誰もがベストを尽くしている

この間、本屋さんで手に取ってパッと開いたページに、こんなことが書いてありました。「誰もがみんなベストを尽くしている」。ディーパック・チョプラ博士という方の本です。

この一文、少しハッとしませんか?

特に動いていないように見えても内面では頑張っている、ということ、ありますよね。むしろ止まっている時のほうが内面の葛藤がすごくて、そういうのと闘っているがゆえに精神が先に疲れてしまう、という場合です。心が疲れると体も疲れるんだな、ということを、最近私は実感しました。

というのも、わざとやってみたんです。グータラ生活。かれこれ3ヶ月くらい。

一応、最低限の家事・育児はこなすんですが、あとは好きなこと以外徹底的にしない。ソファでだらーんとして携帯いじったり、本を読んだり、音楽を聴いたりしていました。ひたすら。最初のうちは、「こんなことしてていいのかな…」という良心の呵責に苛まれますが、ここで負けてはダメ、絶対。やってるうちに堂々と寛ぐことが板についてきます。

そんな生活をしばらく続けているうちに、慢性疲労に悩まされていた体も前よりちょっと楽になってきたような気がするんです。ポイントは、ダラダラするかどうかよりも、「ダラダラするなら罪悪感抜きで」ってことだと思います。罪悪感があると、それが疲労の原因になってしまいます。

で、タイトルとどういう関係があるかというと、無愛想だったりイライラしていたりまったく役に立とうとしないなどなど、ベストを尽くしていないように見える人でも、実はそれがその人の、その時の精一杯なんだなっていうことが、葛藤しながら動けなかった自分の体験からなんかわかるなーと思った、っていうお話です。多分その人は、自分との闘いで疲れ切ってしまっているのです。

ちゃんとまとまった、かな?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?