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スペイン巡礼2018回想記(24)カリオン〜レオン

 2018年5月29日。
 カリオン・デ・ロス・コンデス(以下カリオン)の修道院リノベーションホテルで楽しく一夜をすごした私だったが、疲労のほうはすっきりしなかった。

 前夜のうちに徒歩以外の交通手段を探したところ、ちょうど今いるカリオンの街からレオンまでのバスがあることが判明。
 何回も文明の乗り物で巡礼路をスキップするのは罪悪感もあるが、疲れたものは疲れた。スペイン旅行ではおなじみのバス会社ALSAを、オンラインで予約。

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 朝、まずはホテルのビュッフェで朝食。
 ここは生のトマトがあるのがちょっとうれしい。巡礼路上の朝食では、ちゃんとした野菜メニューが含まれているのは稀なのだ。

 朝食後、少しのんびりしてから、20分程度歩いて(うろ覚え)カリオンの市街地へ。

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 このレオン行きのバス停は、ちょっと癖がある。
 前夜ネットで調べて、バス停はバルだという情報を巡礼体験記ブログでみつけた。なので、カリオンの街中で巡礼者がたくさんいるバルをみつけたとき、まちがいなくここだと思った。

 しかし、ぱっと見、バス停があることはどこにも書かれていない。標識もない。
 まだ時間に余裕があったので、オレンジジュースを注文がてら、私は店主にバスのことを尋ねる。バスは店の前から出る、と教えてくれたので、安心して生しぼりオレンジジュースを飲む私。

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 時間が近づき、他の客と一緒に外に出て、ようやくわかった。

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 路面に大きく「バス」と書かれている。あー、これは盲点。(背後がバル)

 ひとまず、無事にレオン行きのバスに乗りこむ。
 バスに乗るなり寝落ちしてしまったところを見ると、やはり疲れがたまっていたらしい。気づいたときには、もうレオンのバスターミナルに到着していた。
 こういうとき、しみじみと、文明ってすごいな……と思う。巡礼中なので、申しわけないような気もする。

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(バスターミナル付近の街並み)

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(ホテルの窓から)

 バスターミナルからほど近いホテル・キンドスがこの日の宿だ。
 チェックインして、昼食をとりにいき、昼寝して、夕食をとりにいく。この日は正直これしかしていない。

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(昼食)

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(昼食をとったバル、味は普通だが店はいい雰囲気)

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(夜ごはん、これも普通。たぶん疲れていて、おいしいものを探しに行く気力がなかったと思われます。鶏むねと卵を選んでいるあたりが、疲労回復したい気持ち)

 ちなみに、有名なレオンのパラドールもバスターミナルにわりと近かったが、私がレオンに行ったときは改修工事のため休業中だった(ネット情報によると、2020年3月までとのこと)。またいずれ機会があるといいのだが。

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(通るたびに悔しい思いで見ていたレオンのパラドールの外観)

(スペイン巡礼2018回想記(25)に続きます)

(リアルタイムで更新していたインスタ)

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