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園バス置き去り事件|今すぐ子どもに伝えたい!ふたつのアクション

こんにちは!みほです。

またしてもあまりに悲しい事件が起きてしまったことに、言葉もありません。静岡県牧之原市の認定こども園で起こったバス置き去り事件について、いち母親として杜撰すぎる幼稚園の対応には憤りを覚えるばかりですし、ご家族の気持ちを思うと胸がつかえてニュースを読むのもつらく感じます。からっぽになった水筒が落ちていたという一文には、涙を流すことしかできませんでした。
たった1年前に保育園バスで起きた園児置き去り事件で、ちいさな尊い命が奪われたばかりなのに。
昨年、わたしたちはどこかで、今回の教訓を生かして、今後は全国の園で園バスの運用を改めて確認しているだろうし、同じような事件が起こることはないだろう、そう思っていたのではないでしょうか。当然、そうあるべきなのです。ですが、現実に事件は起こってしまった。

ここ数日、SNSで多くみられるのが、「こどもにクラクションの使い方を教えよう」というポスト。
大人側の過失を、幼い子に対処、あるいは自衛させなくてはならないことには大きな疑問を感じます(まるで、加害サイドがのさばる一方、性的弱者ばかりが、自分の行動に多くの制限を課して身を守らざるを得ないのと同じような構造です)が、その一方我が子を守るため、幼い命を守るために、悲しいけれど必要なことだと私自身感じています。
すでに多くの方が多くの場所で語られていることですが、一人でも多くの書き手が書けば、一人でも多くの方に伝わるのではないか、そう考え、わたしもここで、「車に閉じ込められたときに」小さな子供にもできるであろう行動について書いていきたいと思います。

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「くるまにとじこめられたら、クラクションをならしてね」
「ハンドルにあるラッパのマークを、ちからいっぱい、だれかがきてくれるまでおすんだよ」
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教えるのは、何らかの理由で車に閉じ込められてしまったら、「クラクションをおす」というアクション。
車検を通すためにクラクションの箇所には必ずラッパのマークが描かれているそうなので、お子さんに伝わりやすいようにラッパのマークをぎゅーっと押そうね、と伝えるのもいいかもしれません。
そして、決して1回きりではなく、大人が助けに来てくれるまで何度も押し続けることが大事だということも、併せて話すようにしましょう。

また、クラクションを押すと簡単に言っても、力の弱い子供にとってはそのアクションが難しいもの。どうやって押すのかも丁寧に伝えていくことが大切です。
我が家では小学生の娘ふたりとどうしたらいいか考えました。
手で押して鳴らなかったら、「靴を履いたまま足で押す!」「ひじの骨で押す!」「パンチする・・!」「背中をどんと押し付けて押す!」。いろいろなアイデアがでましたが、調べたところ、お尻で押すというのもとても有効なようです(ハンドルに座るような体制になりますね)。
お子さんと一緒に、どんなふうにしたら押せるかなと、話し合ってみるのも、いざというときに思い出してもらうきっかけになるのではないでしょうか。押す練習をできる環境にあるならば、実際に押してみられるとなおよいですね。※なかなか難しいと思うのですが、、

また、ハザードをたくというのも、車の中に異常があることを知らせるために有効な手段。ぜひ、クラクションの押し方に加えて、ハザードランプを点滅させる方法もお子さんに共有していただけたらと思います。

今回のような悲しい事件だけではなく、事故、災害等・・どんなシチュエーションで車に閉じ込められてしまうかはわからないもの。
我が家は園バスに乗らないから関係ない、うちの子供はもう小学生だからわかるだろう、そう思わずに、ぜひ今回の2つのアクションについてお子さんとお話をしてみてください。

命を守ることは、性教育以前に何より大切なこと。この小さな共有が少しでも役に立つことがあれば幸いです。

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