マヂラブ野田クリスタル、突如として現れた「ハライチ」に嫉妬心を募らせた理由
マヂカルラブリー・野田クリスタルは2024年現在で37歳であるが、芸歴は22年目を数える。つまりは、15歳でデビューを果たしていることになるが、野田は中学卒業間もなくして、同級生とお笑いコンビ「セールスコント」を結成し、芸人デビューを行っている。
新宿Fu-などで舞台を踏み、程なくして野田は相方とともにTBS系の番組『学校へ行こう!』に出演する。天狗になってしまった野田は、当時、同級生のことを「素人」と呼び、次のようなことをしていたという(*1)。
「(学生時代に)死ぬほどネタ書いてたからね。授業中に。山程ネタ書きましたもん、それは」
「テストの裏にネタ書きつめて、表の解答用紙白紙っていうのありましたね。そのネタ書いてあるのを提出してる状態で。アピールして(笑)」
そんな本人曰く「痛さ全開」の状態の時期を経て、ピン芸人、別コンビ結成などを繰り返すことになる。主戦場は地下ライブであり、郵便局員のアルバイトをしつつ芸人としての活動を続けていた。
鮮烈だった「ハライチM-1決勝進出」の衝撃
野田は2007年2月、相方・村上とコンビ結成を行う。その2年前、「M-1グランプリに憧れて」コンビを結成したコンビが誕生している。それがハライチだった。
野田は当時、ハライチのことを認識はしていなかったが、2009年に知ることになる。ハライチは、同年、初となるM-1グランプリ決勝進出を果たすのだった。その時の心境について、野田は次のように語っている(*2)。
「僕がですね、ハライチと同い年なんですよ。そうなんです。僕は、15からお笑いやって、売れてはなかったですけども、俺は同い年で1番面白いと思ってたんですよ」
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