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雨上がり

途方もない毎日を
一日たりとも欠かすことなく
生きてきたのに

私の中は
驚くほどに
空っぽで
語るべき
なにごともない

それはまるで
誰もいない 雨上がりの公園に
取り残された水たまり

そこには空が
映っていて
時々微かに揺れている

雲は
陽に光り
音もなくどこかへ
流れていった

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