ちゃぶ台が憎くて仕方がない

引っ越しをすることになった。
住む部屋は半日で決まった。

頭を悩ませているのは家具である。

なぜ悩んでいるのか。
まずは私のしょうもない好みを書いておく。

私には憎いほど嫌いな家具がある。それはちゃぶ台だ。

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ちゃぶ台を初めて知ったのは「巨人の星」だ。そしてリアルでは生活になかなか登場しないため今でもそのイメージである。
怒鳴りながら夕食と一緒にひっくり返すもの。それが私にとってのちゃぶ台だ。怒鳴るという動作はしたくないししてほしくもないので、関連するとされる道具は排除しておきたい。ゆえに私はちゃぶ台が憎い。

ついでに言うと、「椅子に慣れ親しんだ自分の姿勢の癖を考えると床座は作業に不向き」という少々理性的な理由もある。
このような理由により生活に必要ないと結論づけたものがちゃぶ台である。

逆も書いておこう。
好きな家具はベッドである。
ふわふわしているし、上で寝れるし、床から離れるので空気がいい気がする。

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嫌いなものの説明は簡単なのに好きなものの説明は難しいな。

さて。
今回引っ越し代が経費で落ちるという僥倖に恵まれたので
どうせなら家具を予め買っておき運んでもらおうということになった。

問題はここからだ。

家具選びについて我が家の先輩メンバー(両親と祖母)が妙に先輩風を吹かせてくるのがキツい。そして彼らはちゃぶ台と布団をしきりに勧めてくる。毎食後に飲む薬のように朝昼晩と勧めてくる。

確かにチャブ&布団なら場所をとらない上に部屋が広く見える。私が住むことになる1Kにはうってつけだ。

布団とはまだ仲良くなれる気がする。
ただ、ニトリに行って座ってみてもチャブとは相性が良くない。
実際にチャブと住んでみれば意外といい感じになるのかもしれないが、あと一歩が踏み切れない。

色々考えるうちに、別に家具を買っていかなくてもいいのではと思えてくる。
「引っ越したけど物がないためほぼ独房な件(笑)」
で数日くらい居させてほしい。

マリッジブルーのような気分だ。

1ヶ月後、チャブとラブラブしている私を見かけたらどうか笑ってほしい。

(追記)
家具問題はテーブル&布団に収まりめでたしめでたしだったのですが、CHAGE and ASKAの飛鳥が脱退しましたね……

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