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#写真

富士屋ホテルそば・坂道の階段(神奈川県箱根町)

箱根、富士屋ホテルそばにある坂道の階段。 階段横の瓦屋根が、風情を醸し出してくれています。 なんだか心落ち着く景色です。 富士屋ホテルそば・坂道の階段|住所住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下310

地方映画史研究のための方法論(15)都市論と映画②——ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論』

見る場所を見る——鳥取の映画文化リサーチプロジェクト 見る場所を見る——鳥取の映画文化リサーチプロジェクト 「見る場所を見る——鳥取の映画文化リサーチプロジェクト」は2021年にスタートした。新聞記事や記録写真、当時を知る人へのインタビュー等をもとにして、鳥取市内にかつてあった映画館およびレンタル店を調査し、Claraさんによるイラストを通じた記憶の復元(イラストレーション・ドキュメンタリー)を試みている。2022年に第1弾の展覧会(鳥取市内編)、翌年に共同企画者の杵島和泉

写真と民俗【奇祭・奈良沢大天狗】

※この記事は約6分30秒で読めます(1分30秒の動画含む) どうもメダカです 初めましての方は初めまして 今回は長野県飯山市の奈良沢神社例大祭・大天狗の舞こと奈良沢大天狗を撮影してきました。 奈良沢大天狗奈良沢大天狗とはどんな祭りか? 細かい事はいいのでとりあえずこの映像をご覧ください。 奈良沢神社・例大祭奈良沢神社・例大祭は地域の氏子達が二つのグループにわかれ二日間にわたって行われます。 天狗(猿田彦)を先頭に集落を練り歩き各所にあるしめ縄を切りながら(しめ切)最終的

写真で伝える岐阜のアパレル産業地(X-Pro2)

僕は東海地方で活動してるのですが 1番推したくて推せるポイントの多い街 岐阜県!! そんな岐阜県の駅近から紹介していきます! 岐阜駅前にある商店街そう 岐阜駅のすぐ近くに「繊維問屋街」の存在。 駅からも中問屋町と書いてあるデカい看板が見えます。(下記画像とは違う看板) 岐阜県は戦後 アパレル産業(既製服産業)が盛んで国内でも有数な産業地となりました。 昭和55年頃には1390店舗もお店があったそうです。 外側から外観もお見せします。 望遠レンズで切り抜いているの

再開館の国立西洋美術館へ。松方コレクションに、改めて感謝を

 上野・国立西洋美術館のリニューアルオープン記念展「自然と人のダイアローグ」(9月11日まで)を鑑賞してきた。ドイツのフォルクヴァング美術館の協力を得て、印象派、ポスト印象派、ドイツロマン主義~現代までの100点超が展示されている。常設展で観られる作品も多いため迷っていたのだけれど、行ってよかったというのが感想だ。 ■画家が捉えた自然の美しさに浸る  はじまりは、ブーダンから。「モネの先生・・・」というささやきがあちこちから漏れ聞こえてきて(ブーダンは、若き日のモネに屋外

マテリアルに新しい意味を見出し、時の流れを緩やかにする

240 cm 四方のガラスでできたキューブが暗闇に浮かび上がっている。小さなガラスが組み合わされ、一つ一つのガラスには植物標本が入っているかのよう。黒い床に映り込んで無限の広がりを感じます。2022年5月13日〜15日に恵比寿で行われたMEET YOUR ART FESTIVAL 2022で展示された佐々木類さんの『植物の記憶– Subtle Intimacy-』という作品です。 ガラスを記憶を刻むマテリアルに 『植物の記憶– Subtle Intimacy-』は、ガラス

米津玄師さんや相葉くん、米倉涼子さん、丸山智己さんも訪れた! あの作品に登場する築地本願寺ロケ地巡り

築地本願寺といえば伊東忠太がデザインした、お寺には見えない建物が有名です。外観はもちろんですが、重要文化財にも指定されている建物の中には和とも洋とも言い難い魅力的なスポットがたくさんあります。 そんな築地本願寺は実は様々な撮影のロケ地にもなっていることはご存知でしょうか。今回は実際のロケ地写真とともに、その一部をご紹介します! ① 「PaleBlue」米津玄師 MV  切ない恋を表現したこの曲のMVに築地本願寺の向拝(ごはい)が登場。  向拝には、モザイク模様のタイルや

村上春樹さんの『遠い太鼓』と、沢木耕太郎さんの『深夜特急』と、僕のささやかな旅の文章

ギリシャのペロポネソス半島に、ナフプリオンという町がある。 つい先日、ギリシャをめぐる旅の途中、僕はこの小さな港町を訪れた。アテネからバスに乗って、ふらっと日帰りで行ってみたのだ。 遺跡でもなく、エーゲ海の島でもなく、ギリシャの町並みを見てみたい。理由はただそれだけだった。 その短い旅から帰国して、村上春樹さんの旅行記『遠い太鼓』を読んでいたときのことだ。 ギリシャとイタリアをめぐるその紀行の中に、思わぬ記述を見つけて驚いた。 村上さんの『遠い太鼓』は大好きな作

撮影レポ / 山梨県韮崎市わに塚の桜を撮りに行ってみた。

今春は、少し遠出していわゆる「名所」と呼ばれる場所の桜をいくつか撮影しました。元々私はそういった場所に群がる人集り、撮影集団が嫌いで避けていましたが、少しそこに向き合ってみようとようやく重い腰を上げた次第です。 山梨県韮崎市 わに塚の桜 3月末から4月明けにかけて、山梨県韮崎市にある「わに塚の桜」を撮影に行きました。 今回の交通手段はいつも利用しているタイムズカーシェア+電車にしました。都内から車で移動も検討しましたが高速料金や利用料、疲労を考えると最寄りまで電車で行った

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福島県猪苗代湖畔の冬

音楽活動の「複業」

2021年の振り返りと、2022年の活動計画。複数回に分けて展開している、第二弾。第一弾の記事は以下にて。Twitterでの鍵アカ化の話など、早速反響をもらえて嬉しかった。 今回はより具体的に、今年僕が考えている活動について書いていく。 2022年に実現すること前回書いた通り、2021年は「人生最大の断捨離」を実現した。2022年はその断捨離によって作り出した「空白」に、新たに何を配置し、自分の理想とするカタチを作っていくかに終始する。 2021年までに終えた「絞り込み

ある街のブルーアワー

「ブルーアワー」をご存知でしょうか。 ブルーアワーとは、日の出前と日の入り後に、空が群青色になる時間帯のことです。 太陽は見えないけれど、真っ暗なわけでもなく、かすかにあたりの景色が見えているのです。 私は、ブルーアワーに街の灯りが点き始め、青とオレンジが混ざり合う景色がとりわけ好きです。 今日は、様々な街で出会ったブルーアワーの光景を紹介していきます。 前回につづきギリシャから。 サントリーニ島・イアでは「世界一美しい夕日」が見られると言われています。 その素晴らしい夕

人生の大断捨離を経た2022年

昨年まで活動してきた内容を振り返りながら、2022年の抱負を書いてみる。年末に、いい年にできたと思えることを目指して。 まずは昨年の総括から。 2021年 = 人生最大の大断捨離僕にとって、「始めたこと」「やめたこと」がハッキリした。 2021年に始めたこと 3月31日に、坪井安奈さんと結婚して夫婦になった。 今思えば、結婚はとてもナチュラルな存在だった。 結婚して何かが大きく変わったかといえば、そんなことはない。でも振り返れば「あんなにもしんどい2021年を過ご

全47都道府県の図書館訪問、達成できました!

青森県の津軽地方で発行されている地方紙「陸奥新報」で、各週連載の旅エッセイ「図書館ウォーカー」を執筆しています。 連載開始は一昨年2019年の11月だったのですが、その3ヵ月後に「コロナの時代」がやってきてしまいました。その時点で150館くらい訪問済みの図書館があったので、ネタには困らない予想はしていました。一方で気にかかっていたのが「図書館未踏県」の存在。 図書館未踏県は、そもそも行ったことがない、実質的に未踏の都道府県に加え、旅や仕事で訪ねたことがあるのにその時の都合