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順調だった飲食店をやめてレトルト製造に転業した訳は・・・

辞めたのは絶頂期だった

17年営業を続けた『世界のごちそうパレルモ』を辞めると発表したのは2016年1月2日

FBに「閉店のお知らせ」を発表する前、一通り文章を完成させて「投稿」のボタンを押すまで5分ほど躊躇して押せなかった。心臓がバクバクいっていた。(意外と小心者 笑)

突然の報告にFBを見たお客様から驚きの書き込みが1000件を上回った。大好きなレストラン営業。お客様と対話しながら、料理を出す。お客様が楽しそうに会話している声、食器やナイフが当たる音、お客様が帰って食べた後のグラスや食器を眺めるのが好きだった。楽しそうだったなぁ、楽しんでもらえたかなぁと想像しながら。

そんな日常は永遠に続くと思っていたが、「世界のごちそうアースマラソン」と言うイベントをやり終えたとき、たくさんの方に料理を通して自分の思いが伝わった感触を得た。そして、もっと自分の思いを伝えたいと思うようになったのだ。そして、あと二つの気持ちが重なり新たな事業展開に変更を踏み切った。

お店は土日はほぼ予約が満席、平日も予約のお客様のある状況であり、経営的には問題は無かった。だが、次の気持ちが大きくなり「世界のごちそうパレルモ」の閉店を決意した。

①もっとたくさんの方に伝えたい気持ち

②朝から晩までの仕事で家族との時間が全くないことに気付き、働き方を変えようと思った

③飲食店をしていた時、天候が悪かったり、イベントが重なったり、テレビでワールドカップがあったりすると、客足が減りたくさんの仕込んだものの廃棄を余儀なくされた。そのことが、常に頭から離れなくなった。

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レトルト製造・販売に転身

私がレトルトの製造販売に、転身したのには訳がある

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①世界の料理には煮込み料理である、シチュー、カレー、スープが必ずあり、レトルトにするには向いている。

②レトルトは常温保存ができて、委託先に置いてもらえる幅が冷蔵や冷凍よりも増え、賞味期限も1年~2年と長い。

③自分で作ると添加物をできるだけ使わず作ることが出来、フードロス、食料廃棄も最小限に抑えられる。

④パッケージの裏側に、「世界の料理を通して世界に興味をもってもらう」ことの思いを書いて伝えることが出来る。

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2016年4月より「世界のごちそう博物館」そうざい製造業としてスタート。取引先は大阪の「国立民族博物館」愛知県「リトルワールド」神戸の「須磨水族園」のみだったのが、4年たった今、東急ハンズ全国展開、ロフト全国展開を経て、取引先は20か所になった。

たくさんの方に、世界の料理を食べてもらい、世界を知ってもらうきっかけを作りたいと思っています。

世界のごちそう博物館 ホームページ https://www.palermo.jp/


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