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フリートーク番組として始まった『午前0時の森』終了に思う、『あちこちオードリー』との違い

2022年4月に開始した日本テレビ系の番組『午前0時の森』が今年3月をもって終了する。月曜・火曜の深夜に放送されていた同番組は当初、火曜にオードリー・若林正恭と水卜麻美アナの二人が中心でトークする番組であった。

「疑似生」ということもあり、前半ではライブ感のあるフリートークが繰り広げられていき、後半では企画や番組の用意したトークテーマを話すということが行われていた。

「フリートーク」が中心ということで言うと、私としては『あちこちオードリー』との違いというところが気になって『午前0時のも森』を視聴していた。番組の終末期には「おかえり、こっち側の集い」としてゲストを招いてトークをするという内容が中心であり、ますます『あちこちオードリー』感が強いな、と思っていた。

そんな『午前0時の森 火曜(おかえり、こっち側の集い)』、そして『あちこちオードリー』との対比について今回は書いてみたいと思う。

『あちこちオードリー』の誕生

『あちこちオードリー』の初期について、佐久間宣行プロデューサーは次のように語っている(*1)。

「やっと『あちこちオードリー』っていう番組で、若林のラジオで持ってるフリートーク力と聞く力を、存分に出せるフリートークバラエティを作れたから。それはね、ずーっと思ってて、やっとっていう感じ」

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