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沖永良部島へ

徳之島のお隣の沖永良部島に行ってきました。

制作物の打ち合わせ・取材のための訪問ですが、合わせて朝サイクリングもおこなってきたのでメモ。

沖永良部島(おきのえらぶじま)って

位置関係としては、僕の住む徳之島の1つ南にあるお隣の離島です。徳之島南部からは、天気のいい日には肉眼でも沖永良部島を見ることもできます。

鹿児島県ではありますが沖縄のほうが近いので、古くから結びつきが深い地域です。薩摩の文化・琉球の文化がミックスされている感じ。

昨年度は西郷隆盛のガイドブック制作で関わった

2018年度のNHK大河ドラマ「西郷どん」にちなんだ観光ガイドブックの制作に関わらせていただきました。ドラマでも描かれましたが、西郷は2度の遠島にあっており、1度目は奄美大島へ、2度目は徳之島と沖永良部島で過ごしています。特に沖永良部島では、吹きさらしの牢生活を命じられ、過酷な島暮らしとなったようです。今でも和泊町の「西郷南洲記念館」では、西郷関連資料の展示など見ることができますし、制作したガイドブックに詳しく紹介されています。表紙にはガリガリにやせ細った西郷さんの姿をば。

ガイドブックは当初はフリーペーパーとして配布後、現在は西郷南洲記念館にて販売されているようです。気になった方は問い合わせてみてください。

今年は「世之主」のガイドブック作り

その西郷どんのイラストも非常に好評だったようで、今年度も観光ガイドブックのイラストを担当させていただくことになりました。

今回ピックアップするのは「世之主」。600年前に沖永良部島を治めていたという伝説的な人物で、立派なお墓が史跡として残されています。分かっていないことも多いですが、これまでの研究や言い伝えなどをわかりやすく紹介するガイド本となりそうです。今回は、制作チームの顔合わせ・打ち合わせや現地取材させていただきました。

現地案内は歴史民族資料館の先田先生にガイドいただきました。お話を伺うと、今は史跡が残っていない場所でも、600年前の光景がリアルに浮かび上がってくるようです。

おっと、詳しくはこれからまとめるパンフレットで紹介できると思いますので、ぜひ完成をお待ちください。3月発行予定です。

朝サイクリングも楽しい

ところで。宿泊したホテル東さんは「島のサイクルズ」というレンタサイクル事業もされていて、今回はクロスバイクを借りて朝サイクリングしてきました。断崖絶壁の海岸線を走るコースは、とても気持ちよかったです。高い山がなく、比較的平坦な島なので、次回はもっとぐるぐる島内を回ってみたいところ。

沖永良部島との思い出

沖永良部島は、高校の先生をしていた父が単身赴任で生活していた島で、僕も何度か遊びにいったことがあったのです。フェリーで通学用自転車を積み込んで、真夏の沖永良部島を汗ダラダラになりながらかけめぐった記憶が体に刻み込まれていて、沖永良部島でサイクリングすると、その時のワクワクした記憶が蘇ってくるようです。きっと、今の自転車趣味につながっているのかもしれませんね。

そんな沖永良部島に仕事で関わることができて、嬉しい限り。限られた資料を元に、イメージを膨らませて、楽しく読めるガイドブックが作れればと思います。



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