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2019年6月の記事一覧

社会デザインを軸にしたサスティナビリティは「テーマ」から「文化」へ - Border Sessions 2019 Report(1)

オランダハーグで6/12〜6/15で行われた、テックカルチャーフェスティバル Border Sessionに2度目となる参加をしてきました。タイトルでやや触れているようにサスティナブル・アプローチの社会実装や挑戦に関してはオランダではすでに当たり前な状態だと映りますが、その辺を数回に分けてまとめていきます。 Border Sessions自体がどのようなフェスティバルか?に関しては、昨年まとめた内容に詳しく記載しています。 昨年はワークショップで構成される「①Lab」と、

地域おこし協力隊だからと言って起業する訳でも起業しなきゃいけない訳でもない

なんてタイトルでかっこいいことを言いながら、任意団体を立ち上げた3号です。 「任意」の団体だから企業じゃないし起業でもない、言っちゃえばサークル活動の延長線みたいなものだけども、なぜだか起業だ起業だと言われてしまう”地域おこし協力隊”という肩書き。 .oO(任意団体の意味をggれksと思わないでもない) と言うことで、これまでおいでよ上田さんと一緒に開催してきたイベントの数々。 振り返ってみると昨年1年間で結構なイベントの数を共催してきたのと、個人名だけでは交渉が難しい場

こどもギフト第二弾スタート

去年から取り組んでいる児童虐待防止プロジェクト「#こどものいのちはこどものもの」。タレントの犬山紙子さん、真鍋かをりさん、坂本美雨さん、ファンタジスタさくらだちゃん、そして今年からアーティストの草野絵美ちゃんも加わり、私を含めた計6名で、様々な施設や専門家に取材をしたり、取材活動でいただいた声を厚労省や各自治体に届ける、という活動を行ってきました。 そのプロジェクトの中で昨年末に行われた、クラウドファンディングの「こどもギフト」では、たくさんの皆さんにご協力をいただいたおか

今世紀最大のイノヴェイションは、月旅行でも空飛ぶ車でもない。古代からの夢、幸せの民主化を実現するトランステックだ。

1. ブログ「僕がアクセンチュアを辞めた理由」から4年。 2015年3月、ポスト資本主義システムの必要性を問うブログ「僕がアクセンチュアを辞めた理由」が10万人に届いた。 アクセンチュア退職後、農業を始め、パーマカルチャーを学び、ヒッピーたちと国内外のエコビレッジを訪ねネットワークし、ウェルビーイングを体得する世界中の民族儀式や宗教の伝統的技法を体験した。 資本主義システムの根本的な変革ドライバーは何かを考え続け、試行錯誤を重ねてきたが、今その問いに答える準備が整った。

「俺だってつらい」と言いたいあなたへー〈上野千鶴子さん東大祝辞を振り返る〉

上野千鶴子さんの東大入学式祝辞が、賛否両論含め、大きな反響を呼んだことは記憶に新しい。 東京大学新聞による上野さんのインタビューが6/2に公開されるなど、祝辞から2ヶ月弱たった現在でも、まだ注目を集めているのは特筆すべきことだ。 祝辞に対する上野さん自身のステートメントも、AERAや東洋経済オンラインなどのインタビューとして出ている。 このAERAインタビューと祝辞文を引用しつつ、なぜここまで賛否両論が噴出したのかについて振り返ってみたい。 繰り広げられた批判たちこの

セブンイレブン店舗限定販売のハラル弁当バターチキンカレーを食べたよ!@セブンイレブン 豊島南大塚三丁目店

また、大好きな大塚に 行ってしまいました。 マスジド大塚のチラシコーナーを 見ていたら セブンイレブンの ハラル弁当のチラシが。 セブンイレブンでハラル弁当を 出しているなんて初耳だ! いったいどんな味なんだろう。 浅草橋雷前店と 豊島南大塚三丁目店の 限定販売らしい! 早速、セブンイレブン 豊島南大塚三丁目店へ 行ってみました。 弁当コーナーへGO! あれ?普通のお弁当しかない?! 今日は売り切れちゃったのかな・・ もう一度チラシを再確認したところ Fro

「データから直情的・直線的に判断しても成果にはつながらない」日本経済新聞社 山内秀樹氏×西内啓対談 Vol.1

データビークルの最高製品責任者であり統計家の西内啓がデータ活用で成果をあげている企業・組織のキーパーソンの方とデータサイエンスの現実について語り合う対談シリーズ。第三弾は日本経済新聞社に入社以来、「NIKKEI NET」の運営や「日経電子版」の創刊に携わってきた山内秀樹さん。山内さんのこれまでデータとの関わりと、メディアのビッグデータ活用について、お話を伺いました。 シティズンデータサイエンスラボは「データサイエンスを全ての人に」を掲げる株式会社データビークル(https:

あんまりにも楽しそうに雨粒をのむものだから

ニュージーランド人は、傘をささない。なんて、断言すると怒られそうだけれど、実際に傘をささない人が多い。 車社会と、街にはアーケードが多いこと、天気が変わりやすいのも関係していると思う。 その日は、朝からぽつぽつと雨だった。娘を学校に送っていくため、車に乗り込む。学校に到着したら、雨足は、と、と、と、と大きな粒に変わっている。 あらま、と思いコートのフードをかぶる。こうしたとき、アウトドア用のはっ水効果の高いアウターは便利だ。車からおりる娘にも、フードをかぶるようにいった

社会から突然不良品にされた話

人が人を「不良品」なんて言ってはいけない。『ワイドナショー』での松本人志さんの発言のことだ。強い言葉に酔うのはやめよう。論旨に理解できるところがあっても、それだけで全てが無効化されてしまう。なぜ人を不良品として扱ってはいけないのかについて書きたい。 かつて日本には「優生保護法」という法律が存在した。1940年に制定された国民優生法が戦後改められ、1948年に優生保護法として施行された。優生を保護するために行われたのは、もちろん劣性の排除。遺伝性と思われる精神疾患、身体疾患に

スケッチノート|かわるフェス2019

こんにちは、くぼみ(@kubomi____)です。 先日、大阪で開催されたNPO未来ラボ主催「かわるフェス2019」でスケッチノートを担当させていただきました。 もしもお金の形が変わったら?スピーカー: ミスビットコイン藤本真衣さん(@missbitcoin_mai) 天才高校生ブロックチェーンプログラマーsoraさん(@SoraSue77) ファシリテーター: 幻冬舎の設楽悠介さん(@ysksdr) ミスビットコインと呼ばれる藤本真衣さんが、天才高校生ブロックチェーン

タクシー運転手の逆襲、運転手によるUberアルゴリズムのハック

Uberの運転手が同社のダイナミックプライシングのアルゴリズムを逆手にとって、「談合」して価格の釣り上げていたというニュースが話題だ。 レーガン国際空港(ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港)でUber運転手がアルゴリズムで決まる運賃を人工的に操作して値上げを起こしていたとABCが報道したのだ。報道のあとUberは大慌てで運賃の上昇率に一定の制限を設けるなどの対策を実施したという。 Uber運転手が天才の考えたアルゴリズムに一本Uberのアルゴリズムは経済学やコ

0057 セルフドライビングタクシーはまだか

世界中で、自動運転の実証実験が進んでいます。その実用化はあと一歩のような気もするんですが、どの国や地域から始まるんでしょうか。 こちらは、今年のCESでのレポート。 Google(正しくはAlphabet)傘下のWaymoは、昨年の12月から一部のユーザーを対象に実用化(という名の実証実験?)をスタートしています。 実際に使ってみると、こんな感じのようですね。 便利そうですし、早く日本でも使えるといいのですが、、 あわせて、自動運転になった場合は運転席も必要なくなる

人間は本当に"合理的"?

「自分は合理的な人間だ」と思いますか?もし、そう思っているなら、実は「そう思いたいだけ」なのかもしれません。行動経済学では人間は合理的な生き物ではなく、感情によって行動が左右されていると考えています。 UX全般の話題を扱うメディアUXplanetにデザイナーにとって有用な行動経済学の5つの原則が投稿されています。 ①アンカリング効果:先に提示された情報に影響され、判断が変わってしまうこと。ある大学の実験ではワインの値段を決める際に先に学生にランダムな番号(自分の社会保障番号

大河「いだてん」の分析 【第23話の感想】  震災と希望

いだてん第23話は、1923年の関東大震災を描いた。なぜ震災がこれほど克明に描かれたのか。それぞれの登場人物たちの、それぞれの長い一日。 〜あらすじ〜 四三(中村勘九郎)やシマ(杉咲 花)の提案で、富江(黒島結菜)は父の大作(板尾創路)と駆けっこで競走。鍛えた女性は男に勝てると証明する。治五郎(役所広司)はスポーツが育ってきた日本でオリンピックを開催できるよう神宮外苑競技場の完成を急ぐ。方や、孝蔵(森山未來)とおりん(夏帆)夫婦は、貧乏と夫の酒浸りの生活のせいで破局寸前に。