見出し画像

2か月で6回出張しつつの簿記3級合格!

どうもはじめまして!!
セイタです~

半年前簿記3級を受験してみたので、「なぜ受けたのか」「どんなスケジュール」で「どんな勉強をしたのか」について簡単にまとめていきたいと思います。特に社会人である程度経営に近い仕事をしている人におすすめです~

受験理由

現在車関係の会社で企画職として働いているのですが、簿記の基礎知識の必要性を感じたのがきっかけです。具体的には、自分が保険会社様と共同プロジェクトのリーダーとして、ともに車検の開発を行っていた時に車検の特典をめぐって、経理ともめたことがあります。

ある程度簿記の知識があれば、そもそも経理と揉める事はなかったのではないかと思います。また、揉めたにしても、もっと穏便に済ませることができたのではないかと思います。

上記の理由より、新規事業を進めるにせよ既存の事業をスケールさせるにせよ、必要最低限の簿記の知識があった方がいいなと思い、簿記3級を受験しようと思いました。簿記2級ではなく、3級としたのは、「まあ、教養程度でいっか」くらいに思ったからです笑 2級となると割とちゃんと勉強しないといけないので、、自分は会計の世界で生きていこうかとは全く思っていないので、3級合格すれば「まあいいや」と思いました。


スケジュール

題名にもある通り、めちゃくちゃ出張に行きつつ、空いた時間を利用して、自分は簿記の勉強を進めていました笑

ちょうど自分が簿記の勉強を始めたタイミングで、店舗が7店舗Openしました。そのうちの6店舗に自分も本部社員として応援していたため、なかなか勉強時間が取りづらかったです。

また、コロナ禍の世の中ではあったのですが、(むしろだからこそ)出張先では必ずみんなで集まって毎晩お酒をたしなんでいました。しかも、社風がある程度体育会系なので、かなりハードに飲みます。なので、夜の勉強時間はなかなか確保できないという大変さがありました。

具体的には、以下のようなスケジュールです。

8月23日:開始日
9月2日〜9月6日:栃木県小山市
9月8日〜9月17日:北海道札幌市
9月18,19日:北海道小樽市(旅行)
9月23日〜9月28日:大分県中津市
9月28日〜29日:大分県別府市(旅行)
10月7日~12日:岩手県盛岡市
10月24日:受験日

こうやってみるとなかなかえぐいスケジュールですね笑 ただ、個人的には勉強を開始して、2か月以内に合格したいという思いがあったので、無理やり突っ込みました(ちょっとすぎてますが)


学習方法の決定

何かのサイトで簿記3級の勉強時間は30~50時間という記事を見つけました。なので、最低でも30時間の勉強時間を確保しようと思って、逆算していました。

で具体的に行った勉強内容なのですが、「Udemyでの動画視聴」と「とにかく問題を解く」の2種類です。
こういった資格試験攻略の定石は何も勉強せずにとにかく過去問を解くことです。そして、間違えたところを丸暗記するのが最も効率がいいという持論があります。今回、そのような手法を取らなかった理由は二つあります。
まず、心理的負荷が大きいからです。全く分からない問題を解いてほとんど間違えて、それを丸暗記というのはなかなかメンタルがやられます、、
もう一つの理由が、今回は資格試験の合格だけが目的ではないからです。資格はあくまで会計の世界を知るために受験するので、ただただ試験に合格するよりもその先を見据えて、本質的に理解できるように動画から入りました。


そもそもUdemyって??

そもそもUdemyとは何かというと、「教えたい人と学びたい人の学びのプラットフォーム」です!教師役の人は自分の知識や経験を動画にまとめて、Udemy 上にアップします!学びたい人はその動画を買い切りで買って好きなタイミングで受講することができます。

自分はこれまでPython やSQL、Google Analytics などのツールの勉強を主にUdemyで行ってました。Udemy は個人的にものすごく気に入っています。その理由は主に以下の3点です。

①授業の質が高いものが多い。


Udemyではたくさんの動画が上がっています。しかも、他の受講者がそれぞれレビューしています。なので、良い授業が見つけやすい環境下と思います。
しかも30日以内ならば返金もできるというクーリングオフ制度もついてます!なので、とりあえず買うのもありかと!

②使いやすいデザイン性


Udemy は以下の画面のようなデザインです。個人的にポイントなのが2点あります。
参考:【2022年度改定】スキマ時間でビジュアル簿記3級~予備校講師によるビジュアル動画レクチャー


1つ目が、1レクチャーあたりの時間が短いことです。そのため、サクサクと授業が進められて達成感があります。また、スキマ時間を活用しやすいです。

2つ目が、メモ欄が使いやすいことです。講義の中でも重要だと思ったことはサイトの中でメモがすぐに取れます。しかも、そのメモが動画と対応しており、あとからメモを見て、そのメモした際見ていた場所に飛ぶこともできます。なのでかなり便利です!

③質問ができる


基本的にこのような動画買い切り型のサービスは何かわからないことがあっても自分で解決する必要があります。ただ、Udemyならば、「Q&A」を通じて質問ができます(どれくらいアンサーが返ってくるかは先生次第ですが、、)
自分はほとんど使わないのですが、SQLの講座を受けていたときにはめちゃくちゃ多用しました。その理由がSQLの環境設定がなかなかに難しくて、できなかったからです。すぐにレスポンスが来たおかげで心が折れずに最後まで受講することができました。講義の種類にもよりますが、かなり助かる機能かと思います。


Udemyの簿記3級講座

udemyでは「簿記3級」と調べると講座が以下のように9689件もあります。(2022年3月時点)

その中で自分は上記画像で一番上に来ている「【2022年度改定】スキマ時間でビジュアル簿記3級~予備校講師によるビジュアル動画レクチャー」を選びました。

理由は2000件以上のレビューがありつつ、評価の平均が4.4だからです!Udemyでは、まずレビューを見て、講座を絞り込むのが無難かと思います。レビューを見た後にこの講座を見ると、各セクションごとにまとめてあるPDFがあったり、1レクチャー毎の区切りが程よかったり、たっぷり13時間あったりと非の打ち所がない授業だったのでこの授業にしました。実際に受け終わった後でも同じ感想です。しかも、テストが1回分ついており、一問一問に解き方の解説までついています
この講義の先生は大手予備校で簿記を担当しているようで、仮に予備校で受講するのであれば、数万円するような授業が6000円で受けれるのも大きな魅力です。

ちなみにUdemyは頻繁にセールを行っています。この先生の授業も普段ならば、6000円なのですが、セール中ならば1500円前後で買えます。絶対にセール中に買いましょう!
参考:Udemyのセールはいつ?セールの種類や特徴、最安値で購入する方法をまとめました

自分は動画を見始めて、2,3週間で動画を見終えて、この講義の中にある模擬テストを受けました!
一番最初に受けた模擬試験を受けたときは、仕分けのやり方もよくわからず、時間配分も間違えて、100点満点中33点という悲惨な点数でした。。。
70点の合格ラインには程遠いような気がしました。。

ここまでで費やした時間が動画視聴に約10時間(1.25倍速で視聴)
あとは模擬試験の受験と復習で約2時間くらいです。

参考までにUdemy以外の動画で学ぶフェイズでの選択肢を二つほど上げておきます。
一つがYoutubeのチャンネルです。会社に簿記部というものがあり、みんなで3級から受けているようなのですが、以下のチャンネルを視聴してました。
参考:【ゼロから簿記3級(全24回)】基礎18回+じっくり復習6回(テキスト不要!)2022年度試験範囲改定対応済み😃

もう一つがCPAという無料で会計が学べるサイトです。大学の同期がここで勉強していました。
参考:CPA Learning

個人的には身銭を多少は切った方がモチベーションが上がるので、有料のコンテンツを使うことをお勧めはしているのですが、無料で学びたい人向けに上記コンテンツをも紹介しておきます。

問題演習

ある程度簿記3級の基礎知識がついたので、ここからはひたすら問題を解くだけです。自分は「日商簿記3級 まるっと完全予想問題集 2021年度」で演習を行いました。10回演習できるという点と有名なTAC社が出しているという点に惹かれました。

以下問題集を解いた日付とその時の点数を記載します。
テストの点数
9月30日:第一回54点(不合格)
10月1日:第ニ回60点(不合格)
10月4日:第三回72点(不合格)
10月6日:第四回68点(不合格)
10月8日:第五回59点(不合格)
10月17日:第六回63点(不合格)
10月17日:第七回82点(合格)
10月17日:第八回68点(不合格)
10月20日:第九回84点(合格)
10月22日:第十回85点(合格)

70点がが合格ラインであることを踏まえると、前半6回だとなかなか厳しいことがわかります。。。
前半では、間違えた問題をいかに二度と間違えないようにするかを意識しました。なので、1時間受験した後に1時間近くかけて、間違えた問題の解説を読み、再度解くということを徹底して行っていました。
そのように前半を徹底して復習したかいもあって、後半は比較的間違えることも少なくなってきて、受験→解説で1時間半程度で終わるようになりました。

なので、問題演習でかけた時間は
・前半:2時間×5回=10時間
・後半:1.5時間×5回=7.5時間
・間違った問題総復習:3時間

上記の合計に20.5時間になります。
動画視聴も踏まえて、32時間程度の時間が無事確保できました。また、点数も最後の方は安定して、70点以上をとれるようになってきたので、受験を決意しました。

受験方法

受験方法には「ネット試験」と「会場での試験」があります。なぜかネット試験だと事務手数料550円が取られます、、
とはいっても受験料がそもそも2850円という良心的な価格なので、そこまで気にする必要はないと思いますが。
会場での試験だと、限られた商工会議所を探し、年に3回しかないタイミングで受ける必要があります。その大変さを考えるとネット試験の方がいいと僕は思います。

意外と盲点かつ重要なのが電卓です!簿記3級はタイトな時間設定なので、使いやすい電卓を使いこなせるようにした方がいいです。なので、問題集を解くときもいつも同じ電卓を使って慣れてました。
試験時間は60分なのですが、自分は模擬試験を基本的に45~50分で解きます。たまに躓いた時でも55分くらいで何とか終えて、残りの時間で見直しをしてました。このように時間にタイトなテストなので、しっかりと電卓を使いこなしておいた方が無難です。自分は下記の電卓を購入しました。

商品名:シャープ 電卓 12桁(ナイスサイズタイプ) ブラック系 EL-N802-BX

※この電卓は簿記を受験するうえでは全く問題ないのですが、√の計算機能がございません。。なので、統計検定2級を受験する際に別途電卓を購入しました。。

このように入念に準備をしてから、簿記3級を受験しました。受験日は2021年10月24日です。最寄りのテストセンターまで出向いて試験を受験しました。


1時間の試験時間を終えると、即座に結果が反映されます!!
その点数が






75点でした!
ということで無事合格しました!!!
ちなみに内訳が
第一問:36/45点(仕分け)
第二問:7/20点(勘定項目、補助簿、伝票記入)
第三問:32/35点(精算表、貸借対照表、損益計算書)

でした!!
第二問は問題集の時も落とすことが多かったのですが、仕分けと精算表さえできたら受かる自信があったので、ほどほどに勉強してました。ギリギリではありますが、計算通りとも言えます。
いくつかのサイトにも第二問は一番最後に解くように書かれていました。

最後に

簿記3級を無事合格し、ほんの少しではありますが、会計のことが理解できました。自分が経理ともめたのは簿記3級の内容では全くなかったのですが、「会計が如何に会社の状態を表すために重要か」「そのために経理がどれほど神経をとがらせているか」が少しだけ理解できました。なので、今後は相手に思いやりを持って、歩み寄る姿勢で対話ができるのではないかと思います。

この姿勢が身についたことが自分にとっての最大の収穫だったと思います。


5000字にもわたる駄文を読んでいただきありがとうございます。少しでもいいなと思っていただけたならば、「スキ」を教えていただけると幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?