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【わからんフリーランス】就活したくない。 弟育成日記vol.1

私には、顔のいい弟がいる。

何度弟との写真でいいねを集めたことか、、、

この弟が、「フリーランスになりたい」と言っている。

「やっぱり。」と思った。

私たちは「無理。」と思うことが似ている。だから会社員の環境を「無理。」と思うことには頷けた。

あともう一つ付け加えると、弟は姉がやったことを高頻度で真似てくる。私が奮発して買ったスニーカーを、一年後に自分も買っていたりする。

だからその発言には全く驚かなかった。

弟の話を聞いていると、「あいつはもう内定もってるらしい」という言葉に胸をぎゅっとされたあの感覚を思い出す。大変だよね、就活。

「何がわからないのか分からない。」

最近その弟からよく聞く言葉だ。

大学生がいきなりフリーランスを志すと、私も含め、多くの生徒がこの状態からスタートすると思う。

そして、「何がわからないのか分からない。」という感覚は怖い。焦るから。焦ってやったことはだいたい「あの時は何も知らなさすぎた。。」とちょっと苦い顔で振り返る思い出に変わる。

特に、お金と時間の使い方を間違えると、出鼻をくじかれることも多い。

今回のnoteは、「何がわからないのか分からない。」状態の大学3年生になる弟とフリーランス4年目の姉が、「そんな時、どうしていったらいいんだ?」と模索している様子を書いていこうと思う。

姉として、フリーランスという未知の世界の手前に立つ学生さんに届いて、「こういう順序で進むのもありなのね」と道標の一つになれば嬉しい。

ユーチューバーに憧れて。

「何がわからないのか分からない。」と言い出したのは就活がいよいよ近づいた頃。そしてこれまで興味を示さなかったSNSマーケティングやWEBマーケティングに興味を持ち始めてからだったと思う。

「就活する気がない。」と公言し始めた一年ちょっと前の弟は、「何がわからないのか分からない。」パニックにはなっていなかった。

パオパオチャンネルや水溜りボンドなどユーチューバーを推していた彼は、最初に動画クリエイターに興味を持ったらしい。

自然な流れだと思う。

その頃私はたまたま動画系の会社で仕事をしていたので、彼と同い年で動画クリエイタースクールにすでに通っている子を紹介してあげた。

その子はすでに「動画で食べていくには、、」というざっくりとしたイメージをもう手に入れていて、「仕事の獲得」のために動いていた。

ぶんけいくんやかんたくん、そして友達に影響を受けた弟は彼女とのデートをVlogにしたり、Adobeの動画編集ソフトを買って編集したりと自分なりに色々試していた。

でも、半年くらいして「動画クリエイターっていう名前に憧れていただけかも」と弟は思い始めたらしい。編集は楽しいけど、それを仕事にしたいかと言われると、違うみたいだった。

そこで、他の仕事にも興味を持ち始めた。

私は「ランサーズ」や「ココナラ」などフリーランスを目指す人が最初に使うアプリのことを教えて、

「顔出ししてSNS頑張ればいいじゃん」と伝えた。せっかく顔が良いのでぜひ活かしてほしいと思った。

実際にランサーズに登録して、1件2000円くらいの比較的取りやすそうな案件にいくつか応募したそうだけれど、「認定ランサー」にぼこぼこ仕事を取られたらしい。

TikTokも始めていたけれど、なぜか白黒で前髪をおろしてフードをかぶって踊っていたので、「なにしとんじゃい!」と画面越しにつっこんだ。顔がいいのに隠さないでほしい。

くすぶっている状態と焦りが混ざり合っている時、彼は出会う。そう、「フリーランスを目指すスクール」の登場である。

HPを見せてもらったけれど、ちゃんとしていそうだった。主にWEB・SNS関係のスキルを習得する場所らしい。

そしてまさに、彼がそのスクールに興味を持った理由が、「何がわからないのか分からない。」からだった。

質問しようにも、、、

姉としては、「ここにフリーランスがいるのに!わざわざスクールにいくのはなんでなのお〜〜〜〜〜〜」という気持ちだった。

それを聞いてみたら、「質問しようにも、知識がなさすぎて何がわからないのか分からないから、スクールがいいかと思った。」という答えが返ってきた。

たしかに。

私も結構同じような人間だ。この3年間、3人のコンサルタントにお世話になった。「一から全部教えてくれ!!!!!!」という気持ちだった。

そのためにそこそこ高額のお金を払ってきたけれど、その出費を上回る仕事や収入に繋げることができている。

でも、私は弟がスクールに入るのは反対だった。

その理由はたった一つ、あるスキルが足らないと感じたからだった。

私も、このスキルをつけた後だったから、コンサルタントのお三方を「うまく使えた」と言ってもいい。

そしてぶっちゃけこのスキルがあれば、「何がわからないのか分からない。」パニックからは自力で脱出可能。すごいスキルなのである。

「質問力」

これがそのすごいスキルだ。

質問力が低いと、自力で情報収集をし、自力で道を切り開く「フリーランス」で生計をたてるのはかなり難しいと思う。

実体験を例にあげてみると、私が昨年自分のサービス作りのためにコンサルを受け始めた頃、「この営業の練習は〇〇さんは1日どれくらいやっていたんですか?」と聞いたことがある。

その質問をした時、すごく褒められて嬉しかったのを覚えている。

「こちらの基準を聞いてくる人はなかなかいない。そこを聞くのは結果を出すためにとても有効だね。」と言ってくれた。

今、私も生業としてはコンサルティングが大きな割合を占める。生徒さんたちをみていても、「質問力」の差で結果を出すスピードが大きく変わることを実感する。

質問力のある人の質問は、本質をついた質問が多い。

では、自分より経験や知識が多い人間に質問する時、「本質をついた質問」とはどんなものだろう?

難しく考えなくていい。

質問相手が自分のなりたい姿に近かったとしたら、「どうしたらあなたみたいになれますか?」ということが知りたいのではないか。

いくつかの質問で「自分がその人のレベルに最短で近づくために最も効果的な何か」をつかめる人は何をするにも成長がはやいと思う。

大人は、仕事がある。だから多くの大人はこちらが聞いたことしか答えてくれない。聞かないことは、教えてもらえない。

だからこそ、質問ができる時に、「本質をついた質問」ができると強いと思う。

反対に、「本質をついた質問」ができていない時、私たちはどんなことを聞いてしまっているのだろう?

例えば、彼のために美味しい料理を作れるようになりたいから、料理教室に通ったとする。私が先生に、「みじん切りが早くなるコツはありますか」など聞いたとする。同じグループになったさとみちゃんが、「料理が一番上達したのはどんな時でしたか?」と聞いていたとする。

私とさとみちゃん、どちらが料理の上達が早いだろうか。

きっと、さとみちゃんだろう。

「みじん切りが早くなるコツはありますか」と聞いたら、「こうやって手を滑らせて、力まずやったほうが早くできますよ。」とか「百均のこれがすぐれものです」みたいな話を聞けるだろう。

「料理が一番上達したのはどんな時でしたか?」と聞いたら、「お料理教室に通っていたときは正直それで満足してしまって、家では彼との記念日で奮発したっきり全然やらなかったんですよ。」「でも、料理を自分の美容とか健康のために使おうって考えに変わってから、一気に楽しくなっちゃって。いろんな低糖質メニューを自分でアレンジしていたら上達したんです。」みたいな話が聞ける。

さとみちゃんの質問によって、彼女は「なるほど、自分にとって関心の高いものと結びつくと習慣化されるし楽しいのか。私なら家族のために作っているお弁当なら時短も考えてやるの楽しいし、色々できるかもな、」なんて気づきを得る。

本質をついた質問をする人は、成長がはやい、とはこういうことなのだ。

質問一個の内容によって、気付きがまったく違う。どれだけ人生を変えるかが、まったく違う。

自分がうまく進めていないと感じるのは、「本質をついた質問」ができていないからだろう。

本質をついた質問は、どうしたらできるのか

何を聞けばわからない時、これを聞いときゃいいというものが2つある。

それは、「環境」と「習慣」についてだ。

この2つの質問だけしておけばいいとさえ思う。

この2つが重要な理由は、うまくいっている人間とうまくいっていない人間の差はこの2つにあるからだ。

・あなたが結果を出せたのはどんな環境に身おおいた時でしたか?
・普段習慣になっていて効果があるなと感じることはなんですか?
・いま初心者に戻るとしたら、どんな環境で何をしますか?

ぜひ、これを聞いてほしい。

質問力は、スキルだ。才能ではない。だから、後天的にいくらでもつけられる。

そしてこのスキルは、マーケティングスキル・ライティングスキル・SNS運用スキル、、、どのスキルより前に身につけるべき「フリーランスのコア」だ。

もっと大袈裟に言うなら、「挑戦者の基礎能力」だ。

だから、「何がわからないのか分からない」弟はまず「質問力」を養うべきだと考えて、スクールに入ることを反対したのだった。

実践の中で質問を投げかける

いま弟は、私監修の元、TikTokアカウントを新たに開設しようとしている。

なんとなくやるのではなくて、仕事にできるSNSを作り、弟が「やりたいこと」を形にしていく力をつける。

アカウント開設前にやるべき分析や発信内容の決め方を私がレクチャーし、弟がそれを実践する。

この形を取ることを提案し、弟が実際にアカウントについて考え始めた時、

「お嬢ならこれはどれくらいでやるの?」と聞いてきた。

感激である。もう、質問の精度が上がってきている。

(余談だが、なぜか弟は私を「お嬢」と呼ぶ。気分は悪くない。)

本当にやりたいことと近い実践環境があれば、質問力も上がっていく。

そして、そういう実践環境は探せばたくさんある。私みたいなフリーランスも手を貸してくれる若手がいるのはありがたいし、企業のインターンも最適な場所だろう。

「何がわからないのか分からない」段階なら、お金を払う前に、0かお小遣い程度で、同じようなことができる環境を探してもいいと思う。

お金を払って効果的なのは、質問力がついてからだ。

話はそれからだ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!

これからも弟育成日記を更新していこうと思う。フリーランスを目指す人の道標になりますように。

Fin.

P.S.「でもどこでやればいいんだよ」という君、SNSとかやりたいならぜひ私にこき使われてほしい。下のリンクは普段サポートサービスの無料相談用だけれど、ここからミーティングを組んでほしい。

普段使っているSNSがあったらそのIDも教えといてくれるとイメージを膨らませられるので、お申し込みのときのメッセージに書いておいてくれたら嬉しい。待ってるね!

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