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2022年の受験(社会学)_④北京大学面接に向けた準備(中国語)

どうも~
セイタです!!
この記事では北京大学の面接試験のために実施した中国語の勉強について紹介させていただきます。

マガジン全体では、「中国語」「社会学」「統計学」「指導教官の選定」といった4つのテーマで北京大学の受験に向けた準備を書いていきたいと思います。とはいえ、上記の4つのテーマそれぞれがかなり幅広いので、すべてを網羅的に記事にしようとするとかなり長い記事となってしまいます。そこで大まかに学習の方針や有用な教材やサイトの紹介をメインとしていきたいと思います。

この記事は題名の通り、中国語の勉強に関して字視ことを書いていきます。中国の大学院を目指すすべての受験生の参考になるかと思います。基本的に面接試験及び書類審査で合否が決まるので、特にライティングやリーディングの勉強はせずにスピーキング及びリスニングに特化して勉強してました。

この受験記の概略は下記記事をご参照ください。


自分が受験しようと思った理由については下記記事をご参照ください


2021年の受験期概略については下記記事をご参照ください。


2022年の受験期概略については下記記事をご参照ください。



まず一番基礎となる中国語について説明していきたいと思います。ここはHSKで高得点をとるための勉強面接用の勉強に分けて書いていきます。

HSKに向けた勉強

前提として、5年位前にはHSK6級9割弱の点数を獲得したことがあり、基礎力は十分にありました。
ただ、長い間中国語を使っておらず、2020年9月に受験した際は点数が228点と大幅ダウンしていました。多くの大学がHSK6級180を足切りラインにしており、北京大学の足切りラインはHSK6級210だったので、点数が足りていることは間違いないです。ただ、少し見栄えが悪いように感じました。
そこで見栄えを良くするために、HSK6級の8割240点を目指して勉強していました。ちなみに、2021年9月の試験ではちょうど240点でした笑

詳細な勉強方法はネットで調べたら出てくるので割愛させていただきますが、日本人の場合は主にリスニングに力点を置いて学習を進めていくのがいいと思います。リーディングはかなり簡単なのと、ライティングは勉強しづらいからです。確か9割弱とったときもほとんどリスニングしかしていなかった記憶があります。


勉強法の勉強

勉強法に関しておすすめの書籍は下記の書籍になります。下記の書籍がめちゃくちゃいいというよりは他におすすめの書籍がないというのが本音です、、(おすすめの書籍があれば、コメントで教えてください!)

個人的には勉強法を勉強するというのは何事においてもかなり大事だと思っています。間違った勉強法で時間を無駄にしてしまうくらいならば、最初に時間をかけてでも正しい勉強法を学んだほうがいいと思います。

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特に上述の本で述べられていたリスニングの学習方法はなかなか有用だと思うので、ぜひ参考にしてください。

リスニング勉強法①問題を解く②スクリプトを読んで、わからないところをチェック③わからないところのピンインや意味を書く④音読してみる。⑤スクリプトを見ながらシャドウイング⑥スクリプトを見ないでシャドウイング⑦音声とかぶせて音読

三宅 裕之 :『HSK・中国語検定 最強の学習法』

ざっくりまとめてみると上記内容になります。上記内容は英語教育でも似たような方法が推奨されており、自分で試してみても効果を実感できました。詳しく知りたい方はぜひ本書を手に取ってください。


過去問演習

あとは、ひたすら過去問を繰り返すのがいいとも思います。ただ、2点気を付けておいた方がいい点があります。
とにかく復習に時間をかけましょう。問題の解答時間が合計で2時間です。復習にその倍の4時間は書けた方がいいと思います。
最低でも3週は解きましょう。過去問が5回分しかないので、すぐに1週終わってしまうので、人によっては物足りなく感じ、さらに古い過去問や予想問題を解きたくなるかもしれませんが、まず目の前の過去問を完璧にしましょう。2週目以降は復習にはそこまで時間をかける必要はありません。

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使う教材は公式問題集だったら何度もいいと思います。日本国内だと上記の本しか過去問はなかったはずです。別に中国の教材でもいいと思います。



面接用の勉強

ここでは北京大学の面接に向けての準備について書いていきたいと思います。ここではシャドウイングをメインの勉強方法としておきました。


シャドウイングとは

シャドウイングには以下のような定義があります。

「シャドーイング(Shadowing)」は、英語を聞きながらそれを真似して発音する通訳訓練法のことです。英文を聞き終えてから繰り返す「リピート」とは異なり、シャドーイングは、聞こえてくる英文のすぐ後ろを影(shadow)のように追いかけるのがポイントです。
「聞く」、「発音する」を同時に行うわけですから、難易度の高い学習法ですが、ポイントをしっかりおさえて繰り返し練習することで、確実に英語スキルは上達していくはずです。

サイマル・アカデミー:『英語上達のコツ「シャドーイング」とは』

上述のように負荷の高いトレーニングですが、かなり効果が見込めます。



また最近読んだ『英語2.0』という本ではシャドウイングに関して以下のような面白い記載がありました。

シャドウイングをする目的は、ズバリ「音声知覚の自動化」です。
(中略)・・・

脳内メモリのほとんどを音声知覚に使っている状態から、メモリのほとんどを意味知覚に使っている状態に変化させることを音声知覚の自動化」といいます。音声知覚の自動化とは、音声知覚に頭を使わなくても音声知覚を完璧にできる状態を作ることです。
(中略)・・・

音声知覚を自動化するということは、一つ一つの音源を、余裕でシャドウイングができる状態にすることとほぼ同義です。音源のレベルや英語力にもよりますが、一つの音源について、100~150回程度シャドーイングするのがよいです。

岡田祥吾:『英語学習2.0』 2019 p115-19

シャドウイングはずっとメインの勉強法として行っていましたが、上記のような意識でシャドウイングをしたことはありませんでした、、
自分は100回以上同じ音源でリスニングをしたことがなかったです。だいたい10回から15回、多くても6,70回程度でした。
この本はエビデンスベースに英語教育について語られているので、ためになることが多かったです。気になる方はぜひ一度本書を手にとってみてください。

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シャドウイングの教材選び

次に、どのような教材を使って勉強したかについて紹介させていただきます。
教材を選ぶ際の条件としては、「1音源2,3分程度」「自身が内容に興味が持てる」「文章がきれいにまとまっている」などがあげられます。
英語学習だと教材が豊富なので、いくらでも選択肢があります。自分は受験勉強用の教材ですが、下記教材を使っていました。

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一方中国語だと全然良い教材がありません、、、
とはいっても教材がないから勉強しないというわけにもいかないので、とりあえず下記教材を買って勉強を進めました。結論から言うとお勧めしません、、
理由としては、「一つ一つの文章が長い」「内容がスピリチュアルで偏っている」などです。このような感想はあくまでシャドウイング教材としてお勧めしないという意味なので、普通に中国語学習に使う分には特に問題ないと思います。
※「超上級」とありますが、そこまで難易度が高くはないです~

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また、最近見つけたのですが、下記の教材がかなりいいと思います。文章の長さも程よく、外国人目線で気になる日本のことが中国語で学べます。シャドウイング教材にするならば下記教材が今のところおすすめですね!

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あと、それとは別に自身の研究計画書は何度も何度もシャドウイングを行いました。別途、暗誦もおこなっていました。音源は友達の河北省出身(標準語が一番きれいなエリアだそうです笑)の中国人に録音してもらいました。これは本当にかなりやりこみました。それでも100回もやっていないと思います、、、


中国語の学習に関しては以上となります。
かなり端折って書いたのですが、それでもかなり長い記事となってしまいました、、
端折ったところで気になるところなどがあれば、コメントで教えてください!!

次の記事は社会学の勉強方法について書いています。

引き続きよろしくお願いします!!



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