グローバルスタートアップカンファレンス「NextSilicon Valley」登壇者インタビュー002牧野さん&マリアさんfromロシア

2019年8月29日(木)午後13時@東京ミッドタウン日比谷にて、世界6カ国のIT投資家や支援者が集うカンファレンスを主催します。

登壇者をインタビューして記事にしてご紹介していきます。こちらも見てもらうと、より当日のカンファレンスが楽しめると思います。

第2弾はロシアから登壇してくれるSAMI社。CEOの牧野さん、登壇してくれるマリアさんにオンラインでロシアはサンクトペテルブルクとオンラインでつないでインタビューしました。

中川:なぜ牧野さんはロシアを?

牧野:元々は、大学時代にモスクワに留学していたのがきっかけです。東日本大震災の時は、モスクワ大学の寮に住んでいました。その時にロシアの人々に色々と助けて頂き、それに感動して、いつかロシアでITビジネスを起業したいと思っていました。

中川:その後のキャリアを教えてください。

牧野:大学後は、ビジネスを学びに、楽天株式会社に入社しました。当時、楽天がロシアの大手Eコマースにマイナー出資していたので、ロシア支社がすぐにできそうだと思い、ここならロシアのITビジネスの立ち上げを学べるかと思いました(結局、楽天はロシア支社は作りませんでしたが)。サッカーW杯を2年後に控えた2016年に、ロシア・サンクトペテルブルクに移住して、翌年に今の会社を起業しました。

中川:会社の紹介をお願いします。

牧野:ロシアのスタートアップの日本進出や、日本の企業がロシアのスタートアップとコラボレーションを支援しています。主にはプロジェクトマネジメントです。コラボレーションの形としては、一つは資本提携みたいなパターン、他には業務提携、例えばPoCなどがあります。スタートアップと大企業とがコラボレーションする時は、ただでさえ共通言語が違うのに、そこに言語バリアとか商習慣が入ってくるので、そこがスムーズにいくようにプロジェクトマネジメントを行います。

中川:その中で、ロシアならではの魅力とは何ですか?

牧野:未開拓市場の大きさです。中国にも通じる部分が思いますが、大国のメリットかと思います。日本企業が参入できる余地が十分にあります。
そして人材が優秀だけどまだ値上がりしていないのでR&D拠点にも最適です。協業のパターンが他の国よりも広くて多様な類型があるイメージがあります。進出のハードルは高いですが、逆に言えば他の国も簡単に参入できないのでそこが特徴的であるかもしれません。

中川:協業パターンをいくつか同時並行で進められる、とはどういうことですか?

牧野:実際に支援してる会社でも、ロシア市場への進出と、スタートアップとの協業、開発拠点や採用活動を一度にすすめている企業もあります。

中川:ロシアのスタートアップ事情を教えてください。

牧野:アメリカの経済制裁があるので、米国の投資家は入ってきていないので、スタートアップのバリエーションがそこまで上がっていない。
あとはエンジニアが優秀だけれども、まだ人件費が相対的に安いのでソフトウェアプロダクトのいわゆるコストの部分はまだ低い。

中川:なるほど、ある意味、アメリカとの競争がない、というのは魅力とも言えますね。

中川:AIスタートアップがおもしろいと聞きました。実際に魅力的なAIスタートアップは多いですか?

牧野:ソ連時代の理系教育を基盤に、数学的素地のあるエンジニアが、どんどんAI分野に流れ込んでいます。
ITソリューション、セキュリティ、モビリティ、エンターテイメントの分野で、コンピュータービジョンや自然言語処理を活用した多くのスタートアップが生まれています。例えば、先日、日本のWILLグループが投資を行った、VCVも元はロシアのスタートアップです。顔認識や音声認識を使って人材採用の効率化を促すソリューションを提供しています。

中川:登壇者のマリアさんにお聞きします。日本人とロシア人、相性はいいですか?笑 

マリア:良い質問です。笑
もちろん、相性はいいと思います。例えば、ロシア人の特徴は、新しいアイデアをすぐに早いスピードで出すことです。しかし、そのアイデアを慎重に実現する能力が欠けているように思います。急ぎすぎて、重要なポイントを取りこぼすことが多いです。一方で、日本人はちゃんと仕事をしているのですが、普段、新しいアイデアを出すのは、ロシア人より苦手だと思います。日本人とロシア人は、協力する時、お互いのいい点や欠点を理解すると、スムーズに仕事を進めることができると思います。

中川:日本はロシアを多く知る人はまだまだ少ないと思いますが、ロシアは日本企業とのアライアンスは前向きに捉えていますか?

マリア:多くのロシア人にとって、日本は技術のレベルは高い国というイメージがあるので、 日本企業とのアライアンスには前向きだと思います。

中川:ロシアの企業にとって、日本企業に期待していることは主にどんなことだと思いますか?

マリア:もっとも期待していることは、新しい経験だと思います。普段、ロシア企業はヨーロッパやアメリカの企業と協力するけれど、多くの企業はよりいっそうの成長のため、アジア諸国とも協力したい。ロシア企業には、日本企業は安全性があるので、安定した協力を期待していると思います。

中川:最後に今回のカンファレンスで参加するか迷っている方にメッセージをお願いします。

マリア: 現在、ロシアのタートアップは早いスピードで発展しています。そして市場としても多くのビジネスチャンスがたくさんあると思います。しかし、まだまだ、日本ではロシアでのビジネスについてまだ知られていない。このイベントに来る人が、新しいロシアを発見することができると信じています。皆さん、Next Silicon Valleyに、ぜひ、来てください!

中川:ありがとうございました!

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中川りょう@SEKAIBOX

シェアエックス㈱のCEO&Founder中川です。 セカイのビジネスをシームレスにつなげるをVISIONに「SEKAIBOX.com」を運営してます。 好きは努力に勝る。ベンチャービジネスで人生アドベンチャー中。じっとしてられないです。
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