見出し画像

【私的所見】田端信太郎「ブランド人になれ」~田端信太郎氏×箕輪厚介氏 対談~

 「お前、40歳になった時、今の職場、子供に自慢したい?」

 その言葉を放った彼は、私が最も信頼を置く会社の同期であった。その言葉は辛辣なものだが、とてつもなく衝撃的だった。大した言葉ではないかもしれないが、私は聞いた瞬間に何か雲が晴れたような、青天の霹靂とも言うべきか、はっとした。同時に焦りや後悔、自分への不甲斐なさなど、色々な感情が生まれ何よりすごく悔しかった。おそらく、彼の目に今の私はそう見えたのだろうから。

 その晩、「納得の行く会社に転職しよう!」と浅はかな思いを抱き、会社を出て本屋に向かう。「これからはどんな業界が流行るのかなぁ~」と軽い気持ちで手にとった「10年後の仕事図鑑」は、超革新的だった。まさに私の価値観をアップデートしたのだ。このあたりの感想は別途書評を書きたいと思うので、一旦割愛するが、その後気づけば幻冬舎の箕輪氏編集の本をいくつか読み、気づけば<箕輪編集室>に入会していた。そして、今日(6/8)~田端信太郎氏×箕輪厚介氏 対談~を拝聴した。

 一言で言うと二人共「ハンパない」。文字通り「半端ではなかった」。語る言葉一つ一つに霊が宿り、一筋の芯があり説得力があるので、心を何度も揺さぶられた。そして非常に面白い!目からウロコな価値観がいくつも放出され、一つも逃さないように聞くだけで精一杯だが、そんな中でもいつも笑いが織り交ぜられる。もう鼓動は高鳴りっぱなしだった。
 鼓動が高鳴っていたのは、おそらくそれだけが原因じゃない。もう一つ明確に感じた感情は「畏れ」だった。畏怖を感じるほどの熱量だった。(これは自意識過剰だと怒られそうだが、)私は今日、田端氏とものすごい回数、目と目があっていたと思う。目を逸らせない、まさに蛇に睨まれた蛙状態で終始怖いと感じた。これがLIVEで感じる一流の力かと肌で感じられて本当に良かった。
 
 さて、ダラダラとここまで私の経緯と今日の感想を稚拙な文章で語ったが、ここからは今日の対談を受けて私なりに感じた所見を書いていきたい。

 まず、今回のテーマは「ブランド人になれ」ということで、7月発売の著書から抜粋し、テーマに沿って田端氏の価値観や考え方を語っていくというもの。これを箕輪氏がその場で引き出したり、斡旋したりという流れ。

 私なりの総括は、堀江貴文氏の「多動力」を引き合いに出しながら、サラリーマンのこれからの生き方に落とし込む折衷的な価値観を提供している側面と、様々な一流企業を渡り歩く田端氏の根底にあるハングリー精神の根源とその手段が語られた側面、の両面で語られていると感じた。
 「多動力」の中では、現在のサラリーマンが実践するには非常にハードルが高い箇所が多く(箕輪氏も対談中そのような発言があったが)、「電話をかけてくるようなやつとは付き合うな」などは特徴的だと思う。しかし、それ自体は非常に理にかなっているし、おそらく世の中はそう変わっていくのだと思うが、現時点の多くの中小企業では難しいだろう。しかし、そういった視点を含めて、現在の仕事の中で、サラリーマン的に落とし込めるようかなり親近感のある内容になっていると思ったし、自分の価値を高めるという観点で、「超サイヤ人」ではない私のような凡人には非常に参考になる内容だった。

 以下、簡単に私が印象的だと感じた具体的な内容を記載します。

 ・自分が本気で信じたハッタリこそが現実となる
 ・今の日本人は「傲慢」くらいでちょうどいい。個を貫く
 ・自分を「ミーカンパニー」としてどこに派遣すれば一番儲かるか?
 ・NOと言い、喧嘩を売ってこそ誠実でフェア
 ・自分に肩書をつけるなら何を書けるかが大切

言葉尻は異なるが、上記が非常に印象的な内容だった。詳しくは、出版されたときに確認してもらいたいが、今を生きるサラリーマンにとっては、本当に大切なことを懇切丁寧にたとえ話をふんだんに盛り込んで解説してくれている。(少なくとも今日はそうだった。)私も早く「ブランド人になれ」を読みたいと思う一人だが、ぜひこの稚拙な文章をご一読いただけた方には手にとっていただきたい一冊だと思う。

最後に、お二人とも本当に素晴らしいお方でしたし、本当に良い対談でした。
斜め後ろに座っていたみずほ銀行の方、本当に面白かったです!笑 運命的な出会いもあり最高の時間になりました。ありがとうございました。

今回の記事は、初めての投稿であり稚拙な文章ですが、私なりの必死のアウトプットです。なるべく多くの方の目に触れればと思いますので、全て公開した上で、最低価格の100円だけ設定しております。私を応援していただける方がいらっしゃれば是非ご支援いただけると幸いです。

それではまた。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?