メキシコ戦

東京オリンピック男子サッカー3位決定戦。

メダルをかけた最後の戦い。

1−3の敗戦。


中2日での戦いが続く、本当に厳しい日程だったと思います。

日本国民を代表して、お疲れ様でしたと言いたいです。

胸を張って帰ってほしいです。


日本国民を代表して今日の試合の感想を言いたいと思います。

やはりメンバーの疲労が溜まっているのがわかり、見るのが辛くなりました。

予選リーグでスーパーなプレーを見せていた選手ほど、調子が悪くなっているのを感じ、悲しくなりました。

失点に絡んだ遠藤、運動量が落ちた田中碧、違いを見せられなかった久保や堂安。

みんな出ずっぱりだったので、疲労のピークが来るのは仕方ありません。

疲労を言い訳にしたくないと久保選手は言っていましたが、どこかのタイミングでもう少し休める起用もあったのではないかと、思ってしまいます。


そんな満身創痍の日本代表の中、唯一と言っていいほど輝きを見せたのが、三笘薫。

我らが川崎フロンターレのスター選手。

主力としての大活躍が期待されていた今大会では、コンディション不良からか出場機会が少なく、目立った活躍ができずにいました。

準決勝のスペイン戦ではベンチにすら入れないという屈辱を味わっていました。


そんな三笘が今日、日本の決勝トーナメントでの唯一となるゴールを奪いました。

ゴール以外でも何度も相手の守備陣を切り裂き、メキシコゴールに迫りました。

いつもみている三笘でした。

相手も疲れている中だったから、余計に目立ったように感じたのかもしれません。

しかし、外国の一流プレイヤー相手にインパクトを与えたのは紛れもない事実です。


三笘がゴールを奪ったときの僕の感情はぐちゃぐちゃでした。

期待に応える活躍を見せることができずに、バッシングされていた三笘が、最後の最後で本来の輝きを見せたこと。

そして本来の輝きを見せた三笘は、やはり世界の強豪でも止めることが難しいほどのプレイヤーだったこと。

ほら、やっぱり三笘はすごいんだ!

けどなんでもっと早く三笘を使わなかったんだよ。

みたいな。

嬉し悲し悔し。


この大会が終わったら、三笘は川崎フロンターレを離れて海外移籍することになっています。

僕は今まで何年もサッカーを見てきましたが、三笘ほどのプレイヤーはいないと思っています。

それをルーキーイヤーに感じたほどの、とんでもない選手です。

負けて悔しい東京オリンピックですが、最後の最後に三笘の凄さが証明されたのが、唯一の救いです。

三笘にとっても悔しさしか残らない大会だったと思いますが、この悔しさをバネに世界で活躍してほしいと思います。

川崎の三笘から、世界のミトマに。

絶対になれると信じています。


碧、旗手、三好、板倉、そして三笘。

川崎出身プレイヤーが多く、たくさん楽しませてもらった大会でした。

選手の皆さん、本当にお疲れ様。

そして感動をありがとう。


日本国民を代表して、感謝を述べさせていただきました。

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