見出し画像

ノーコードが広げてくれた「イベント体験」の話【NoCode & LowCode Advent Calendar 2023】

こんにちは、イベントアクセラレーター 西舘聖哉(nisei_86です!

最近は、ノーコード推進協会(通称:NCPA)にガッツリ関わらせていただいたり、武蔵野EMCの講義でノーコードツールを使ったプロトタイピングをお手伝いさせていただいたりと、急速にノーコードとの関わりが増えてきました。
というわけで、今年は NoCode & LowCode Advent Calendar 2023 に参加させていただきます!


ノーコードが身近にしてくれた「自分でつくる」ということ

さて、これを読んでくれている皆さんは、ノーコードについてどのくらい知っているでしょうか?
海外まで見渡すと本当に多くのノーコードツールが存在しており、日本産で有名どころだと、業務アプリを簡単に作れるkintone、webサイトの構築ができるペライチSTUDIO、スマホアプリが作れるClick、他にも様々な用途のノーコードツールが存在しています。

僕は2019年までエンジニアをしており、システム開発案件から撤退した今となってはほとんどプログラミングはできなくなってしまいましたが、そんな自分でもノーコードのおかげで、これまではプログラミングが必須だった業務を自分の手でやることができています。
例えば、自分のサイトは、STUDIOでベースをプロに作ってもらい、日々の更新や管理は自分で行える状態にしてもらいました。
普通にサイト構築を依頼するよりも、安く早く、複雑な保守契約も無い、まさに自分が求めていたものでした。

自分がシステム開発の世界にいた時に常々感じていた、「外注先に丸投げや多重請負で、現場の知識や目線がシステムに反映されない。」という課題感をノーコードは解決していってくれる、そんな風に思っています。

ノーコードが今の本業に繋がる

そんな中で、イベント運営の仕事でノーコードでアプリを作る機会が訪れたのでした。
毎年、運営をお手伝いしている軽井沢ラーニングフェスティバル

白紙のタイムテーブルから始まり、感情や直感と向き合うような様々なジャンルの体験型ラーニングセッションを、誰でもいつでもどこでも参加できるし開催できる、本当は誰もが持っている、誰かの学びや気付き・癒しとなるような何かを、与え合い楽しみ尽くす学びのフェスティバル。

ここでは、参加者が自発的に自身のコンテンツを自由に発信できる仕組みが求められており、それを叶えられる専用アプリが作れないか、という課題があり、なんか作れそうな気がしたので、引き受けさせていただきました。

昨年は、Adaloという海外のノーコード開発ツールを使って開発を行い、なにかと使いにくい部分もあったので、今年は日本産のノーコード開発ツールであるClickに乗り換えて開発を行いました。

開発画面はこんな感じ

結果は大成功(フィードバックや当日の様子を見てる限り絶対そのはず!)。
一般参加者からのセッション登録は85件を越え、それぞれがGiveしあい、3日間の大きな賑わいが生まれました。
アプリ自体は、イベントの情報集約とシンプルな登録フォーム、登録されているセッションの一覧表示、というシンプルな構成ではあるものの、「まさにこれが必要」というものだけを実装するわかりやすさは改めて大事だと実感すると同時に、ノーコードがイベントにもたらす可能性を感じることができた、自分にとって非常に良い出来事でした。
これが有るのと無いのでは、きっと違った結果になっていただろう、そう思えるくらい、来た人の体験を広げてくれたものになっていたと、自分は確信しています。

当事者として、もっとつくろう

今、自分は、起業や新規事業創出に関わる機会が増えてきています。
その現場で常々言われているのが「とにかく動くものが有るのと無いのとでは、伝わるイメージが全然違う。」ということです。
webサイトなどの目に見えるイメージ、自分がやりたいサービスのデモアプリ、そういった最初の一歩目を作り出すことにノーコードは非常に向いています。
もちろん、深めていけば、より複雑なものも作り出すことができます。

「こういうものが世の中にあったらいいな!」
そう思った当事者である自分自身には、それを生み出せる可能性がある。
誰もが想い描いて"カタチ"にできる、そんな世界が来ることを願って、これからもノーコードを広める1人でありたいと僕は思っています。

お知らせ

海外事情なども含めて、ノーコードの話をじっくり聞けるイベントが12月15日にあります!
ぜひ、こちらに参加してみてください!
お待ちしてます!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?