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感情

ここ数ヶ月ずっと悶々としてて、正解ばかりを探していた。
そもそもあたしの探そうとしている問いに答えなど存在しないし、答え探しをすること自体間違っている。一昔前、自分探しの旅など流行ったが、いや、今も流行っているのか、自分の人生に答えを見つけようとする行為そのものがすでに破綻していると思っている。人間偶然生まれてきたのにそこに意味なんてないだろう。
安心できる材料として、縋るものとしての自分探しなのではないかな、と思う。神様と同じ…。

さて、そんなことは分かっていながらもあたしは正解ではないにせよ、最適解は存在するのではないかと探し続けた。
今思えばそんなものはなかった。仮にあったとしてもその答えを選びとることはできなかった。

感情的になると全ての判断を誤る。だから感情なんて要らない。

この間、髪を切った時に美容師さんにお話ししたら、

君らしいね、でも賛同はできないかな。

と言われた。そうだと思う。感情があるから人間はおもしろい、その感情に振り回されている様は滑稽であり美しい。そうかもしれない。

久しぶりに感情に振り回されたあたしとしてはこの上なく屈辱的というか、哀れだしもう感情なんて要らないとさえ思った。

ひとつのことに頭の中を支配されることをあたしは思考を奪われると表現しているのだが、いったん思考を奪われてしまうと他のことは手がつかなくなるし、どうしようもなくなってしまう。
あたしの人生の機転になるかもしれないことが近々あるのだけど、そのことにはトラウマがあって過去に何回か失敗している。
ここでもまた感情に振り回され、相乗効果っていうのかしら、ここ数ヶ月の精神状態は過去数年で最悪だった。

ここ数年で身につけた事といえば最悪の状況に陥らない方法だった。いわゆるリスクヘッジってやつなのかな。最悪の状況を避けられれば問題はない。たしかにその通りだし事実上手くいっていた。ところが気づいたら最悪の状況に陥っていた(矛盾するけれど)。脱却する方法は身につけてこなかったからまぁ沼である。
人間、状況が悪くなると感情的になりがちなものでこういうのを悪循環と言うのだろう。

あたしは遠回しな表現が好きだから…それを汲みとってくれる、そんな人が大好きだ。

最適解が分かっていながらその解を選びとることができないのも人間の弱さよ。やっぱり感情なんて要らない。

#日記 #エッセイ #コラム #日常 #人生 #ライフスタイル #考え方 #人間関係 #感情 #嫉妬

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