今日の目的地は埼玉県秩父市！

ドミトリー近くにある、環八通り沿いのファミリーマート前でヒッチハイクスタート。

停まってもらえそうな気配すら感じられず、東京の一般道でヒッチハイクって激ムズやんと心が折れ始めた。
とりあえず埼玉の方角へ歩きながら、停車しやすそうな場所でスケッチブックを掲げては移動を繰り返した。

【タムタム弁当 糀谷本店】近くでスケッチブックを掲げていると、大型トラックの運転手さんがクラクションで呼んでくれた。
どうしようか迷ったが、二子玉川の交差点まで乗せてもらうことに。

秩父に行くなら練馬ICから高速に乗るのが良いと教えてもらった。

【セブン-イレブン 世田谷瀬田４丁目店】から【ローソン 世田谷瀬田五丁目店】まで歩いてヒッチハイク再開。

マルシェで販売の仕事を終えたおじいさんに声をかけて、【高井戸駅前】まで乗せてもらう。

高井戸駅前から歩き、高架を下ったところで、渋滞でノロノロしか進んでいない車の方に向かって【練馬IC方面】スケッチブックを掲げた。

すると、すぐに女性が運転する車が停まってくれた。

旦那さんが関西人だそうで、明るくて可愛いらしい女性だった。
「女の子だから乗せてあげなきゃ！」と思ったそうで、こういう時、女で良かったと思った。ありがたい。

練馬ICに行く手前の【ファミリーマート 練馬高野台店】まで乗せてもらった。

そこから【ラーメン魁力屋 練馬インター店】まで歩き、お店から出てきた人に「三芳PA通られますか？」と声をかける。
お昼時を過ぎておりお客さんが少なくて焦ったが、運良く高速で新潟まで帰るという打ち合わせ帰りの男性の車に乗せてもらえた。

【高坂SA】まで乗せてもらい、お礼を言ってお別れ。

高速に乗れたらラクショーやんと思っていたが、そうは問屋が卸さなかった！
ここから、なかなか先へ進めないのだ。

理由は、新型コロナ感染者数が急増していたから。

最初はOKをもらったが「老人が載ってるからやっぱりごめんね」とお断りされることも。
感覚的なものだけど、7月上旬とは明らかに違って簡単にはいかない。

しかし、声をかけ続けるしかない。

すると、一度声をかけて断られたおじさんがもう一度来てくれて、【嵐山（らんざん）PA】まで乗せてくれることに。

はぁ〜良かった～！
しかも、練り物揚げたやつ2本を買ってきて下さった！

ゴルフ帰りでスコアが良かったことや、私と同い年の自慢の娘さんがいる話を聞かせてもらった。

嵐山PAでお礼を言って降ろしてもらい、今度は明日ゴルフがあり前乗りでやって来たという、タイに会社を持っているおじさんがカフェオレをくれた。
そして、花園IC出てすぐにある【道の駅 はなぞの】まで乗せてくださった。

秩父方向と逆だったので、反対側にある【しまむら 花園店】まで歩いて、ちょうど店から出てきたご婦人二人組に「秩父駅方面に行かれませんか？」と声をかけたら、そちら方面へ帰るところだから乗せて行ってあげると！

日が暮れてきて不安だったし、一般道ではなるべく女性の車に乗せてもらいたかったから助かったー！！！

車中では秩父のことをたくさん教えてもらった。
秩父出身の有名人が結構多くて、バナナマンの設楽さん、藤原竜也さん、アルフィーの桜井さん、林家たい平さんなどなど。地元の人が知ってる裏話みたいなことも聞いた(笑)

ショッピングモール・ウニクス秩父の駐車場で降ろしてもらい、お礼を言ってお別れ。

ここから歩いて数分の距離にある【働Co-living】というホテルに2泊した。

キャビンって何？と思ったが、ドミトリーと同じだった。
フロアごとにオートロックがかかり少し面倒だが、逆にセキュリティ的には安心。
それとキッチンが清潔で料理ができる点が良かった。

7月19日20日が秩父川瀬祭という夏祭りで、偶然私の宿泊と重なっていてラッキーだった。

キッチンでサラダを盛り付けていたら、ダイニングに居た地元の人達が「花火上がるよー」とベランダに呼んでくれて一緒に花火を見た。

「屋台出てるから見ておいでよ」と言われ、てっきり出店のことかと思ったら、この辺りでは「山車・お神輿」のことを「屋台」と言うそう。
そういうの面白いなーと思いながら、夜の【秩父神社】へ。

ホテルに戻り、お菓子を食べようとダイニングに行くと先ほどの地元の皆さんが「おつまみいっぱいあるから食べなよー」と誘ってくださった。

私を含め女性4人でワイワイとお喋り。
スナックのママのさっちゃんの話（映画の撮影でガッキーがバーに来た話）がめちゃくちゃ面白くて大笑いした。
おつまみも沢山食べさせてもらって、初対面なのにすごく良くしてもらった笑

東京を離れるまでは無事に秩父までたどり着けるのか焦ったが、今日も親切な人達に助けてもらってなんとか日暮れまでに到着できた。

幸運にも夏祭りと重なり、花火や屋台を見れたり、地元女性陣の飲み会に入れてもらったり、充実した一日になった。