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"教育系" note まとめ

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"教育系" noteのまとめです。
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2019年2月の記事一覧

写真が上手くなる方法。

こんにちは、横田裕市(@yokoichi777)です。 「写真が上手くなる方法」というものについてはこれまでの至るところで聞かれるテーマなんですが、 「撮るより見る」ということを最初に話をします。 撮ることは大前提ですが、より良い写真を撮る上で 事前に「良い写真とはなにか」これを知ることが大切だという話です。 もちろん何も知らずに撮影していて「あ、これいいな」という感覚を知ることも大切ですが、写真も現在進行系で日々良い写真がこの世に生まれています。 上記のTweetで

NASAに行って今に至るまで【番外編:英語について】

NASAに行ったということは、NASAで普通に通じる英語力があったということである。今回はこの話をしようと思う。 英語が本当にできなかったまず、僕は元々英語が全くダメだった。今この記事を読んでくれているあなたは嘘だと主張するかもしれないけれど、例えばセンター試験。英語以外は8~9割以上取れたと記憶しているが、英語は6割だった。リスニングに至っては4割である。別に英語を勉強していなかったわけではないし、むしろ苦手意識をもって勉強していたはずなのだが、どうもセンスがなかったのだ

Web学習に役に立つアプリ&ガジェットベスト 7-2019

Tech Expert ではひたすらWebの教材を元に自主学習をすることになります。過去に1人でWeb教材を使って勉強したことがなかった自分が、この半年でよく使ったツールををご紹介します。 この記事のゴール ・外のカフェなどで独学で勉強する時に役にたつグッズがわかる ・Web学習をしながらメモできるアプリケーションを知る ① 耳栓 教室の中には常時70名くらい生徒さんがいます。それぞれのペースで勉強しているので、気が散ることもあります。その際に役に立つのが耳栓です。

ICT教育で、子供にはどういう変化が出るか?

今、大阪府で小中学校へのスマホ持ち込み許可で、大荒れの論争が繰り広げられているけれど、実は小中学生がスマホを持っているというのは多い。 私の家の近所の中学生なんて、帰り道にスマホで「ながらスマホ」で歩いているから、暗黙の了解になっている。 同時に小学生で中学受験をする子なら、帰りが遅くなるので、昔はキッズフォンなるものがあったけれど、今は格安スマホも登場しているので、学校説明会で、スマホを操作していた子どもを私は大量に見かけている。 ◇ 話は変わって、最近「ICT教育

チーズケーキ課題から、「少数派」が学べること

 ツイッターでまわってきた、「発達障害」もしくは「社会性の障害」を測るための大人用のテストというのが面白くて、いろいろと考えてしまった。私は知らなかったのだけど、このテストは「チーズケーキ課題」とも言われる有名なもので、NHKの番組などでも取り上げられたことがあるらしい。その内容は、以下のとおりだ。 • 恵さんの家におじさんが遊びに来ました。 • 恵さんはお母さんに手伝ってもらって、チーズケーキを作りました。 • 恵さんは食卓で待つおじさんに言いました。 • 「おじさんのた

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大人になってわかった「良い先生の条件」

大人になってからようやく気づいた事 みたいなのは案外たくさんある。最近特に思う事「子供の頃出会っていた大人、だいたいみんなダメな奴だった」説。子供は何故かずっと大人はちゃんとした人ばかりなので言うことを聞いた方がいい、と思ってたりするもんだ。恐ろしい。。。  ボールがゴールに入ったので「ゴールだ!」と言ったら「そもそも俺は現代的サッカーをやるとは一言も言っていない」と主張してたあの人は今何をしているだろうか。 と言うわけで、「素晴らしい人間になりたい」シリーズ。今回は、人生

「やった方がいい」という考えは、何の判断にもなっていないと思っています

「この参考書ってやった方がいいですか?」という質問をよくされます。保護者の方からも、「今から勉強させた方がいいですか?」といった質問を多くいただきます。 答えは非常にシンプルです。「やるかやらないかで言えば、当然やった方がいい」しかありません。 しかし、こういった質問をしてくる方、つまり「やった方がいいかどうか」という考えで行動を決めている方は、見かけ以上に注意する必要があると思っています。 「全部やった方がいい」という結論理系でも、高1の頃からコツコツと国語も勉強した

「当たり前」の受験をやめる勇気(3)それでもAI時代に輝く、都内進学校の”文化資本”と”ネットワーク”

私は、関西の田舎に生まれ、青春をそこで過ごし、そして大学から晴れて夢だった東京に進学した。だが、喜びもつかの間、その後、地方の育ちと東京の育ちの格差を何度も味わうことになる。東京には地方にいたのでは気づかない、見えない壁がそこにはあり、その壁に何度も苦しめられ続ける。 第3回では、結論として、AI時代に親が子供に出来ることについて書いていきます。 第1回:既に決まっている2020年教育改革の”失敗” 第2回:"見えない壁"に阻まれた 地方と東京の圧倒的格差 第3回:それで

「違い」と「嫌い」を混同してはいけません。〜息子の担任の鮮やかな対応(イギリス)〜

息子がイギリスの公立小学校1年生に入ってしばらくたった頃のことです。 学校から戻ると、息子がさびしそうな顔で、 「ママ、明日からお弁当はサンドイッチにして。」 と頼んできました。 その頃わたしは、娘(小学校6年生)と息子のお弁当には日本で作っていたようなお弁当と、たまにサンドイッチやパスタのお弁当を作っていました。 その日はしょうゆ味のおかずの入った日本らしいお弁当でした。 息子に理由を訊ねてみると、お昼にお弁当を食べていたら、近くにいたイギリス人の女の子に「くさい」と言われ

iPad×教育体験イベント2019 @静岡

2019年2月23日。 三島市のZ会文京町ビルで行われた「iPad×教育体験イベント2019 @静岡」に参加をしてきました。 このイベントは、一般社団法人iOSコンソーシアム 文教ワーキンググループが主催する、教職員・教育関係企業を応援するためのセミナーです。iPadの教育活用事例を、実際に触りながらワークショップ形式で体験することができました。 静岡県内の開催は初! 講師はあの、近畿大学附属高校、乾 武司先生!講演+「Apple Pencil × Keynote ×

スタンフォードならではだと思うこと①: 「なんで今ここに存在してるの?」まで初対面で掘り下げられたという話。

「あなたはこの授業を通じて、近い将来、何を達成したいですか?」 これ、いかにも「アメリカの大学」感ある質問だと思うのですが、皆様、なんの授業での質問だと思われるでしょうか。  ・プログラミングなどのいわゆる理系向け授業?  ・マーケティングなどのビジネススキル関係?  ・リーダーシップ、ファシリテーションなどのいわゆるソフトスキル類?  ・d.schoolでの分野横断・デザイン思考を活用した授業?? 少しだけお考えください。 これ、「考える人」で有名なロダンの作品

「中国の人的資本と経済成長」から「なんで学校は世界中で『学校』なのか」まで

スタンフォードの特徴を前回1つ書いたので、次は「教育大学院の学びとは」を1つ。特に「教育×経済」と聞いて、ポジティブにせよネガティブにせよ、感じるところある方に読んでいただければ嬉しいです。 【目次(というほどの長さもないですが。)】 1.ざっくり言うと何を学ぶか? 2.人的資本論(Human Capital Theory)とは? 3.中国の教育政策 4.「国際比較教育学」の役割とトレンド の4つについてお届けします。 1.ざっくり言うと何を学ぶか?国際比較教育学の学びは

ニューカラーワーカーの育成と新たな職業訓練ビジネス

 新たな職を探す上で、大卒以上の学歴が条件となっている仕事は多い。そのために、経済的に無理をしても大学を卒業したほうが将来の投資になる、という考えは間違いではないが、高卒だから「高年収の仕事に就けない」というわけでもない。仕事の価値(年収)は、需給のバランスよって決まるため、これから需要が伸びる職種にいち早く着目して、その道での専門技能を磨くことで、学歴のハンディを乗り越えることは可能だ。 逆に、一般的な大卒者が就くホワイトカラーの仕事は、既に供給過多に陥っており、将来的に

「『落書き禁止』の落書きをどうする?」(こども哲学の時間)

こんにちは。まえゆかです。 パラスポーツと本が好き。 その他にも、哲学対話が好きです。 あんまり話してなかったけど、NPO法人 こども哲学おとな哲学アーダコーダ の理事も設立時からやっています。 ここ3年くらい本業が忙しくてなかなか活動に参加できていなかったのですが、今年はちょこちょこ活動に参加していきたいなと思っていて。 今日が、2019年最初の哲学対話のファシリテーション。 某私立小学校に3クラスで実践してきました。 私が哲学対話に出会ったのは、大学院で所属して