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雑記

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#史跡

雑記:土佐の高知

高知県高知市は、江戸時代には土佐二十四万石山内家の城下町で、初代山内一豊は関ヶ原の戦功に…

綾
4週間前

雑記:唐寺と孔子廟

長崎市内には、「唐寺」と呼ばれる近世に華僑の人々によって建てられた寺院が複数存在する。 …

綾
4か月前
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雑記:出島と唐人屋敷

長崎県の長崎市は、江戸時代の所謂「鎖国」下の中で、海外に開かれた四つの窓口のうちの一つで…

綾
5か月前
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雑記:平城宮

※本記事は2020年2月に作成した記事を再構成したものである。 奈良県奈良市にある平城宮跡は…

綾
1年前
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雑記:松江城とその周辺

島根県松江市の松江城は、関ヶ原の戦いの戦功によって出雲に封ぜられた堀尾吉晴の築城によるも…

綾
1年前
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雑記:戦国期の赤松氏

室町時代に播磨・美作・備前の守護となった赤松氏は、嘉吉の乱によって一時没落するものの、応…

綾
1年前
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雑記:奥州白河

奥州の入口と言うべき福島県白河市の白坂三輪台には、金売吉次兄弟の墓と伝承される石塔がある。 奥州藤原氏三代藤原秀衡に仕えとされ、『平家物語』や『義経記』などに登場する金売吉次の伝承は、奥州街道沿いに複数存在し、以前に紹介したように栃木県鹿沼市にも吉次の墓がある(「雑記:吉次が墓」参照)。 この白河市の墓は、吉次だけではなく弟の吉六・吉内の墓もともにある点で珍しく、地元の伝承によると吉次兄弟はこの地で盗賊によって殺され、後に源義経が立ち寄って彼を供養し、近くの皮籠八幡宮に合

雑記:熊本城と細川家廟所

足利一門の大名で室町幕府の管領を務める家柄(三管領家)の一つであった細川氏は、その宗家の…

綾
1年前
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雑記:揚北の新発田氏

新潟県新発田市は、鎌倉時代に地頭として土着した佐々木氏(近江源氏で源頼朝に仕えた佐々木盛…

綾
1年前

城北の小松内府

茨城県東茨城郡城里町の小松寺は、「小松内府」こと平重盛ゆかりの寺院であり、寺名も重盛の通…

綾
1年前

雑記:二代将軍と堀越公方の寺

静岡県三島市にある宝鏡院は、室町幕府二代将軍である足利義詮が開いたとされる寺院で、「宝鏡…

綾
1年前
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雑記:藤堂高虎と津

三重県の県庁所在地である津市の中心部にある津城は、江戸時代初期に藤堂高虎が築いた城郭であ…

綾
1年前

雑記:駿府

以前に静岡市内の今川氏関係の石塔について紹介したが、今回は静岡駅周辺の徳川家ゆかりの史跡…

綾
1年前
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雑記:毛利輝元の居城と墓

中国地方に覇を唱えた毛利元就の孫で、その後継者となった毛利輝元は、後に豊臣秀吉に臣従し、所謂「五大老」の一人として豊臣政権の中枢にあり、その官位から「安芸中納言」と呼ばれた。 関ヶ原の戦いに際しては、西軍の総大将となったため、合戦に参加こそしなかったものの所領を大幅に削減され、百二十万石から防長二ヶ国三十六万石に減封となった。 豊臣政権時代に輝元が居城としていたのは広島城で、その後近世に安芸を領有した福島家、浅野家に受け継がれた。 元々の天守閣は、近代になっても残ってい