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この賞味期限を噛み締める


「まだ初めてだからわからないことも多いよね」って言ってもらえると、正直ちょっとだけ安心する。責任の重荷がスッと降りたようなそんな感じ。

でも逆に考えると、あまり期待されていないということでもある。

責任や期待は若いうちは向けられないことは多い。いや、期待はされるだろうけれど、それ相応のリターンを期待されるのは先のことだと思っている。
そのぶん、年数を重ねるにつれて、責任や期待は大きくなる。下手なことも言えなくなる。だから、下手なことを言えるのは若いうちだけだと思う。

じゃあ若さの特権っていつまで使えるんだろう。
明確にここ!って区切られているわけじゃないと、多分思う。
とても曖昧で、まるで賞味期限のように、少しずつ美味しさが失われてどこかのタイミングでお腹を壊す。食べ物の話じゃないよ。

はっきりとした境界はなく、若さの期限は気がつけばやってくる。そして、日本である限りそれは年齢によるものが多いのだろう。

そしてその特権は若いうちには気が付かないことが多いと言われることが多いらしい。言葉では理解していても、実感するのは先の話なのだ。

だから僕もまだ言葉でしか理解していないと思うけれど、
後悔のないようにこの賞味期限を噛み締める。

訪れてくださり、ありがとうございます!