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Nokton 35mm f1.2 X-mount

ちょうど10年前に手放したFujiのXPro1を最近また買い戻して、レンズは35ミリf1.4Rで決まりと思っていたのが、新しいレンズにも目が向いてウロウロ、あれやこれやと思い惑ううちに、コシナのXマウントも気になり、どうしても使ってみたくて仕方ありません。 

貸し出しをお願いしたコシナ製Xマウントレンズが届きました。
ライカMマウント用レンズを少し小振りにしたような佇まいは、XProとのマッチングも美しく好ましい。絞り目盛のクリック感やフォーカスのトルク感もいつものフォクトレンダーらしいタッチです。

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最近のレンズはいくら枚数を重ねてでも収差を取り除くというのがトレンドのようですが、このレンズは6群8枚の正統派ダブルガウス、そして全部球面レンズと聞けばどうしても気になるのがどんな写り?

新しいレンズはいつもしばらくは絞り開放で使い、それから少しだけ絞って自分にとって最適と思うスポットを見つけるようにしています。

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その開放での描写は少し甘くなるかも? というこちらの予想は外れて、結構シャープ、これならf1.2の開放絞りは常用でも使えます、少なくとも自分にとっては充分です。さて肝心要の球面収差との折り合いは?このレンズの成否を左右するポイントですが、かなり上手くバランスをとっているように思えます。

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手元にあるXPro1とXPro2でマニュアルフォーカスは、EVFシューターでないぼくにとっては正直快適には程遠く、すぐライカに戻りたくなります。しかしそれでもこのレンズの描写のためにXボディーを1台を確保して置きたいな〜なんて、ライカユーザーにも思わせるレンズです。

   




 








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