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船旅のススメ

子供の春休みに合わせて、通院やらの所用があり3月末ー4月頭に1週間ほど鹿児島に滞在してました。僕の住んでいる徳之島から鹿児島本土へ行くにはフェリーか飛行機の2つの移動手段があります。最近は飛行機で行き来することが多くなっていたのですが、たまにはフェリーも利用してみようかと、今回の戻り(鹿児島→徳之島)はフェリーに乗ってみることに。ちなみに、沖永良部島・奄美大島への行き来にはよくフェリーは利用していて、フェリー自体は久しぶりではありません。

港は鹿児島新港

出発地となる鹿児島市の鹿児島新港から、沖縄に向かう航路に乗ります。フェリー会社は「マリックスライン」と「マルエーフェリー(Aライン)」の2社あって、毎日交互に運行されているので、予約する際には注意が必要。この時期は、公務員や教職員の異動の時期でもあって、離島への赴任となる先生方を同僚の先生方だけでなく児童や保護者も多く港で見送りに来ていました。ピークはもっと見送りも多いはず。この日は見られなかったけど紙テープで別れを惜しむ光景は、鹿児島の風物詩。奥さんが小学校の先生のため僕らも2年前に見送っていただいたのでした。(その時は暴風雨で大変でした)

夕方18時出航。ここから15時間の船旅が始まります。写真はありませんが、選択した2等和室は雑魚寝です。共同のお風呂や食堂・売店などもあり不便は特にありません。僕が乗ったのはマリックスラインでしたが、Aラインのほうが設備が綺麗ということで評判は良いようです。一人だったし、僕はあまり気にならないけど。異動の方を除くと、初めての旅行客というよりは常連さん的な離島在住者がほとんどの印象。

翌朝5:00に奄美大島・名瀬新港に着。まだ真っ暗ですが、多くの方が下船します。積荷のコンテナを降ろしたりして5:50に出航。月が綺麗でした。

出航して甲板から朝日も見れます。この路線は水平線からのサンライズは見れませんでしたが、上り航路だと綺麗な朝日が見れます。

乗船中は島が近ければ携帯の電波もつながったので、通話やネットも可能です。(船自体にフリーWiFiが整備されてたかも)。テーブルもあるので、PC開いてノマドワークしたり、本を読んだり。たまたま揺れが少なかったから出来たことで、揺れがひどいと横になって寝るしか出来ません。あと、快適な寝床ではないので、多少の疲労感はあります。

値段は離島在住者割引で8810円。飛行機も割引があって13800円とすると、差額5000円だけなので効率を考えると飛行機も大変便利かと思います。(離島在住の割引がないとどちらも割高になりますが)鹿児島市ですぐ用事がある時は、空港経由するよりもフェリーのほうが良い場合もあるでしょう。まぁ、寝とけば到着しますので、気楽です。

フェリーをもっと利用しよう

飛行機よりも「遠くに来た」という旅気分を味わえるので、個人的には好きです。高校生の時に初めて沖永良部島、大学時代には奄美大島へフェリーで旅した思い出も重なっている部分は大きいのですが、また時間・体力に余裕があれば乗りたいですし、自転車乗せてアイランドホッピング的にサイクリングもそのうちやってみたいところです。なにより、PCを持ち込めばどこでも仕事ができますし、(揺れなければ)快適な豪華客船の旅と、なんら変わりはありません。

ぜひ一度、お試しください。

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