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山クビリ線・ヒルクライム

本日7月1日(月)より徳之島・天城岳の林道「山クビリ線」で、自然環境の保全や環境負荷の抑制を目的とした通行規制が始まります。

徳之島・林道山クビリ線における利用ルールの運用開始について(鹿児島県)

山クビリ線は徳之島屈指のヒルクライムコースとしてサイクリングする方もいらっしゃいます。規制される前の最後の日6/30に、徳之島自転車部有志でサイクリング(ヒルクライム)を行なってきました。

畦プリンスビーチを出発し、花徳ゲートから山クビリ線へ突入。時に斜度30%程度にもなる幅の狭い劇坂を軽いギアでひたすらに登ります。

世界自然遺産候補エリアになっている林道ですので、周囲には南国の豊かな植生や鳥の鳴き声などを楽しめます。国の天然記念物「アマミノクロウサギ」の看板やフンも確認できました。

事前の試走で山ゲート方面は崖崩れによる通行不可となっていたため、支線ゲートから抜けるコースを選択。下り坂はさらに急勾配で未舗装路も多く、(時にバイクを担ぎながら)慎重に下ることとなりました。

約20kmのコース、最高地点400m、獲得標高800mほどのベリーハードなコースでしたが無事に全員ゴールできました。

全国的にヒルクライムは好きな人も多いジャンルですので、徳之島の中では貴重な登り坂のコースである山クビリ線が規制となるのは寂しくも思います。自然の中で遊べるアドベンチャー体験としてだったり、自転車を用いたエコツアーやイベント利用など、可能性は大きいと感じますので今後活用されることを期待したいですね。

ちなみに、希少生物の宝庫である山クビリ線はガイドツアーと同行があれば立ち入ることができるそうです。(自転車利用はまだ想定されていないと思いますが)徳之島に来られた方は、ぜひエコツアーにご参加ください。


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