世界一分かりやすいギターのミュートのコツ
おはようございます!世界一分かりやすいギターの先生ゆうきです!
最近は耳コピに関する記事を多く書いていましたが、ひと段落してきたので少しギターミュートに触れてみます。
その1:ギターのミュートとは?
勿論ご存じの方も多いと思うのですが、コードやギターソロを弾く時等に弾かない弦を意図的に指で軽く触れる等して音を出さないテクニックですね。
一見別に良くね?と思ってしまう方も少なくないですが、理想で言うならばやはり余計な弦は必ずミュートするべきです。
その2:コード名ってどう決まる?
まず軽くコード名がどうやって決まるかの解説を少しします。
勿論例外も少なくないですが、基本的な考え方としては同時にどの音が鳴っているか。になります。
例:1 たとえばギターがCコード(ドミソ)を弾いていて、メロディがシの音を歌っているならそこのコードはCではなくCM7になります。(シの音がCのM7だからです)
例:2 同じようにギターがCコードを弾いていてメロディがラの音を歌っていればCM7(13)となります。(ラがCの13thだからです。)
補足ですが、例1の場合でも必ずしもCM7をギターが抑える必要はなく、他の楽器との兼ね合いやギターアレンジとして良いと思えばCコードやそのアルペジオを弾いてまったく問題ないです。
その3:なぜミュートをしなければならないか
まずみなさん最初に目指されると思うのがコードをちゃんと鳴らす事だったと思います。
さて、では貴方はCコードをコードチェンジも完璧に、綺麗に全ての音が瞬時に鳴らせる様になったとします。(オープンコード)
大変素晴らしいことですが、6弦をミュートしていなかった場合そのコードは厳密にはCコードではなくC/Eコードとなってしまうのです。
勿論Eの音はCコードに含まれていますのでいわゆる展開系にあたります。
そこまでの間違いにはならないのですが、やはり機能が元のCコードから少しズレてしまいます。
これが例えばDのオープンコードならAとEが鳴ってしまいます。
そうするとD/Eコードになってしまいます。Eの音は長2度、9度の音を加えた音になります。
勿論これはこれで意図して使うならありですが、コードの役割でいうなら大きく外れてしまいます。
特にギターソロ等は余弦を全てミュートするのは難易度が高く、弾かなければいいやでミュートを行なっていない方がすごく多いです。
1,2,3弦辺りでソロを弾いている際に456弦が無慈悲に鳴りまくっていると考えると恐ろしいですね…
その4:その余弦、聞こえています。
あなたがギターソロを弾く際、ミュートが行えていないのであれば危機感を持つべきです。
聞いた事がある方も多いと思いますが、ギターの弦はミュートしていない限り共鳴音が常に鳴っています。
貴方が321弦でピロピロ弾いている時に654弦はEADをボンボン出しているわけです。
楽器は自分で弾いているとこういう音は分かりにくいですし、実際リスナーとしても聞こえにくいですが録音して聞いてみれば分かりやすいです。
余剰弦をミュートしていれば綺麗、鮮明に聞こえますがしていないと少し汚い音になってしまいます。
余計な音を弾くばかりか、コードに存在しない音を出していてはそりゃあだって不協和音ですもの。当然ですね
少し極端な考え方ではありますが、これも極論コードを綺麗に抑えられていないのと同じなのです。
その5:コードのミュートをする。
さて、ミュートの重要性について語った所でまずはコードのミュートをしてみましょう。
例1:隣の指で触れる。
最初の例はCやB等、ミュートしたい弦の隣に指がある場合です。これらの場合はすごく簡単で、隣の指を少し6弦側にずらしてガッツリ触れれば良いのです。
例2:親指で触れる。
CコードやAm等、例1と並んで極めて多く使われるミュート方法になります。ネックを深く握り込んで親指を出して6弦に触れる方法ですね。
例3:右手でミュートする。
右手でブリッジより左側を軽く触れる事でミュートする方法です。
ブリッジミュート程度でも共鳴音は抑えられます。
コツとしては右手のこの部分を当てる感じですかね
で、こう抑えるわけです。
左手のミュートと違って強く触れても音はならないので結構ガッツリ抑えてしまっても大丈夫です。
これやりながらソロを弾く事になるのですが、慣れるまで結構大変ですし、正直人間の構造上限界はあります。
常に全ての音を完全にミュートするのは至難の業ですので、弾きながらここまではミュートできるな!と作戦を練りつつ可能な範囲でミュートしていけば大丈夫です。
例4:Dコードについて
少し例外の話になるのですが、Dというオープンコードがあります。
そう、4弦ルートが解放弦にもかかわらず5,6弦をミュートせねばならんヤツですw
まあ、6弦のミュートは苦労しないでしょう。ネックを握り込めば親指で触れる事は可能だと思います。
ただ問題は5弦です。手が小さめの人だと握り込んでどんなに完璧なフォームで抑えようが届かないんですね。(特に女性の方は大変です)
余っている指(人差し指や小指になりますね)で6弦に触れる方法もあるっちゃあるんですが…できます?僕は無理無理無理
今回記事に起こすに当たって改めて考えて出た結論は悲しいですが諦める。でした。
5弦の音はAの音で幸いにもD(レファラ)に含まれていますし、D/Aコードは展開系に当たるので大きな間違いには当たりません。
勿論響きが変わりますし、理想的とは言えないですが、こればかりは人間の構造上と楽器の構造上の問題なので仕方ないと思います。
最後に:結局練習あるのみ。
Twitterの方でもよく書かせて頂くのですが、ギター講師としてこれを言うのは心苦しいのですが結局コレです。
サッカーのリフティングについて知識を得ても、練習効率は上がってもいきなりリフティングができる様にはなりません。シュートもパスも勿論そうです。
練習に必要な知識を得たら後は出来るまで練習するのみです。
がんばっていきましょう!!
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おまちしています!
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