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2019年3月の記事一覧

ファクトフルネス図解・要約

こんにちはこんばんは。 この「ファクトフルネス」という本では、人々が想像以上に世界のことを理解しておらず、なぜそんなにも理解していないのか?ということについて「本能」という言葉を使いながら説明しています。 そして、本以上に素晴らしいなと思ったのが、Gapminderというツールです。世界各国の所得や男女格差等様々な指標がバブルチャートで見れちゃう他、所得レベル別のベッドや床、家族形態を写真で確認することができます。 ということで、今回はそんなファクトフルネスを図解しまし

『SUITS』が教えてくれる、人生で大切な11のこと

通勤と退勤の時間を捧げてきたリーガルドラマ『SUITS』を観破してから数ヶ月、心の安寧が保てていません。 “天才的頭脳を持つワケあり弁護士”マイク・ロスと“大手法律事務所の超がつく敏腕弁護士”のハーヴィー・スペクター。強烈な師弟愛でつながる2人の物語に、大切なことをたくさん教わりました。 人生とは、偶然の連続であるマイクの両親は、彼がまだ幼い頃に、交通事故で亡くなります。人生において、それ以上ない大切な存在を若くして失ったマイクの悲しみは、計り知れません。 しかし偶然は

エディタをUlyssesからBearに変えようか検討中

昨年のGWに、Wordpressでのブログ作成に、どのエディタがいいか? を確認するために、MarsEdit, Ulysses, Bearの3つを試しました。 最終的にはUlyssesになったのですが、1年経って見直しです。 Ulyssesを選んだのは正解だった昨年のエディタ比較記事はこちらです。 やはり、iPad miniで使うことが多かったので、Macでしか使えないMarsEditより良かったと思います。 今ではBlogだけでなく、文書作成はほとんどUlyssesを使

サピエンスの21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」が支配する時代になる──心(Mind)のわけ(Reason)を解き明かす進化心理学とは何か?:これからの時代を切り拓く50の思考道具

* * * サピエンスにとっての21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」の時代になる──目次: # サピエンスにとっての21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」の時代になる ────「進化心理学/Evolutionary psychology」は、1990年代にその創始が宣言され、アメリカやヨーロッパを中心に近年世界的に注目を集めている、まだ比較的新しい、サピエンスの「心(Mind)」を研究する学際的な

世界史のまとめ×SDGs 目標③すべての人に健康と福祉を:1979年~現在[後編]

 SDGsとは「世界のあらゆる人々のかかえる問題を解するために、国連で採択された目標」のことです。  言い換えれば「2019年になっても、人類が解決することができていない問題」を、2030年までにどの程度まで解決するべきか定めた目標です。  17の目標の詳細はこちら。  SDGsの前身であるMDGs(ミレニアム開発目標)が、「発展途上国」の課題解決に重点を置いていたのに対し、SDGsでは「先進国を含めた世界中の国々」をターゲットに据えています。  一見「発展途上国」の問題にみ

精神をすり減らす人がひとりでもいる空間は、贅沢ではない

今日はにわか雨が降っていたのだけれども、配車予約していたタクシーの運転手さんが、私が乗り込むまでのつかの間、車の横で立って待っていた。綺麗にクリーニングしてある背広が濡れている。初老のおじいさんだった。 なんだかもう、めちゃくちゃ申し訳なかった。呼び鈴がなって、二階から玄関に行くまでに少し時間がかかってしまった。モタモタしている私に、心のうちでは怒ってるかもしれない。 「雨なのに、すみません……」と謝った。おじいさんは「いえいえ。では、扉を閉めさせていただきます」と言った

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農耕民はサブスクリプションの夢を見たか

少し前に話題になっていたサピエンス全史を読みました。人類が農作物の栽培を始めるようになってから1万年ほど経つのだそうですが、それより前のずっと長い期間(ざっと250万年!)は、マンモスの狩りをしたりイチジクの実を採ったりして暮らしてきました。だから我々の脳や心は今でも農耕よりもむしろ狩猟採集の生活に向いているのだそうです。よく日本人は農耕民族だからなどといいますが、元を正せばすべての人類が狩猟採集民族です。だからわたしたちはマグロ漁師に果てしない憧れを抱いたり、夜中にどうして

『ALDI』と『こんまり』の流行は人類への警告⁈

それは、日本の人気YouTuberであるバイリンガールちかさんの動画を、コーヒー片手にのんびりと観ている朝だった。 「メルボルンに移住なんだ」と思いながら差しかかった10分54秒。 赤ちゃんを抱えるちかさんの、その背後に私はあるものを見つけた。 当時311,712人が視聴済みだった、この動画。そのことが気になったのは、全世界でも私だけだったはずである。 この赤い四角の部分。↓ これは紛れもなく、私が大の苦手とするスーパーマーケット『ALDI』のロゴであった。 ヨーロッパ

タピオカティーが流行った3つの理由

行列の先にタピオカありーーー。 ”平成最後の食ブーム”といっても過言ではないほど「タピオカティー」が爆発的な勢いで盛り上がっています。 タピオカブームを「映え」でくくるのは、お粗末である。流行の背景を「映える」でくくるのは薄っぺらいです。 「タピオカティー」のヴィジュアルを見てもらうとわかりますが、ドリンクの構成要素としては茶色の液体+黒い玉。 華やかなパッケージによっておしゃれな存在になりますが「映える」という要素だけで言えば、この世にはもっと美しいドリンクがたくさんあり

企業文化が「宗教」から学べることは一体何なのか?|カルチャーデザイン

行き過ぎた慣習や偏狭的な熱量は、時として「宗教」と呼ばれる。 それは「企業文化」というコンテキストにおいても同様で、パッと思いつくもので例を挙げればGMOさんで行われるスピリットベンチャー宣言の唱和は、定められた"教典"や"戒律"そのものだけでなく、唱和という"儀式"も合間って「宗教」的な輪郭を見るものに意識させる。実際、創業者の熊谷さんは宗教的な要素を意識的に取り組んだとも明言している ーーー。 そう、企業カルチャーと宗教との相似性はいつだって付きまとう。付きまとうどこ

「アーシアワセ」

どっちつかずって、どっちも幸せにできる状態だよ、きっと。

どっちだろう。 今自分がどっちにつけばいいんだろう、という状況はないだろうか。僕はよくある。会社の上司の言うこと。仕事相手の言うこと。方針がぶつかる。じぶんはその両方の言い分がわかる。いい解決策を見つけて、できるなら両方にいい顔をしたい。放置してしまえばいずれ破綻する。さあ、どうする? 仕事だけじゃない。プライベートでも、そういうことは多々あるかもしれない。右は右の意見を主張し、左は左の意見を主張する。真ん中にいるぼく、わたし。いわゆる板挟みって状態だ。 板に挟まれると

認知の歪みを分かりやすくしたい(1)

心理学のなかでモノゴトがうまく捉えられないことを「認知の歪み」という。自分の思った通りにならない。聞いてたのと違う。誰からも理解されない。不適応な認知は、周囲と様々なコミュニケーション不全をひきおこし、続く場合は身心に支障をきたす。 自分は専門家でも何でもないが、当事者、あるいは、ものづくりに携わる人間として、このうまく捉えられない「認知の歪み」そのものを捉えやすく、分かりやすいものにしたいと考えている。(何か答えを求めてきた方は相応するものは無いかもしれません。ごめんなさ

デザインシンキングを巡るパースペクティブ

3月29日、ミラノ工科大学のObservatory DESIGN THINKING for Businessが主催する" Mapping Design Thinking: Transformations, Applications and Evolution "というカンファレンスに出かけてきました。この主催は経営工学のデザインマネジメント、リーダーシップ、イノベーションを研究するチームとデザイン学部でビジネスより分野を担当する研究者が組んだグループです。 1昨年に設立され