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トライアスロンへの道2019(1)

明日6月23日に開催される第32回徳之島トライアスロンに参加します。昨年はリレーの部でバイクパートに参加したのですが、今年はスイム・バイク・ランの三種目を続けて行う総合の部に初めて出場。もちろんトライアスロン自体の出場経験は他にありません。

「苦しいのに、なぜ出場するのか?」。。。特に明確な理由や目的は無し。初めてのフル出場なのでタイムや順位は目指さず(制限時間内の)「完走」を達成したい。

学生時代はテニスしてたものの、20年運動やスポーツと縁がなく、前触れもなく・無謀も気もしますが、時に理由なくアクションを起こすことになるのも、これも人生。心が向かった時には、流れに身を任せてみるのも、また良いかなと考えています。

徳之島トライアスロンとは

僕が現在住んでいる徳之島。鹿児島本土から南に470kmに位置する離島です。毎年6-7月に開催されているトライアスロン大会は
スイム 2km /バイク 75km / ラン20km
で徳之島を1周するコース。

今年は総合の部423人、リレーの部78チーム(220人)が参加。関東・関西を中心に全国からアスリートが参加されます。住民からの熱烈なおもてなしや応援も人気の要因だとか。前日にはおもてなしの闘牛大会が開かれたり、当日も島全体がお祭りのような熱気となります。

昨年はリレーの部参加で4位の好成績。

昨年は飲み会の席で突然決まったリレーの部での参加。娘の通う阿権小学校の先生たちとのチームで、僕はバイクを担当。台風の影響でバイクも37kmに短縮となりましたが、初めてのレースを楽しめました。チームのメンバーの頑張りがあって、リレーの部では4位の好成績。
(去年のnoteもよかったらご覧ください。)

フルへの参加を目指して練習

僕が今年の総合の部参加を決めたのは年末年始。元号も変わることだし、40歳を手前にした2019年に仕事以外でチャレンジすることとして「トライアスロン」を掲げることに。

まだこの時点では周りも半信半疑だった感じ。(自転車以外の)運動を全くしていない状態では、それも当然。決意の現れとして、元旦に初日の出を見に実家からジョギングしたものの途中で膝が痛くなり3kmたどり着くのも大変でした。帰りは車で弟に迎えにきてもらいました。

島一周のバイクは何度か走っていたので大丈夫だと思ったけども、スイムとランは全くゼロの状態。スイムは平泳ぎで、ランは歩きででも大丈夫だと自分に言い聞かせても、不安は大きい。

練習を経ての進歩や作戦

●スイム2km
当初の平泳ぎ作戦から、バタ足なしクロールに変更。ウェットスーツ着用することで体が勝手に浮くのでありがたい。クロールは昔から苦手で最初は25メートルでも息が上がっていたけども、一応休みなしで2000メートル泳げるようになりました。

●バイク75km
そこそこは走れるはずとふんで練習は後回しに。雨の日は固定ローラーでぼちぼちと。当日オーバーペースにならないように注意。

●ラン 20km
こちらも苦手種目。最初は息が上がって1kmも走れなかったし、すぐ膝がいたくなってたけどもマイペースに10キロは走れるようになりました。「楽しい」とは感じられないですが。当日は疲労が溜まっての最終種目なので、無理せず歩きも織り交ぜる作戦。

練習が持続できるようになったのは、トライアスロン用の時計「Garmin Forathlete 735」を購入(中古)してから。練習中にタイム・心拍数・ペースなども把握できるし、練習するたびにタイムが向上するを数字で確認できるのも、モチベーション維持に貢献しました。タイミング的には大会申し込みをした2ヶ月前から購入したので、「やるっきゃない」という覚悟で追い込まれるのも、日々の練習を後押ししてくれました。


トライアスロンへの動機

感情の流れに身を任せて申し込んでみたものの、冷静に考えると大変なスポーツだし、苦痛は大嫌い。練習しながらトライアスロンに参加する目的やキッカケとして、いくつか思ったことを後付けで挙げてみます。

●すでにロードバイクに乗ってた
ロードバイク乗り出したのは徳之島にきた3年前から。空いた時間や休日に島内をサイクリングを楽しんだり、奄美のサイクリングイベントに参加したりと、そこそこは乗れるようになってきました。
新たに練習をする必要なく、機材としてトライアスロンを始める際の最大のハードルである「ロードバイク・その他自転車備品の購入」をすでに済ませていたので、スイムとランの道具さえ揃えれば、道具面ではすぐに取り組みやすい状況にはありました。また、ロードバイクに関連するネット記事や動画・雑誌など見ていたりと、トライアスロン情報に触れる機会も多々ありました。徳之島に来て3年間大会を身近で見たり、自転車仲間たちがトライアスン参加経験があったという環境的要因もあると思います。

●好奇心
トライアスロン参加者を見ていると、若い人だけでなく年配の方が多いことが印象的。実際今年の参加者名簿を見ると、一番多い年齢層が40代、二番目が50代となっています。ずっとスポーツに親しんでいた方もいるのでしょうけど、ある時期から突然トライアスロンにハマる人も多いと聞き、何がこの競技の魅力なのか、ゴールの先に何があるのか、興味が出てきたのでした。

●今から始められるスポーツは限られている
僕はいま38歳。新しいことにチャレンジすることは遅くない年齢だとも思いますが、スポーツに関して今から始めて達成感を味わえる種目って案外少ないのです。
サッカー・テニス・野球・バレーなど経験者と一緒にプレー・対峙する必要のある種目では最初はボコボコにされるでしょうし、これから追い越すには経験者以上の練習や熱量を持って取り組む必要があり、とってもハードルが高い。そもそもチームスポーツは昔から苦手だし。
トライアスロンもタイムを競う上級者は争いがあるのだろうけど、初心者でも「完走」を目指すことは、少なくとも自分にとっては大きなチャレンジになりうるし、誰とも競う必要なく取り組めるのではと思いました。マラソンなども同様なのでしょうね。

●運動不足解消
何度も書いてるけど、これまで全く運動してこなかったのもあって、健康的な意味で運動不足は長年の課題でした。そんな不摂生から3年前に胆嚢摘出の手術したのを機会に、運動習慣づくりを意識してきたところ。自転車だけでなく、ラン・スイムも取り組むことで健康にもきっと良いはず。

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今年の大会、雨の影響でどうなるか

21日にはカーボパーティも開催されました。明日が大会となりますが、数日前から雨がふり続け、当日も雨予報。本日時点ではスイムの距離短縮(2kmから600〜800m)が検討されているようです。

さてさて、どうなるか。ハプニングも含めて楽しんできたいと思います。



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