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御礼



まだ個人で発表し始めて間もない頃(ツイッターのフォロワーさんも200人程度)、とある方がnote版「きつねとたぬきといいなずけ」のことをツイッターでオススメしていました。
感謝のコメントをしたところ、「こちらこそすみません。大して力になれなくて…」と謝られました。その方のフォロワーは50人にも満たなかったと記憶しています。当該のツイートにも殆ど反応はありませんでした。

広く知られる力など関係なく、だれかに作品が刺さったということだけで作家は嬉しいし励みになります。実際、その時も停滞していた気持ちは跳ね上がり、めちゃくちゃに嬉しかったことを覚えています。

このことは、その謝罪の言葉は、どういう作用を自分にもたらしたか文章にするのは難しいけれど、なにかこうずっと心にとどまっています。
もっと頑張らねばと思った経験です。


発売から一ヶ月。沢山のご感想、また、いいねやRTをいただきました。
それぞれのタイムラインに妙なきつねとたぬきを何度も登場させて広めてもらえたこと、本当に感謝しております。

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※Twitterキャンペーン終了時の御礼イラスト


この妙なきつねとたぬきが自分は大好きで、不思議なくらい楽しんで描いています。よく言われる「キャラが勝手に動く」ようなところがあって、不意に自分でも笑ったりしてます。
同じように楽しんでくれた皆さんをSNSを通して知ることができました。こんなに嬉しいことはない(アムロ)。


Twitterだけに限らず、このような形で応援までしていただけました。嬉しかったな。


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※師と先輩からの初単行本お祝い


読者層は二十歳以上の方が多いのかなと感じています。普段はあまり漫画を読まない、話題にしない、という方も多いような気がする。
そんな状況で、「きつねとたぬきといいなずけ」のことをつぶやいたり、RTしたり、広めてくれたりするのは…、かなり勇気がいったのではないですか?ごめんなさいね。そして、ありがとう。
頻繁に反応してくれる多くの方、日々の励みになっています。ようやくですが報告やPRも控えめになります。いつもどんな時もありがとうございました。

この層に刺され!という強いこだわりはそこまでなく、老若男女に楽しんでもらおうと欲深くやっています。
個人的には、父親と姪っ子が単行本を読んだとの報告を受けて(姪っ子に関しては動画の中で音読してくれてた!)当初の具体的な目標(老若男女)は達成されたのですが…。恐ろしいもので、欲というのには際限がないようで…。描きたいものや次の目標がいろいろと浮かんできます。

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※お祝いにもらったクッキー。上手だしおいしい。

商業連載して本を出すということで、それはもう様々な方がこの本に携わってくれています。編集者を始め最前線の書店の方まで、伺い知れない人数がこの本を支え前に押し出してくれたわけで。
その押し出す力で、手にしてくれた方まで届いたわけですが、ほとんどの人に御礼の一つもしていません。業界的には出会うこと自体あまりないことなのかもしれませんが、こんなところからなんですが、ご尽力に感謝しています。



そして、購入してくれた皆さん、本当にありがとうございます。
あなたが買ってくれたから今も描けています。
この漫画が、あなたにとって何かしらの気晴らしや気分転換になってたら嬉しいです。

どこまでいけるかわかりませんが、どうぞ気楽にご贔屓に、よろしくおねがいします。

                           トキワセイイチ

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