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【ライブラリ】notes

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#COMEMO

「寄付のその先」にも想像力を働かせ、心からファッションを楽しみたい

「世界中から多くの古着が流入するガーナの現状や自分の問題意識を話すと、そんなこと知らなかった、想像に及ばなかったという反応が多い。けれど少し調べてみればインターネット上には情報が溢れている。アフリカに来たことがなくても、ここに友人がいなくても、自分の行動の先に何が起こりうるのか、善意からの行動であっても「寄付のその先」に何が起こりうるのか、ぜひ調べて考えてみてほしい。同じ地球というコミュニティに住む仲間として問題意識を共有し声を一つにできた時、一緒に大きな山を動かせるかもしれ

「自分が殺せない生き物は食べない」というシンプルな考え方。

最近、肉を食べない知人が増えた。 食べられない、のではなく、食べない。 健康上の理由ではなく、 宗教上の理由でもなく、 自分でそう決めたから、食べない。 その選択は流派というか、美学というか、 「ライフスタイル」という表現が最も近い気がする。 肉や魚を食べないのが、ベジタリアン。 それに加えて、卵・乳製品・はちみつなども食べないのが、ヴィーガン。 このくらいの知識はあったが、最近出会った知人の「肉を食べない基準」は、僕の知っているソレとは少し違った。 今日はそんな

電通OBと現役社員が熊谷の百貨店のことを真剣に考えたら、スマホ教室をやることになった。

2020年12月、230人の先輩たちが退職した。 いわゆる早期退職だが、普通の早期退職ではない。 僕の勤める電通という会社は、ちょっと変わった退職制度をはじめた。 それは退職後、個人事業主となった元社員と業務委託契約を結ぶ、というものだ。 制度の対象となったのは、主に40〜50代の社員たち。 会社は彼らに一定の業務委託を保証することで、独立を支援。個人事業主化を促した。 こうして昨年、230人の「元電通社員」が世に放たれた。 今日はその1人をきっかけに、はじまった仕

家族との関係が強固になるのは決して良いことばかりではない

若い世代が自分の親より不幸と感じるのは、多分に経済環境に恵まれない部分に起因するだろう。 何度も繰り返し貼って恐縮だが、日本の平均賃金は30年上がっていないわけで、就業者の平均年齢はあがっているのに賃金が変わらないということは、かつての40歳の給料より今の40歳の給料の方が低くなっていることも意味する。 同時に、自分の親世代が若者の時には消費税もなかったし、社会保障費負担も随分と軽いものだった、可処分所得が全然違う。収入が減って、支出が増えるのだから、それは苦しさを感じる

「撮らずに助けるべきだ」について

警官に抑え込まれるジョージ・フロイドさんを撮影したダルネラ・フレーザーさんが、ピューリッツァー賞の特別賞に選ばれました。 彼女の撮影した動画はSNSを通して拡散され、全米、そして世界で「BLACK LIVES MATTER」のスローガンの元、構造的な差別の問題に抗議活動が広がるきっかけの一つとなりました。 「権威」としてのピューリッツァー賞のあり方自体に疑問はありますが、それについては別の記事で触れています。ただ、この受賞によってふたたび、フロイドさんの事件に光が当てられ

誤配としてのデザイン

誤配批評家の東浩紀氏をご存知でしょうか。 フランスの哲学者「デリダ」についての研究に始まり、オタク文化を独特の目線から論じたり、SF小説で三島由紀夫賞をとったりしている方で、いまだに文芸批評の最前線で活躍されています。 大学生のとき彼の講義を受けていたため、私にとっては東浩紀である前に東先生でした。 教室で感じた彼の話術の巧みさと、のちに読むことになった著書における文章の明快さは、現代思想という非常に難解で複雑な概念を学ぶにあたって革新的といえるものでした。 学び舎を

コミュニティの歴史から読み解く「家族像」の変化~「理想の家族」はどこにいるのか?~

 Potage代表取締役 コミュニティ・アクセラレーターの河原あずさです。人と人をつなげ、それぞれの力を引き出していく場がコミュニティである、そう信じて組織のコミュニティ化や、事業やサービスのコミュニティづくりのお手伝いをしています。  さて、今日はそんなコミュニティの最小単位である「家族」について考えてみます。こんなお題が日経COMEMOさんから出ているのです。  昨年12月に結婚し、来月に第一子が生まれる予定の、家庭つくりたてほやほやの自分が「理想の家族」について語

20年前の社説が毎年くれる刺激

2021年は社会人20年目の記念すべき年。20年・・文字にしても、呟いても、自分のことではないような不思議な気分です。 20年前はこんな働き方をしているなんて想像もしていなかったし、なんならあんなに早く働きたいと思っていたのに、前日に同期や後輩たちと行ったライブが楽し過ぎて「やっぱり社会人になるのちょっと嫌かも」と思っていたのを今でもよく覚えています。 (ちなみにそのライブは、GREENDAYの来日ライブで、前座がGOING STEADY、SNAIL RAMP、MONGO

フリーランスに大切なことはカールが全部教えてくれた〜マルクスに学ぶ最強の生存戦略〜

見直されるカール・マルクスの思想カール・マルクスのマルクス経済学。大昔の経済学でしかもソビエト連邦等東側諸国の崩壊とともに終わった経済学と思っている人も多いと思います。私も最近までそうでした。 ただ、リーマンショック以降、失業者が増え格差が広がるアメリカでミレニアル世代やZ世代で社会主義に共感が広がっています。 ミレニアル世代やZ世代で社会主義に共感が広がっています。 ミレニアル世代の70%、ジェネレーションZの64%は社会主義的な政策を訴える候補者に「多分投票するだろう

名創優品から考える「良い模倣」とは何かについて

DAISO、UNIQLO、無印のいいところ取り 「無印とユニクロとダイソーを足して3で割った」ようだ 今月に米ニューヨーク証券取引所に上場を果たした中国雑貨品チェーンの名創優品(メイソウ)は、日本企業の「パクり」だと言われています。 確かにロゴをみると、これはパクりだ!!!確信犯!!! と感じるところはあります。 ただ、ビジネスは物凄いスピードで成長していて、本家(日本ブランド)を凌ぐ勢いと表現されています。 ・2013年に創業 ・売上:2700億円 ・店舗:420

#メルカリ読書術 気になる本はすべて買う!売れた本から先に読む!『金融の世界史 』バブルと戦争と株式市場

メソポタミアの粘土板に残る借用書から現代金融工学の先端まで。金融史とはお金に形を変えた人間の欲望か、それとも叡智の足跡か? 金融の世界史 バブルと戦争と株式市場 メルカリ読書術 気になる本はすべて買う!売れた本から読む!メルカリのバーコード出品が可能になってから、気になる本はとりあえず購入。同時にバーコード出品。そして売れた順から読んでいく…。 https://item.mercari.com/jp/m62322632610/ https://www.amazon.c

人口1万人未満の市町村が4割以上になる未来に向けて、地方が考えるべきこと

先月、東京の人口が1400万人を突破! というニュースが出たかと思ったら、一か月もたたないうとに1400万人を割り込んで、6/1現在の東京人口は、新型コロナウイルスの影響もあり、一転転出超過となったらしいです。 とはいえ、転出超過(人口減)は、たったの3000人程度で、母数1400万人からしたら誤差のようなものに過ぎません。 あわせて、記事では、今後は、東京の人口増加をメインで牽引してきた若者人口の全国的な減少により、東京も人口は減少方向へシフトするだろうというものです。

週末に迫る都知事選、この街を「ヘイト」で覆わないために

東京都知事選が目前に迫っています。 テレビ討論会が開かれない中で、6月27日、Choose Life Project主催での「わたしの一票、誰に入れる? 都知事選候補に聞く10の質問」が放送され、津田大介氏の司会のもと、山本太郎氏、小池百合子氏、宇都宮けんじ氏、小野泰輔氏の4氏が議論を交わしました。 10の質問に対する各候補者の回答は下記の通りです。 この中で私が注目したのは、「ヘイトスピーチ禁止条例」の制定に「×」をつけた小池氏、小野氏、両者のコメントです。 ヘイト

VUCA時代だからより「タフに、しなやかに」

今日は久しぶりにヒールを履きました。家から徒歩で行けるオフィスには、緊急事態宣言が出てから必要な時に出社をしていましたが、歩いていくため基本的にはスニーカー。今日はONE CAREER が主宰する「ONE CAREER SUPER LIVE」に出演するために、ヒールを履いて外出しました。 2万人が事前登録、ライブでも1万人以上が常に視聴しているというこのLIVEイベント。このコロナ禍で就職活動にも大きな変化が出ています。これをピンチと捉えるか、チャンスと捉えるかは実に様々な