知られざる世界の生態系by関穂乃香/宇部工業高等専門学校(山口)#生物多様性を守ろう

世界にはたくさんの動物たちが様々な地域で暮らしている。だが今日、住んでいる地域がなくなり、絶滅の危機にさらされている生物たちもたくさんいる。そんな中私たちは何をすべきか、この記事を読んで興味を持ってほしい。

1、 はじめに
この記事は、私がせかい部探究プロジェクトの生物多様性を守ろう、についてのお話をまとめたものだ。今からこの記事を読む人の中には、生物多様性についてあまり興味がない人もいるだろう。だが、新しいことを知って自分の考えを深めてくれたら嬉しいと思う。

2-1、日本は生物多様性が豊かな国?
生物多様性とは、生態系・生物群系または地球全体に、多様な生物が存在していることである。日本は生物多様性が豊かな国である。小さな領土に、たくさんの生物が存在する。また、海に囲まれた島国であるため特有の生物が多く存在する。例えばツシマヤマネコや二ホンモモンガなどだ。私たちは、日本が領土の大きさに対して生物の数が多い世界で稀な国であるということは知っているだろうか?私はあまり知られていないと思う。もし外国の人に「日本はどんなところに特徴がありますか?」と聞かれたらどうするだろう。自然のことについて答える人はいないと思う。

2-2、日本の生物に絶滅の危機…?
上で述べたように日本は生物種がとても多く貴重な生物もいる。それらの多くが今、絶滅の危機にある。この写真を見てみると絶滅の危機にはすべて人間の活動によって生まれていることが分かる。

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2-3、生物多様性を守るために私たちができること
問題を作ったのが人間ならば、人間がそれを解決すべきである。現在、生物の絶滅の速度がとても速くなっている。そのスピードを少しでも遅くするために私たちができることを紹介する。

その①エコラベルの付いた環境にやさしい商品を購入すること。実はマクドナルドのフィレオフィッシュバーガーにはエコラベルがついている!!

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その➁ESG投資…環境に良い企業活動に投資することで生物保全につながる。

その③NPO、NGO,団体の活動に参加する。

以上の他にも学校のボランティアなどたくさんの活動に参加できると思うので一人一人が意識することが大切だ。


3-1海の生物たちにも危機が…?
日本は世界の中で、海の生物の種類が最も多い国でもある。深海にはユニークな生物がたくさん存在する。なぜ日本の海には生物種が多いのだろうか?日本の周りの海は丁度よく、バランスよく様々な環境がある。そんな海や深海に30年前にはプラスチックごみが大量にあることが分かった。

もしプラスチックごみを海の生物が食べてしまうと以下のような問題が起こる。                            
・内臓を傷つける
・体内で消化できなくなってしまい、栄養失調になってしまう 
・化学物質で生物が汚染されてしまう  
・漁具に絡まってしまって深海の調査ができなくなる 

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この写真は体にプラスチックが絡まってうまく泳げなくなった魚の写真である。

海へ流れているごみの量は約1億5千万トンと推定されている。そう考えるといつも見ている海は、実はごみの海になっているのではないだろうか?ごみの海にしないために私たちはどうしたらよいのだろうか?私は意味も分からずに活動などをするより今海の中がどうなっているのか知ることが一番だと思う。


4-1、海外から見た日本の動物たち
日本は上の章で何度も述べたように、陸でも海でも生物の種類が多い国である。そして、実は世界で最も簡単にヒグマやシャチ、マッコウクジラに簡単に会える国である。

  ドイツで聞いてみた日本で見たい動物ランキング!!!
   1位  イルカ
   2位  アオウミガメ
   3位  ニホンザル
   4位  ツキノワグマ、ザトウクジラ、ムササビ

ニホンザルが3位なのは驚きだ。私は山奥に住んでいるのでサルを日常茶飯事に見ていて、珍しいとは思わない。だが欧米の人などはサルを見たことがない人が多いので、日本に来たらサルを見てみたい人が多いらしい。

4-2、海外と日本の動物の捉え方の違い
欧米では人と野生生物は分断されていることが多い。だから野生生物と人間との距離が遠いので動物たちの価値が認められている。
日本では人と野生生物が昔から共生していた。人たちは鹿、サル、猪、熊、狐は森の中にいるべきと考える。そうすると、身近でありすぎる故に野生動物たちが価値として認められない。
以上から日本は欧米に比べて野生生物との距離が近い。そして日本は昔から人と動物は同じ立場の存在で共存してきた。野生生物でも神様になることができていた。今でもジブリ映画などで神様として扱われている映画もある。この写真は日本の伏見稲荷大社の狐の神様の画像である。

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4-3、正しい姿を世界に発信するには
日本は世界に対して生物保護活動についての発信力が弱い。日本人はクジラやイルカを食べる習慣があるが、発信力が弱いため、意味もなく殺している国民という認識をされている。日本は意味もなく殺しているのではない、ということを世界に向けて発信すべきである。
 本当の情報と日本の報道はあまりリンクしていない     ex)人が死んでいるのはスズメバチのほうが多いのに熊のほうが大きく取り上げられるのはなぜか?それは、スズメバチのことを報道するよりも熊の報道のほうが視聴率を高くできるからだ。
以上から日本の報道は正しさを必ず伝えているのではなく忖度をしているということが分かる。すべての情報が正しいとは限らない。

5、まとめ、自分の考え
私はせかい部の話を聞いて、知らなかったことがたくさんあった。例えば、日本は生物種が多い国であることや、欧米の方にはサルや熊などの私たちにとって身近である動物が貴重であるなどだ。
どの章の問題にも共通する、私たちが一番初めに簡単にできることは「正しいことを知ること」であると感じた。日本は世界で一番生物種が多い国であることを知らないと自然を守ろうと思えないし、海にプラスチックごみを捨てないようにしようと思えない。スマートフォンやニュース使って興味を持って調べてもそれが本当の情報とは限らない。その情報が本当に正しい情報か否か考える必要がある。
正しい情報を知った時に自分はどうすればよいのか考えること自体が自然を守ることにつながっていると思った。そして色々な人が知ってより良い方法を見つけていくことが大事なことではないだろうか。


宇部工業高等専門学校(山口) 関穂乃香
#せかい部 ×SDGs探究PJ高校生レポーター(生物多様性を守ろう)

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