世界一分かりやすいギター耳コピその2:キーとダイアトニックコードとは?

おはようございます!世界一分かりやすいギターの先生、ゆうきです!



世界一分かりやすいギター耳コピその1は読んでいただけましたか?



マインドセット的な部分の多い記事で、今回からが実践編になりますが



その1も重要な内容ですので読み飛ばしてしまった方は是非流し読みでも良いので読んでみてくださいね



一応、どうしても読むのがめんどくさい方は絶っっっ対に最後の項目5だけは読んでいってください。


耳コピができない原因の多くはここで躓いています。



1:目標はキーを特定すること。



皆さんは耳コピをされる際にどのようにされているでしょうか?



たとえばアコギがジャンジャカジャンジャカ弾いているのを聞いてあなたはどうしますか?



恐らくは闇雲にルート(一番低い音)はどこだー?!?と指板を漁っているのではないでしょうか。



たしかにそれでも最終的に取ることは出来るかもしれません、が余りにも効率が悪いですし成長性がないです。



そこでまずはキーを特定する作業から入ります。
ご存じの方も多いと思いますが、99%以上の曲はキーというものが存在していて基本的には7つの音しか出てきません。



ほとんどの曲はメジャーor(ナチュラル)マイナースケールで構成されているのですが、これただ単にドレミファソラシです。(Cメジャースケールの場合)



ちなみにこの音を全て半音上げればそのままD♭(C#)メジャーになります。勿論さらに半音あげればDメジャー。


そのまま半音上げ続ければ最終的にCメジャーに戻ります。(ナチュラルマイナースケールについては記事の後半で解説します。)


これが一般的によく言われる移動ド。ってやつです。
Dメジャーならレミファ#ソラシド#ですがこれをドレミファソラシに置き換えて考えることですね。



度数としてI II III IV V VI VIIとも呼びます。



まあ難しく考える必要はないです。音楽を学ぶ上で最も大事な事は難しく考えない事です。


音楽に限らず完璧に理解しようと100%を目指すより6,70%ぐらいでどんどん次に進めて行ったほうが大半の事は効率が良いし飽きないものです。



キーについては馴染み深い方も多いでしょうから、細かい点は記事が長くなってしまうと覚えにくいので割愛させていただきます。




指板から闇雲に探していたら約150分の1の確率ですがキーが特定できれば7分の1です。明らかに効率が雲泥の差ですね。



この記事ではキーを特定するのに必要な基礎知識をやっていきます。
極めて簡単にご紹介しておりますので座学だからと嫌がらずにぜひ見ていってくださいね。



2:ダイアトニックコードを簡単に理解する。




皆さんがコードを勉強する際にドレミファソラシはCDEFGABとイタリア語に置き換えて覚えられたかと思います。



もし覚えてない方はラシドレミファソの順番にABCDEFGに順番に並んでいると考えれば一発で覚えます。




さて、基本的にほとんどの曲はコードとメロディ、リズムで構成されています。



リズムはスケールに関係がないので一旦置いておいて、コードとメロディ。



あなたの好きな曲も必ずコードがストリングスやギター、ベース等の楽器で流れている上にメロディが乗っている。という形のはずです。



このコードは原則そのキーにあったコードで構成されています。
そのコード群をダイアトニックコードと呼びます。



Cメジャーキーの場合は以下になります。



C Dm Em  F G Am Bdim



以上の7つで構成されており、それぞれ役割があるのですがこのページではまず最速で耳コピを習得する事を目指しますので、難しい事は全て省きたい!!割愛いたします。



大事な事は超簡単、Cメジャーキーにおいては以上7つのコードしか基本的には使用されないということです。


当然ですがその構成音も全てドレミファソラシで出来ています。



なお、このダイアトニックコードも上記はCメジャーなのですが全ての音を半音あげればC#メジャーになるし最終的にCメジャーに戻ります。



メジャーキーのダイアトニックコードは全全半全全全半のインターバルです。



半音というのは文字通り半音だけ、全音というのは1音飛ばし(CからDならDbが飛んでいるわけですね。)です。



また、メジャー、マイナーの位置は固定です。



たとえば全音あげたDメジャーのダイアトニックなら



D Em F#m G A Bm C#m♭5になるわけですね。



メジャー、マイナーの位置が変わっていないことがわかると思います。



なお、これらは全て3つの音(Cコードならド、ミ、ソ)で構成されており、総称してトライアドコードと呼ばれます。



3:セブンスコードについて




さて、皆さんセブンスコードってあるよね?って思った方もいらっしゃると思います。その通りです。



ただこれも耳コピをする上ではそこまで難しく考える必要はないです。



CM7 Dm7 Em7 FM7 G7 Am7 Bm7♭5



Cメジャーキーのセブンスダイアトニックコードになりますが、
これもダイアトニックコードと一緒でパターンが決まってます。



メジャーコードにはM7がついて、マイナーコードはm7がつくわけですね。
(勿論全てCメジャーキーの音で出来ています。)



G7(V7)だけ例外になりますが、これはメジャーコードにm7がついた形になります。



何を言ってるか分からなければひとまずG(V)だけは7コードと覚えて貰えば大丈夫です。



4:ナチュラルマイナーとは?

後ほど解説すると述べたナチュラルマイナーの解説に移ります。



実はマイナーにはメジャーと違って3種類のスケールがあります。



が!!実はキーとして使われるスケールはナチュラルマイナースケールのみと言ってもあまり過言ではありません。



残りの2つのスケールは曲の一部等で部分転調等、それこそギターソロ等で一時的に使用するスケールなので耳コピの点では一度置いて良いでしょう。



さて、メジャーキーの理屈は皆さんわかってきたと思うのですが、マイナースケールも実は皆さんほとんど理解できています。



実はメジャーとマイナーは表裏一体で、メジャーキーにおけるVImをI度としてとらえてキーを展開するとVI度のマイナーキーになります。実際にやると



C Dm Em F G Am Bm♭5
ドレミファソラシド




以上がCメジャースケールとそのダイアトニックコードですが、これをマイナースケールとしてとらえると



Am Bm♭5 C Dm Em F G
ラシドレミファソラ
になります。



Am、ラを基準(I度)としてCメジャーキーと同じ音を並べただけですね。



勿論他のキーでも同じです。ここで覚えるべきことはVImを基準に並べ直せばVI度のマイナーキーになるということです。(=Aマイナーキー)



メジャーキーと比べて暗い雰囲気が出るスケールであるとされますが、最近の曲は特にですが、近年ではあやふやな曲も多く出ております。



特に耳コピに関しては難しく考える意義はないです。



※補足:注意すべきこととしてVm7であるEm7はE7にして使用される場合が多くあります。



E7の構成音はミソ#シになり、Cメジャー、Aマイナーのスケールからは外れますが


メジャーキーにおけるG7の役割(導音)をEm7では果たせない事からE7を使用する(勿論部分転調扱いになります)事が多く見受けられます。



導音についてはここでは触れませんので、気になる方は調べてみるかTwitterでDM下さい。


また、耳コピにおいては上述のことが理解できなくてもE7が頻繁に使われるということだけ覚えておけば大丈夫です。



5:一番大事な事!!




ぶっちゃけこれが一番大事です。
ここだけでも絶対に見てください!



実はメジャー(マイナー)ダイアトニックコード内においてメジャースケールを弾いている場面



実はどの音を弾いても問題がないんです!



勿論コードトーンと言ってコードにより合う音やアヴォイドと言ってコードに極端に合わない音があるのも事実です。



ただ耳コピって自分で作曲するわけじゃないですよね。



なので耳コピではそこまで必要のない知識ですからここでは触れません。どんどんスピード感を持って先に進みましょう!



ここで重要な事は曲のキーさえわかればそこで出てくるコード、メロディがほぼ全ての曲において絞る事ができ、耳コピの難易度を極めて大きく下げてくれるのです!!



これを知らないで耳コピしていてもいつかはできる様になるかもしれませんが途方もない道のりです…



ただ、皆さんはまだキーを特定する方法はご存じないはずです。



次回は実際にキーを効率よく特定する事が出来る方法をご紹介しますので、ぜひご覧ください!!





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記事を書いておいてアレですが、ネットで記事を漁るよりも音楽もスポーツと同じで人から直接学ぶのが比較しようがない程圧倒的に効率が良いです。




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