つかりませんように…とそわそわしている。

ジェイソンは泳ぎが速いらしく、湖で見放されたボートに乗っちゃえと思って泳いで近づいても、いきなり後ろからやってくる。怖い。いきなり捕まると本当に怖い。(見放されるということは、直前にボートを動かした人も襲われちゃってることが多い。)

そんなドキドキを味わいながら、何とか脱出できたときは、(プレイしているのは私じゃないのに)ひゃっほーという気持ちになっている。

観るのも面白いが、ゲームするのもすごく面白そう。私も実際にゲームプレイしたいけど、今のところ環境もそろってないし、私がやったらイチコロ(すぐやられる)だろうなぁと思い、ひとまずYouTubeの実況画面を観ている。最近、2倍速だとたくさん観れることに気づいた。

ちなみに、次の13日の金曜日は来年(2022年時点の話です)らしい。それまでしばらく、過去の動画をあさる日々である。

※筆者はこのゲーム、初心者です。記述に間違いがあったら申し訳ありません。


追記 明日が楽しみです。

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