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『GO! DX プロジェクト』 STEP5 実施

今回も「GO! DX プロジェクト」として、DXプロジェクトの推進について書いていこうと思います。基本的には毎週金曜日の配信を予定してます。
前回は、ちょっと多忙で1回スキップしてしまいました...

以前の記事は、こちらのマガジンから参照いただけると嬉しいです。

では、また「DXの実現ステップ」から始めます。

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今回は、STEP5「実施」です。

STEP4で検討した実現方法を「実施する」STEPです。

今回のSTEP5:実施は僕の好きな「ゾーンマネジメント」で言う、インキュベーション・ゾーンに属します。

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 インキュベーション・ゾーンのマネジメントとしては、IOUという単位で管理することが有効だと考えています。
このインキュベーション・ゾーンにおける重要な点は、次の大規模なビジネスラインとしてみなされるだけの説得力が必要になります。
そこに企業が投資をし得る魅力的なものでなければならないということです。
それを、IOUとして管理します。
IOU(Independent Operation Unit:独立事業ユニット)とは、あたかも企業内のスタートアップのような位置付けをとしての経営資源を有するべきです。

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IOUの予算については、通常の予算とは別に設定されるべきです。
前述の通り、インキュベーション・ゾーンの領域については、スタートアップのようなイメージで進めるべきです。インキュベーション・ゾーンのIOUは、スタートアップにおけるサービスであったり、プロダクトであり、PMFを目指さなければいけません。
そのためにシリーズA、B、Cというように予算を増やしていくか、撤退をするかの意思決定をする必要があります。

そして、何度も何度も繰り返しになりますが、DXはあくまでも手段であり、目的は企業変革です。
このことは、常に念頭においてDXプロジェクトを進めるべきです。
今回の「STEP5実施」もそうです。
以下のようなイメージで実施する必要があると思います。

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Think Big、Act Small、Quick Benefit
大きく考えて、小さく実行して、素早く効果を出すということです。
いくつかのIOUの中からどのような優先順位を持って進めるか?
小さい単位で実行できて、素早く効果が検証できるものから始めるべきです。

そして、このAct Small、Quick Benefitを繰り返し、変革の文化を醸成していくのです。
一度、Act Smallしたものをダメだったから終わりではなく、何がだめだったのか?どうすれば良くなるのか?これを検証することが重要です。
一回の失敗ですぐに撤退をするのではなく、ピボットできるような道を残すべきです。ここですぐに諦めるでは、パフォーマンス・ゾーンと変わりないのです。
将来的な企業価値を向上させるような取り組みをしていくことが、このインキュベーションゾーンでは求められます。
なので、企業内スタートアップのようなアプローチが必要になるのです。

実現方法を検討し、実施のためのIOUが形成されたらそのIOUに優先順位をつけて、まずは実施してみるという事が重要で今までのやり方を変え、変革の意識を醸成していく事が重要だと考えています。

ということで、このような観点から「DX プロジェクト STEP5を実施」してみましょう。

さて、今回はを『STEP5:実施』を考えてみました。

次回は、STEP6、7「企業変革」について検討してみたいと思います。

ではまた来週〜

つづく


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