相手の物差しで説明する能力

 この人凄いなって思う人の共通点として相手に応じて、表現方法や話す範囲を自在に変えている点がある。つまり自分の持ってる知識を相手の物差しに合わせて手を変え品を変えて話す点である。

 監査や会計の知識がまだ豊富でないアシスタントさんへ説明、監査初心者や現場初心者のジュニアスタッフへの説明、十分な経験を積んでいるシニアへの説明がそれぞれ異なっており、その立場の人にとってもその説明は分かりやすいものになっている。

 そんな人は社内の人たちのコミュニケーションだけでなく、社外の人とのコミュニケーションも巧みである。経理担当者には会計の観点から、内部監査担当者には内部統制の観点から、それぞれ相手の物差しに合わせていくし、営業の人にはそもそも監査人が何を目的としてヒアリングを行っているのかを説明するところからスタートさせる。まだ社長ディスカッションに同席したことはないが、恐らく社長の前では社長の視点で話をしているのだろう。

 話す相手がどんな部署で、その部署はどんなことを求めているか(どんな結果が好ましいか等)、そんな視点を持って会話を聞いてるとただの会議でも学びがあったりする。

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せかん

監査現場1年目の教科書

所謂出来る人って何をしているのかを観察した結果を発表する場。
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