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新井 卓 写真展 日々の鏡

コロナ禍の3年間はモヤモヤの毎日で、写真展を見に行くことも控えるような日が長く続いていましたが、PGIに用事があってそれも珍しく午前中行ったことでこの素敵な新井さんの展覧会に出会いました。久しぶりに美しい写真にふれることができて、心が洗われたような気持ちになりました。

PGIの展示は少し暗めの照明と相まって、小さなフレームに収まったダゲレオタイプの写真は、まるで光に吸い込まれるように私たちの目をを誘います。そしてその独特の色味は、紙焼きのプリントやポジフィルム、さらに液晶で見るデジタルイメージとも全く違う色の世界です。
特にブルー系の美しさはなんとも言えず魅惑的で、強く印象に残りました。


PGIのリーフレットから転写


新井さんとはこれまでに面識はありませんでしたが、今回少しお話もできました。フランスのダゲールによって19世紀に考案されたダゲレオタイプ、今21世紀の日常で新井さんは毎日のように露光を続けているという、機械音痴のぼくにはまるで伝道師からのお話のようでした。
もう少し若ければ、自分も「やってみたいな」と正直思いました。

ということで素晴らしい展覧会です、是非一人でも多くの人に見てほしいと思いご案内させていただきます。

会期は8月23日まで。
場所 PGI 東京都港区東麻布2-3-4 TKBビル 3F


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