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【AU旅行のススメ】南オーストラリアの隠れた魅力とビクターハーバーでのホエールウォッチング

南オーストラリアは、その名の通りオーストラリアの南部に位置し、豊かな自然と穏やかな気候が魅力の地域です。多くの人々がシドニーやメルボルンのような都市に目を向けがちですが、南オーストラリアは豊かな自然と魅力にあふれています。特に、南極に近いこの地域は、多様なクジラを観察できることで知られています。中でも、アデレードから南に80kmのビクターハーバーは、オーストラリアで最も美しいホエールウォッチング・スポットの一つです。今回は多くの旅行者には知られていないこの地域の魅力を、紹介します。

この記事は2023年8月時点の筆者の体験に基づく情報です。現地の状況や規制は常に変動する可能性があるため、ご利用前に最新情報をご確認ください。


ビクターハーバーへのアクセス

私は今回、アデレードで車を借りてビクターハーバーへ向かいました。アデレードはオーストラリア南部に位置する静かで穏やかな都市です。街自体が芸術と文化の中心地としても知られ、多くのフェスティバルやイベントが年間を通じて開催されています。また、周囲をぶどう畑が囲み、世界に名高いワイン地区としても有名です。
アデレードの中心部からビクターハーバーまでは車で約1時間半。オーストラリアは左側通行なので、日本から訪れる方も運転に馴染みやすいでしょう。南に向かうにつれて、道も開けてきて運転がしやすくなります。

ツアーについて

私が選んだのは、Big Duck Boat Toursが提供する90分のSouthern Ocean Adventureです。このツアーでは、美しいフルリオ半島の海岸線を背景に、クジラ、アザラシ、アシカ、イルカなどの海洋生物を見ることができます。予約と支払いは全てオンラインで完結します。

集合場所はグラニット島と本土を繋ぐ橋の真ん中です。初見だと戸惑うかもしれませんが、橋の中央付近にポートがあるのでその近くで待機しておけば大丈夫です。集合時間になると、スタッフが名前を呼んでくれるので、スマホの画面を見せて船に乗ります。特に席が決まっているわけではないので、前で見たいなどの希望があれば早めに並んでおきましょう
ツアー自体は前述の通り90分で私たちのグループは幸運にも10分もたたずにクジラと遭遇し、そのあと周辺の島を回ってアザラシ、アシカなどを観察しました。

ビクターハーバーでのホエールウォッチングツアーの後、私は地元の人々にも愛されているレストラン「Nino's of Victor Harbor」でランチを楽しみました。当時の為替レートで約4000円と少々お値段はしますが、その価値は十分にあります。この格別の味わいは、ビクターハーバーの海が育んだ恵みを存分に感じさせてくれます。

ビクターハーバー周辺の観光地

① ヴィクター湾馬車鉄道

この馬車鉄道は、ビクターハーバーの本土から近くの美しいグラニット島までを結んでいます。19世紀末に設立されたこの鉄道は、当初は貨物と旅客を運ぶために使われていましたが、今日では主に観光客を楽しませるための手段として利用されています。島へは歩いて渡ることもできますが、この馬車鉄道を利用することで、その歴史を感じながら移動を楽しむことができます。

② ウリンバーラ・ワイルドライフ・パーク

この公園は、オーストラリア固有の動物を間近で観察し、体験できる場所として知られています。カンガルーやコアラ、エミュー、ワラビーなど、様々な種類の動物が自然に近い環境で飼育されており、訪れる人々にオーストラリアの野生を身近に感じる機会を提供しています。
カンガルーが放し飼いにされているエリアがあり、訪問者は直接カンガルーに触れ合うことができます。また、餌やり体験も可能で、子供から大人まで幅広い年齢層に楽しんでもらえるアクティビティです。

③ ハーンドルフ

ハーンドルフは、南オーストラリア州のアデレードヒルズに位置する、魅力的な小さな町です。1841年にドイツからの移民によって設立されたこの町は、オーストラリアで最も古い存続するドイツ移民の集落の一つとして知られています。
町を歩けば、伝統的なドイツスタイルの建築が目を引き、ドイツ料理のレストランやカフェ、パブが並びます。特に有名なのは、手作りのソーセージ、プレッツェル、ドイツビール、そして地元で作られる伝統的なケーキやパイです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。オーストラリアといえばで出てくる場所ではありませんが、アデレードやその近郊もまた非常に豊な自然に囲まれております。もうオーストラリアに行ったことあるという人も今度は南オーストラリアを検討してみてはいかがでしょうか。




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