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DAY 6 子どもと一緒にNZ 2024

(2024年の一年間、高校生の娘と小学生の息子、そして母である私の3人で「ニュージーランド暮らし」を決行します。このチャレンジの準備から現地での暮らし、帰国までの事実、そして気持ちをココに記録しておこうと思います。)

レンタカーの鍵がかからない件

レンタカーは相変わらずロックができません。
しかし、5回に一回くらいロックできます。
なぜそうなるのか、解明できずに数日。

エンジンを止めて、ドアを開けるとピーピー音。
そしてドアを閉めて外からロックしようとしても、かからないのです。
以前、エンジンがかからない時に散々苦労して実はギアがP(パーキング)に入っていなかったことがあったから、まず疑ったのはP。
しかし今回はきちんと入っている。

B&Bファミリーにも見てもらったけれど、おそらくキーの電池がないのだろうということでした。
電池を用意してあげるからと言ってもらい、恐れ多くもその通りにしていただき、
数時間後に電池を手に入れてやってみるとうまくいった!

と、思ったのに、なぜか数回の乗り降りの後、またロックがかからない。
(その報告をできない日本人)

車の中にもう一つキーが落ちている疑惑もあったけど、どこを探してもない。

そしてなぜか新しい警告表示が増えた。
もう説明も難しいので、ここでは省略。
そして何度も何度も乗ったり降りたりのこの数日間。

今日ついに解決策がわかった!ような気がします。

エンジンを止める
きちんとPにギアを入れる(あたりまえ)
運転席のドアを開けて、また閉じる(意味あるのか不明)
助手席のドアを開けて、また閉じる(もっと不明)
するとガシャ音がする(なんの音か知らない)

この行動をとると、なんとロックできる!ことが判明。

わたしはどこかの神様に行動観察されているに違いない。
こういう動きをとるわたしという人間は、この世でうまく生きていけるか試されているんだ。

車を降りるたびにこの行動を繰り返すわたし。
子どもたちが「車ってこうやってロックかけるんだ」と誤解しないように説明しておかないと。

中古車の探し方

さて、このレンタカーはもともと2週間の予定で借りているので、数日後にオークランドまで返しに行かなくてはいけません。
それまでに一年間の滞在中に乗る車を見つけるというミッション。

B&Bファミリーにどこかに車売りたい人いないか聞いてみたけど、いないらしい。

何をするにもまず現地人である彼らに聞くのが最初の儀式。
そこでこの国の、この街の常識がどんなものかを推し量っているのです。

Trade Meというサイトがポピュラーらしいので数日前から見ているけれど、さっぱり分からない。
しかも、見つけたとして実際車を見に行っても、車に関して素人でトンチンカンなわたしが相手を信じて「購入」「見送り」の決断をできるのか到底自信がない。

実は日本にいる時から夫と「どうしようねぇ」「どこで買えるのかねぇ」と本気モードにならずとも、探してはいました。が、やはり現地に行ってみないとこればっかりは分かりませんね。

リースという手も考えましたが、かなり高くつく。

なんとなくやり取りに安心できる日本語の話せる中古車屋さんがないかなぁ、なんてちょっと誰かに尋ねたりネットで探したり。でもうまく見つけられず。

もうレンタカー返却日も近づいてくるし、車のプロである夫に本気になってもらうしかない。

この街にある中古車屋さんのオンラインで車をあちこち探してくれて、価格や走行距離など細かいところを確認。
「この中古車屋さんのこの車がいいんじゃないの?」と、詳細まで決めてくれたので、早速Webサイトからメールでアポイントメントをとってみました。

5分もかからずDebという人から返事がありました。
今日見に行きたいけどもいいか?と聞くと『OK!」とのこと。

こちらも急いでるけど、あちらも素早い。助かる。

早速その時間に合わせて出かけました。
ハミルトンの街はどこに行くにも25分以内。コンパクトでなんでもあり、とっても便利です。

Googleマップが本当に大活躍。
住所を入れるだけで、わたしはどこへでも行ける、どこでもドアみたい。
(毎日これ言ってる)

ついに車を購入

さて、お目当ての中古車屋さんを発見。
そこだけアメリカの田舎町みたいな雰囲気の一角にそのお店はありました。

なぜそう思ったのだろう。高いフェンスで囲まれていた(かどうかは思い出せないけど)からか?

全く車のことはトンチンカンなわたしが、果たして購入・納車までできるのだろうか。

どこが入り口か分からない。

キョロキョロ落ち着きのないアジア系おばさんと、若くて可愛い女の子(娘)と、見るからにやんちゃ坊主(息子)の3人組の車が、恐る恐る敷地内に入って行きました。

腕を組んだ背のたかーい若者たちが車を取り囲んで、何やらボソボソと話している。

でも入り口を入ったはずが、なぜか一瞬で裏口らしきところから出て行きそうになる私たち。

お客様専用駐車場」が見当たらない!

このままでは、ミッションが達成できない!
焦ったわたしは窓を開けて、この若者たちに声をかけることにしました。

(とてもそんなふうには見えないだろうけど)
わたしは車を買いに来たんです。
Debと話したいのだけど、どこにいますか?

きっと20は年下であろう彼らに、下から目線(そういう言葉あったっけ?)で聞いてみました。

ああ、彼ならあっちの方に。
とアゴでお返事をいただき、

じゃぁ、いったいどこに駐車したらいいの?と聞くと、

あっちじゃない?
とアゴが指した先は、近くの路面。

あ、「お客様用」なんて最初からないのね。失礼しました。

そしてなんとか空いているスペースを見つけて駐車をしようとハンドルを切り替えモタモタやっていたら、ニコニコ素敵な若者が近づいてきました。

Deb登場。


メールの文面からとても爽やかなイメージを持っていたけれど、会ってみたらもっと爽やかだった。
なんと、日本に興味があって、来年いよいよ初めて行くらしい。

福島のどこどこという街にサーキットがあって、そこに行きたいんだ、と。
マニアック過ぎてさっぱり分からない。


なんと彼は19歳。
娘と3歳しか違わない。もうこんなに立派に働いて・・・

フィジーで生まれたけど、3歳の頃にこちらに来たらしい。
目をキラキラさせて、いつか日本に住むのが夢だ!と言っていました。

それを聞いて、
海外に住むのが夢だと言っていたわたしが今こうしてニュージーランドに住み、1年限定ではあるけれど実際に夢の中を歩いている自分を客観的に見て、「心して存分に楽しまなくちゃね!」と言われたような瞬間でした。



夫が目をつけていた車は日産キューブ。
かなり高いので、それはチラッと見るだけ。

「もっと安い車はあるかな?」

見せてくれた車は、日本で言うところのポルテ。
安くて綺麗でしかもスライドドア!

(息子がバターンと開けて隣の車にぶつけそうになるのを防ぐため)

私たち全員一目で気に入り、夫にも電話で了解を得て、試乗をしてからペーパーワークへ。

そこで判明。

オンラインで数十分前に売れてしまっていたのです!

残念すぎる。

そしてよくよく考え、結局最初に夫が選んだキューブを買うことに。
高いけどその分高く売れる(はず)。

一つだけ不安なのは、クリーム色の綺麗なシート。
息子がつけるであろう汚れが、目立つだろうなぁ。

まぁ、とにかくもうこれに決めた!
と、到着から30分くらいで購入。

荷物がたくさん入りそうだし、なんてったってこの車は日本から到着したばかり。
ニュージーランドにやってきて、また日本人が乗るのです。

1年後は知り合いになった日本人に売って帰ろう・・・とたくらんでいます。(特に意味なし)

息子がDebのことをとても気に入り、わたしと話している最中に、彼の腕をさすっていました(笑)。
幼稚園でお世話になったJay先生に似ているのです。
なんとなく親近感もあり、本当にいろいろ優しく教えてくれて(娘のように若い子に頼りきりのおばさん)助かりました。

ニュージーランドで中古車を買う。

わたしの人生でありえない別世界の出来事にちょっと緊張していたけれど、恐れることはなかった。

これが欲しい。と指をさし、
言われるがままに記入し、
免許証とパスポートを見せて、
お金を払う。

これだけでした。
(一番だまされやすい人)

一応値段交渉もしてちょっと安くもしてくれました。

事前に調べておいたこと
・WOFが、車両点検証明(6ヶ月に一回受けなきゃダメ)
・レジストレーションが、車両登録証明
・Insuranceに入ること

とりあえず、これらは買った後の話。
しかも全部Debがやってくれるという。

車を買う方法はいろいろあるけれど、わたしにとってはこれが最適でした。

車の購入にはWISEを使いました。
こないだ家の契約のために家賃やデポジットなどを払った時にも使ったけれど、まだBANKアカウントが無い身分には本当に便利。

その場でスマホで決済完了。

まぁ、ようは、お金さえ払えればオッケーと言うことだね。
日本で節約生活に励む夫よ、ごめん!

子どもたちが一緒でなければ、きっとこんな贅沢な買い方で贅沢な買い物はさせてもらえなかっただろうね。

道ばたに置いてある「FOR SALE」を探してこい!という夫の声が聞こえる・・・

レンタカーを返しに行く日の夕方、この街に戻ってきた時にDebがバスターミナルまで迎えにきてくれる、というところまで約束をして終了。担当がこのDebで本当に良かった。

わたしは運がいい。

というわけで、家契約に続き、車購入のミッション完了!

サポート頂けたら嬉しいです!自分の世界をどんどん広げ、シェアしていきたいです。コツコツ階段を登り続け、人生を楽しみ尽くします。