南 青山

好きなことをして生きていきたい。しかし、自分の好きなことは何か?自問自答を繰り返す中で…

南 青山

好きなことをして生きていきたい。しかし、自分の好きなことは何か?自問自答を繰り返す中で、「旅」ではないかと思う今日この頃である。

最近の記事

クルマでまるっと欧州一周30日【Day-6①】

9/1/2019 Soutelne-San Sebasutianソーテルヌのシャトー探訪有名なシャトー見学は事前に予約が必要である、ということをこの旅の最中に友人がFacebookで教えてくれた。旅前にも聞いたような気がするのだが、その時はワイナリーを訪ねようという思いは実のところほとんどなかったのである。しかし白洲次郎の旅を地図にプロットしてみるとワインの産地とほぼ重なるのである、というよりフランス、スペイン、イタリアはワインの大産地であり至極当然のことなのだ。真っ白な雪を

    • クルマでまるっと欧州一周30日【Day-5】

      8/31/2015 Saint-Émilion-Sauternesサンテミリオン旧市街サンテミリオンでの宿、La Petit MadeleineはいわゆるB&B、Bead & Breakfast、最近日本でよく耳にする民泊のような宿だ。ワインの有名な産地であり、部屋からの眺めも一面の葡萄畑である。   朝食は8人ほど座れる大きなテーブルの周りに、フランス人、イギリス人、オランダ人、オーストラリア人と一緒に座った。クロワッサンに大きなボウルのカフェオレ。朝からイギリス人夫婦が

      • クルマでまるっと欧州一周30日【Day-4】

        8/30/2019 Valençay-Saintemillionシャンポール城へ朝は6:30に目覚めた。散歩がてらジョギングに出かける。小川に睡蓮が浮かぶ風景はモネの絵画のようである。いつもの習慣で水面を注視して魚をさがす。結構でかいやつがいたが鱒系なのかはわからなかった。 ホテルへ戻ってきてクルマを見た。初日が雨であったことと、これまで3日間ですでに1000km以上を走行しているため、かなり汚れていた。驚いたのは、日本で夏の田舎を走った後のようにフロント周りに蚊などの虫の亡

        • クルマでまるっと欧州一周30日【Day-3②】

          8/29/2015 Valençeyロワール地方 ヴァランセへ10時半にモン・サン=ミッシェルのホテルを出発した。この日の宿は翌日の目的地ボルドーへの中継を目的としている。ノルマンディー地方とボルドーの間といえば、「フランスの庭」と呼ばれるロワール川流域一帯である。しかし一口にロワール地方と言っても、フランス最長1012kmという流域を誇るため果たしてどこにすればよいものか。ルマン、トゥールあたりがメジャーな街だが、ボルドーまでまだ微妙に遠い距離を残す。Webでホテルを探す中

        クルマでまるっと欧州一周30日【Day-6①】

          クルマでまるっと欧州一周30日【Day-3 ①】

          8/29/2015 Mon't Saint-Michel-Valençay モン・サン=ミッシェル探訪**憧れのモン・サン=ミッシェル **やはりフランスの朝は遅い。桟橋手前から7時半のバスで島へ渡ったはいいが、道を上っていくとまだ門が閉まっている。開門は9時らしい。今日も380kmのドライブが控えているので可能な限り早くここを後にしたいと思っているのだがどうしようもない。 気をとりなおしてどこかで朝めしを食べようと登った道を戻るが、開いていたのはパン屋一軒だけ。オムレツで有

          クルマでまるっと欧州一周30日【Day-3 ①】

          クルマでまるっと欧州一周30日【Day-2】

          8/28/2015 Avise-Mon't Saint Michel モン・サン=ミッシェルへ朝の遅いヨーロッパ Les Avisesの朝は遅い、というかヨーロッパはどこも遅い。朝早いのはパン屋だけなのである。7時に街を散策しようと着替えて部屋を出たが、ホテルの入り口の鉄扉には鍵がかかって開けられない。しぶしぶ部屋に戻る羽目になった。昨晩は雨がしっかり降っていたので、この時ホテル全景を初めてゆっくり見た。 向かいの教会の高低大小のついた素晴らしい鐘の音が8時に鳴り、それとと

          クルマでまるっと欧州一周30日【Day-2】

          クルマでまるっと欧州一周30日 【Day-1】

          8/27/2015 Pari-Avize シャンパーニュ地方へ ほぼ定刻にシャルルドゴール空港に到着、イミグレーションも混まずに抜けてフランスへ無事入国、Avisレンタカーへ向かう。 今回の欧州旅行の起点は白洲次郎がスタートしたロンドンにしたかったが、ドーバー海峡をフェリーにクルマを載せて渡る必要があり日本でも一苦労なのに海外では自信がなかったこと、時間に縛られること、また当時はEU域内であるがパリで乗り捨てると10万円くらい高くなることから、パリで借りてパリで返し、ロンド

          クルマでまるっと欧州一周30日 【Day-1】

          クルマでまるっと欧州一周30日【Day-0】

          8/27/2015 Gran Turismo 2015年、私は23年間勤めた広告会社を退社した。「知名」を前に人生初めての転職を決意したのである。転職を決めた時に、人生でいつかはやってみたいことがあった。それはクルマでヨーロッパをぐるりと周ることである。偉大なる先人、白洲次郎に関する本の中で「Winter Vacation 1925-1926」という欧州大陸周遊旅行にかつて心打たれたことがあった。彼は親友と二人で高速道路のない時代に愛車ブガッティを駈り、たった12日間でイギ

          クルマでまるっと欧州一周30日【Day-0】