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GIGAスクール構想におけるiPadの活用に関する提案

これまで何回か記事にしてきたGIGAスクール構想におけるiPadの活用ですが、日本製3DスキャンアプリのWiDARが大幅にアップデートしたこともあり、3Dスキャンに絞ってまとめてみました。

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令和3年度の5〜6月から本格稼働がスタートしたGIGAスクール構想は、日本全国に約939万台ものデバイスが稼働しています。

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突然の児童生徒一人一台配備という動きに、未だ活用しあぐねている自治体も多いと聞いています。
また、「活用している」現場においても、多くはTeamsやZoomといったオンラインツール、各種学習アプリの使用にとどまっているのではないでしょうか。

配備された端末についてどのような使い方をするのかは、当然現場の判断に任せるしかありませんが、何か非常にもったいない気がします。
現状の使われ方は、今まで紙で行っていた内容を、無理やりネットワーク上で行っているだけではないでしょうか?
課題提出や回収、成績処理、学習アプリによる学習進捗状況の把握などは、確かに楽に、かつ色々な分析も可能になると思いますが、それは教員側が「児童生徒を管理する」視点のツールだと思います。
学習そのものの内容は、紙の時代と変わっていない気がします。
確かに、管理ツールの導入で教員の管理負担が軽減され、指導内容の検討に時間が割けるようになるのは大きなメリットで、それによって児童生徒の成績が向上するといった効果も考えられますが…

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ICT機器を使うことにより、今まではできなかったことができて、かつ「こんなことができるんだ!」という驚きが必要なのではと思います。
例えば、顕微鏡は肉眼では見ることができない、ミクロの世界を見ることができます。初めて顕微鏡で細胞を見た時の驚きは、今もはっきりと覚えています。
理科の授業で細胞が見られるのは顕微鏡のおかげです。
顕微鏡のように、iPadがあるからこんなことができた!と思える使い方が必要だと思います。

iPadは顕微鏡と違って、楽器にもなるし、絵筆にもなるし、動画の編集もできます。(この変幻自在な機能こそ、他のOSよりiPadが優位に立っている点だと思います)
そして、以下の3Dスキャン→ARもiPadならではの活用であると思います。

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iPadの3Dスキャンアプリも、少し前まではLiDARスキャナという最上位機種にしか搭載されていない機能を使う必要がありました。

LiDARスキャナが不要なスキャン方法であるフォトグラメトリも、使用できるのは有料、海外製のアプリのみでした。
しかし、日本製の3DスキャンアプリであるWiDARがLiDARスキャンに加えてPhotoモード(フォトグラメトリスキャン)も可能にアップグレード。しかもPhotoモードでのデータ作成が週5回まで無料という破格の進化を遂げたのです。
コレは活用するしかありません!

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図工(美術)・社会(歴史)・理科・家庭科等、精密な3Dデータを使った教材が簡単にできます。
もちろん、児童生徒も簡単に使えるので、3Dデータを使った課題作成も楽勝です。

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貝塚の3Dスキャンデータです。

貝塚

以下は、3Dデータの活用(応用)も含めて作成した動画です。

操作も簡単で、GIGAスクール用のiPadでも使用可能な3Dスキャン。
活用のアイディアがどんどん膨らみます。




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