見出し画像

寮の思い出

「寮」という言葉から、どんな印象を受けるだろうか。

早ければ高校生か、一般的には大学生になったタイミングで親元を離れて下宿する場所を想像する。
複数人で共同生活をし、食事が出される場合が多い。なにやら古くさい感じがする人もいるのではないか。

ぼくももれなく大学4年間を寮で生活した。唯一無二の、寮であった。
そこで一体、何があったか?

男女の情を交えた
学友と夜を徹して「宅飲み」をした
夢を語り合った
酒樽を抱えてしこたま飲んだ
旗を作った
蕎麦を打った
洪水で床上浸水した
屋根に登った
泥棒に金銭を盗まれて部屋に鑑識が入った
後輩ができた

語り尽くせない物語を生み出す、寮であった。

一番の思い出は何かと聞かれれば、食事がほぼ炭水化物であったことだ。


                                                                           Hiromasa Sudo's Photography

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?