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【AIで挑戦】写真の服を簡単に変えられるのか?

こんにちは。アメリカ・シリコンバレー在住のSeikaです。

先日Jyugonという会社のホームページ作成を手掛けたので、その制作過程をnoteでシェアしていこうと思います。
今回は第四弾、「CEO写真」です。

CEOの写真をカジュアルな服装からスーツに変えられるか、AIを活用したフォトエディターで試みました。

AIで服の変更はできるの?
AIで服を変えてみたかった!
ちょうどツールを探していた!
と思った方は読んでみてくださいね♩

(2024年2月25日公開)



1. Pincel

まずは、今回の中で1番仕上がりがよかったPincel

変更したい服をブラシで染めます

こちらがオリジナル。
服をブラシで消して、プロンプト「business suit」と入力すると・・・

こちらがオリジナルの写真。
ご存知の方もいるかと思いますが、
アメリカでエンジニアとして大活躍されている酒井潤さんです。
許可をいただき掲載させてもらっております。

できました⭐️

Pincelで服を変更することができました

写真にもよりますが、左上のものなどはそれらしく見えます。
数秒でこんなに簡単にできるのか〜と感動しつつ、気になる点もあります。

  1. 服の境界線が不自然。
    これはブラシできれいに消すしか解決策がないようなのですが、限界を感じました。
    特に襟のあるタイプは拡大すると服と首が一体化しています。

  2. ユニークなスーツになった。
    重ね着の半袖スーツが予想外に出来上がりました。

  3. 全身写真は特に難しい。
    スーツのサイズがダブタブになってしまったり、大きくずれてしまったりと難ありでした。

ギリギリも含め実際使えそうかな?という写真は、
60枚作って10枚ぐらいでした。

Pincelですが、他にも以下の機能があります。

  • オブジェクトリムーバー

  • AI画像エディター

  • AI画像レプリケーター

  • AIポートレート

  • AIロゴアートワーク

  • AI QRコードアートワーク

  • AIアーキテクト

  • フェイススワップ

  • AIマルチメディアチャット

  • AIアップスケーラー

  • 背景リムーバー

  • 写真エクステンダー

  • AIディテーラー

ロゴをアートにしたり、面白いバーコードリーダーを作ったり、
ついつい使いたくなる機能がたくさんあります。

Pincelで一味違うロゴ・バーコードリーダーが作れます。

Pincelですが、無料トライアルはなく全て有料です。
私が初めてPincelを使った2023年は、$7からの3種類のプランとなっていましたが、
2024年2月時点で$19からの2プラントと変わっていました。

2023年料金プラン
2024年料金プラン

2. YouCam Makeup

次に試したのは「YouCam Makeup」。
このアプリは特に10代のユーザーに人気。
1週間の無料トライアルがありますが、服の着せ替え機能を使うと写真5枚につき約0.70ドルかかります。
結果はやや不自然で、特に顔と服のバランスが合わないことがありました。

ビジネス向けのサイトには不向き

3. The New Black

The New Blackでは服こそ作れたものの、着せ替えることはできませんでした。

おしゃれなスーツが作れました

4. Facetune Editor

Facetune Editorは携帯アプリのサービスで、7日間の無料トライアルあり。
写真の明度・彩度、髪の色、服の柄は簡単に変更できますが、
今回のように服をマルっと変えることはできません。

5. その他のツール

他にも候補はありましたが、試すにまで至りませんでした。

  1. Wardrobe AI!
    →ウェイティングリストで待機中

  2. MyFashion AI
    →This site can’t provide a secure connectionとの表示

  3. PICTOFiT
    →eコマースのための試着アプリだった

  4. Rosebud AI
    →ウェイティングリストで待機中。
    お友達紹介でちょっと早くできようなので、興味のある方はこちらのコードを使ってみてください。

  5. Wardrobe AI!
    →ウェイティングリストで待機中

6. まとめ

AIを活用したフォトエディターは非常に魅力的ですが、全身写真の編集や服の着せ替えにはまだ課題が多いようです。
ただ、これらのツールには大きな可能性があり、日進月歩で進化することが容易に想像がつきます。
私が試した時点よりも、今作り直したらもっと良くなっていることでしょう。

ちなみに最終的にCEOの写真はスーツ姿ではなく、AIで加工する前のカジュアルな服装のものが採用されました。

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それでは、次回の記事でお会いしましょう!


Photo by Mohammad Faruque on Unsplash
Photo by Christina @ wocintechchat.com on Unsplash

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