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X-Pro3はハネムーンが嫌い!

新しいカメラを購入後暫くのあいだは、何となく落ち着かないソワソワした時間があると思う。机の上に置いて眺めたり、埃を払ったり、クロスで拭き取ったり、他人から見たら猫可愛がりのようで妙に見えること甚だしいに違いないのだが、、。


X-Pro3 Helier Classic 50mm f1.5 VM


つまりピカピカのカメラが自分のものに徐々に変わるまでの一定の時間は、何十台というカメラを買って使ってきた後でも変わらない。ちょっと神経質で、少しウキウキ、あの落ち着きのないふあふあした時間、それが大抵は不注意で引っ掻きを作ったり、ちょこんとどこかにぶつけた途端醒めたように終わってしまう。まるでハネムーンのようなカメラとの時間ではないかとぼくは思うのだが、そんな時間を微塵も感じさせないX-Pro3は異端なのか?


X-Pro3 Nokton 50mm f1.2 x


そもそも現物を手にしないでカメラを購入することはないのだが、依然コロナは消えてしまったわけでもなく、炎天下の真夏に量販店まで行って下見をするほどの元気もない。
ネットで探してもすでに製造の終了してしまったX-Pro3は限定的、ボディーの選択に至っては、blackかdr blackしか見つからない。エイヤーとdrをポチって届くのを待つ、こういうカメラの買い方も全く初めてのこと。


X-Pro3 Apo Lanthar 50mm f2 VM


届いたカメラを手にした途端、指紋がベタベタ塗装に残る、初めは拭き取ったりしていたもののきりがない、諦めて眺めているうちに、新しいカメラという意識は完全に飛んでしまった。どこからみてもピカピカのはずの新しいカメラはすでに見事なマダラ模様、ため息と共に我ハネムーンはあっけなく吹き飛んで行ってしまった。

X-Pro3 Nokton 50mm f1.2 x

とは言っても、X-Pro3を買ったことに悔いが残るわけではない。FijifilmXシリーズのカメラでこれに代わるカメラは無い。いくらX Tが良くなったと言われても嫌やと思うし、X-Proとはやはり別世界のカメラ、X-Pro4は是非出して欲しいと思うのだが、今年のCP+でもとうとう音沙汰なし。はてさてどうなることやら、ひたすら待ちますか、、、。


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