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「大分の名物に…うまいものあり!」      大分県 日田市、中津市、宇佐市

大分の旅 2023.11 感動ポイント No.3

私の小さな旅

「名物にうまいものなし」という言葉をよく耳にします。特に最近は、見栄えばかり装った料理が目立つような気がするのは、私ばかりでしょうか?
 旅に出ると、せっかく来たのだから「ここでしか食べれないものを食べよう!」と言って、ご当地名物のお店に入ります。
 ところが、美味しいのはおいしいのですが、「また来て食べたいな!」と感じるものは、案外少ないのではないでしょうか?
(私は、並んでまでは食べない習慣なので、特にそうなのかもしれませんね……)
 ところが、今回の大分の旅では、本当に美味しいと感じる食材に遭遇できたのです。いずれも、地元の方に紹介していただいたお店でした「さすが、地元の方はよくご存じ!!」と、改めて感心しだ次第です。
 私は食レポは苦手なので、十分に美味しさをお届けできないかもしれませんが、興味を持たれた方は、各店の情報をご確認くださいね。

感動の食事 その1
「日田焼きそば」:想夫恋総本店

「日田やきそば」という名称が生まれる50年以上昔のことです。日田で「やきそば」と言えば「想夫恋(そうふれん)の『想夫恋焼き』のことだったそうです。その総本店で
「是非! ぜひ! そこで食べて下さい!」
 と、薦めて下さったのは、豆田町にあった蔵元の職員さんでした。
「私も、ずっとここに食べに行っているのですよ。本店では、大きな鉄板で焼いているので、本当に美味しいですから……」
 妻と一緒に聞いた私たちは、
「これは行かないといけないな!」
 と、その足で向かいました。
 これが本当に美味しかった!!
 生卵付きの焼きそばを注文したのですが、麺の、ぱりっとした食感が新鮮でした。これが生たまごにからめるともう絶品!!
 今でも「あ~! また日田に『想夫恋焼き』を食べに行きたいな!」と思ってしまいます。

日田焼きそばの想夫恋
https://sofuren.com/


感動の食事 その2
「はも料理」:はも家割烹 瑠璃京

 実は私は「はも料理」は苦手なのです。前回、中津に、ひとり旅で訪れた時、JR中津駅のホームに「はも料理」の看板が多いことに気がついてはいたのですが、そういうこともあってスルーしていました。
 今回は、妻との旅でしたので、妻の嗜好に合わせるつもりで、中津の「はも料理」を食べに行くことにしたのです。行くのなら地元の方が通っているようなお店にしようと、noteで知り合った方にお聞きしました。
「それなら、私たちもよく言っている『瑠璃京』さんをオススメします」
 とのことで、早速予約した次第です。

 食べに行く前に、中津の「はも料理」について調べてみました。
 1600年に細川忠興らが藩主として中津に入城した後、行橋市今井から腕利きの漁師たちを連れてきて、はも漁を開始したのが最初だそうです。
 そして、中津の料理人たちの手で次々に新しい「はも料理」が開発され、中津の漁獲高は飛躍的に向上していきました。
「はも料理」といえば、京都というイメージがありましたが、京都の料理人に「はも料理」を指導したのは、なんと中津の料理人だったそうです。日本の「はも料理」のルーツは、この中津市だったのです。
 私は、今までに何度も「はも料理」をいただきましたが、なんともいえない小骨感が舌にのこるので、あまり好きではありませんでした。
 ところが、中津の「はも料理」は、そのような違和感をまったく感じさせない美味しさでした。しかもリーズナブル!
 まさに日本の「はも料理」の原点ともいえるべき内容でした。
「あ~、また『はも料理』を食べに中津に行きたいね!」と妻と話している今日この頃です。
 
「鱧御膳」
 豊前海の豊かな恵みで育った鱧。熟練の職人技で骨切りした鱧は舌触りがとてもやさしく、口の中に甘味が広がります。
(10品目)
鱧肝和え・鱧刺身・鱧湯引・鱧土瓶蒸し・米茄子と鱧の揚げ物・鱧しゅうまい・鱧サラダ風・鱧しゃぶしゃぶ・鱧お茶漬・デザート

大分県中津市の郷土食・鱧料理を食べるなら、はも家割烹 瑠璃京へ
https://www.rurikyou.net/

感動の食事 その3
からだの為の素朴食:豆麦房

 宇佐神宮を参拝して、大鳥居を通り、神橋を渡ってすぐのところに「豆麦房」があります。
 すべての素材に独自発酵を加えることで、身体が欲する7大栄養素がスムースに吸収できるように工夫した料理とのことでした。
 妻は「発酵美容定食」、私は「発行キムチチゲ鍋雑炊セット」をいただきました。化学調味料を一切使用していないだけでなく、リーズナブルで、驚くほど美味しくいただくことができました。
 中でも最も驚嘆したのは「梅干」です。大粒の柔らかい梅干を口に含むと、なんとも爽やかでフレッシュな味が口の中に広がってきました。この「梅干」を食べた瞬間、妻に、
「この『梅干』すごく美味しい!!」
 と、言っていました。
 お店の方に「梅干」のことを伝えると、「お客さんは、評価が大きく別れるんですよ。最高に美味しいと言ってくれる方と、これは梅干ではないという方がいます」
 とのことでした。普通の「梅干」以外は認めないという立場であれば、そういう解釈もあるかもしれません。
 でも、私は、今までに食べた中では、最高に美味しい「梅干」でした。
 このお店も、noteの知り合いの方に教えていただきました。

宇佐神宮 豆麦房
https://www.toubakubou.com

 おかげさまで今回も楽しい大分の旅ができました。有意義な情報を教えていただいた、地元の方々に感謝、感謝です。
 大分の皆さん、本当にありがとうございました。

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