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『ぬくぬく布団探偵4』

ぬくぬく布団探偵はただの夢日記なのです。
そして、ゆめ覚めやらぬ、ぬくぬく布団から書いています。
よって、うつ伏せで、しかも右手のみでかろうじてタイピングされた文章なので、すべてにおいてふらふらしていることを「よし」としています。
夜中であろうがなかろうが、「ゆめ追い」が可能ならば追う事を心情としています。そして面白さは隅に追いやられてしまいます。
それでは「ゆめ追い」をはじめましょう。

私はどうやら、ゆめのなかで旧ソ連兵に追いかけられているようでした。
私は軍事オタクではない。でも、どうやって旧ソ連兵と識別できたのかは解りません。昨今の世界情勢がゆめに影響力を与えているのでしょうか。
そして私は、しっかり日本人の「せいのほう」として追われていました。思えば、ゆめのなかの私はいつも日本人でした。ゆめのなかで日本人でないことを私は一度も経験したことがありません。それは、単に私の母語が日本語で、それ以外の言語にあかるくないためでしょう。もしくは世界人としての意識が足りないのかも知れません。

群馬県在住の私が、瀬戸内海のような内海に追い立てられていました。
旧ソ連兵に追われる私は走って逃げて、入り江のある港から瀬戸内海っぽい静かな内海に飛び込みました。知識不足で定かではありませんが、真珠か牡蠣の養殖をしていた海に浮かぶ板の底に身を隠しました。
因みに、私は瀬戸内海を見たことも行ったこともありません。もちろん、旧ソ連兵に会ったこともありません。
やがて、私は旧ソ連兵の目を盗んで瀬戸内海に浮かぶ小さな島に泳ぎ着く事が出来ました。上陸すると、その島は葦原に覆われていました。疲れ切っていた私はその葦原に隠れて眠りました。

そして、起きたら、ぬくぬく布団探偵の私になっていました。おそらく、このゆめものがたりの続きはないでしょう。ゆめというものはたいてい尻切れトンボで終わります。これをまとめたらなにか私の傾向がわかるかも知れま
せんが。いまのところ、とりとめのないただのゆめです。

いっさい夢を見ないことを公言する作家に村上春樹氏がいますが、私は結構ゆめを見る者であるようです。たぶん私がふつうなのでしょう。だから、夢日記のようなものがあるのでしょうね。

私は前回、柴犬と眠るゆめをお願いしたはずなのですが、そのゆめは叶いませんでした。


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