ロードバイクで久々に徳之島を一周走ってきたので記録しておきます。乗ってるのはCannondaleのCAAD8。ロードバイクに乗るようになった経緯などはまた別の機会にまとめるとして。

ストイックに練習とかできてない軟弱ライダーのため、冬の間はほとんど乗れてなかったのだけど、ぼちぼち暖かくなってきたので思いつきで阿権を１人でスタート。徳之島は周囲約80kmで、ぐるっと県道を一周すると70kmくらいになります。

まず立ち寄ったのは「犬の門蓋（いんのじょうふた）」という、島を代表する景勝地。こういうダイナミックな海岸線が徳之島の魅力だと思うんです。解放感もあって、気持ちいいー。

次に経過したのは天城町の中心地、平土野（へとの）。気になってた壁画を探しに立ち寄ってみました。描かれてるのは多分リュウキュウアサギマダラという徳之島でもみられる蝶だと思うんだけど、センス良くデザインされています。こういう各地で見られる壁画とかシャッターアートって、（突飛なのが多くて）あまり好きじゃないんだけど、ここは景観とのバランスがとても良いと思う。地元の高校生とか地域おこし協力隊が関わってるのだとか。壁画は他の壁にも下書きが見られ増殖中での様子で、これからも楽しみ。平土野のカラフルな街並みは異国感あってとても好きで、もっと全体的に色を鮮やかにやりすぎてもいいくらいだと思っている。

続いては、西郷隆盛上陸地の石碑。大河ドラマ「西郷どん」で話題の西郷隆盛だけど、実は徳之島にも71日間滞在しているのです。島津久光の怒りを買い、遠島処分をうけた際に、ここ湾屋港から上陸されたそう。罪人とはいえ、過酷な暮らしではなかったみたいですけどね。徳之島でのロケはないみたいですが、ストーリーの中ではきっと描かれると思います。お隣の島、奄美大島と沖永良部島はロケがあるみたい。

ヨナマビーチ。海きれいだなーと思って吸い寄せられたところ、天城町地域おこし協力隊の仁科さんに会い、彼女が担当するB&G海洋センターがリニューアルされるということで艇庫を案内してもらう。新たにシーカヤックなどがレンタルできるようになるのだそう。施設はコミュニティスペースとしていろんな利用も出来るそうなので、こちらも楽しみである。読書会でも使わせてもらおう。4/29オープン予定だって。

金見経過。ここも海岸が綺麗。遠くにうっすら見えるのは奄美大島の与路島・請島かしら？

ジャングル感漂う某所。海岸沿いなのにアドベンチャー気分が楽しめる。ところどころ地面がぬかるんでたので、降りて自転車担いで通行。以前、滑ってこけたトラウマがあるのです。

だいぶ間隔があいて、伊仙町の古里海岸。県道から一番近い浜だと思うんだけど、観光客どころか地元の人もだれもいない海を独り占めし、しばらく陰で寝そべる。空も海も、すっかり夏である。ゴールまでもうすぐ。至福の時。

そして阿権の300年ガジュマルにてゴール。今回のテーマは、のんびり寄り道がだったにしても、えらく時間がかかってしまった。この時期の徳之島はサトウキビ・じゃがいもの収穫期でそんな様子も見ながら走れます。収穫物を積んだ大型トラックが走るので、少し気はつかうけどね。

今回はStravaもセットし忘れていたので、ログとれてないんだけど、また島内の見どころやルートなど、noteでも記録していければと思います。他地域を走ってるわけではないので、比較はできないけど、ロードバイク好きな人にとっては楽しく走れる地形だと思いますよ。レンタサイクルもあるので、島に来られた方には、島のダイナミックな景色や風を自転車で体感して欲しいです。